しょうの雑記ブログ

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巨人の澤村選手と、ロッテの香月選手のトレード

 2020年の9月7日(月)、何気なくネットを見ていると、プロ野球関係の大きなニュースが飛び込んできました。

 

 「読売ジャイアンツの澤村拓一選手と、千葉ロッテマリーンズの香月一也選手のトレードが決定した」というニュースです。

 

 全く予想していなかったトレードだっただけに、驚きました。

 

 そして、自分が応援しているロッテがらみのトレードだっただけに、なおさら驚きました。

 

 澤村選手は、ドラフト1位で巨人に入団して、セーブ王になった実績もある選手です。

 

 今年の澤村選手は、不調で、2軍や3軍に降格していました。

 

 しかし、今年不調とはいえ、ドラフト1位で入団して、十分な実績もある選手です。

 

 そんな選手を簡単にトレードに出してしまうということに驚きました。

 

 さらに、1軍で実績のほとんどない香月選手との不釣り合いなトレードということで、驚きはさらに増しました。

 

 今回は、澤村選手と香月選手のトレードについて、詳しく見ていきます。

 

 

香月一也選手について

 香月一也選手のプロフィールを紹介します。

 

 1996年4月16日生まれ24歳で、プロ入り6年目です。(2020年9月8日時点)

 

 右投左打の内野手です。

 

 身長176cm、体重83kgです。

 

 経歴は、大阪桐蔭高校に進み、2014年のドラフト5位でロッテに指名され、入団します。

 

 特徴としては「バッティング」が売りの選手です。

 

 豪快なスイングで、長打も期待できます。

 

 逆に、守備はあまりうまくありません。

 

 性格は明るく、おちゃらけることも多いので、「チームのムードメーカー」という側面もあります。

 

 プロ入り後は、2軍で過ごすことが多く、1軍経験は少ないです。

 

 1軍での通算打率は.175です。(2020年9月8日時点)

 

 ただ、2019年に、1軍でプロ初ホームランを記録しています。

 

澤村拓一選手について

 次に、澤村拓一選手のプロフィールを紹介します。

 

 1988年4月3日生まれ32歳で、プロ入り10年目です。(2020年9月8日時点)

 

 右投右打の投手です。

 

 身長183cm、体重102kgです。

 

 経歴は、佐野日大高校を卒業し、中央大学に進学します。

 

 2011年のドラフト1位で巨人に指名され、入団します。

 

 プロ通算では、これまで47勝49敗74セーブをあげています。(2020年9月8日時点)

 

 2011年に新人王、2016年にセーブ王のタイトルを獲得しています。

 

 150kmを超える力強いストレートが特徴の選手です。

 

 また、鋭く落ちるスプリットもあります。

 

 ただ、その一方、制球に難があります。

 

 性格は、「純粋で、まっすぐ」といった感じです。

 

 「自分の信念を貫く」という頑固さがある一方で、繊細な部分も持ち合わせているようです。

 

トレードの背景

 今シーズンの澤村選手は、制球難により、2軍や3軍で降格となっていました。

 

 澤村選手の制球難には、巨人の首脳陣も、長年頭を悩ませていました。

 

 巨人の首脳陣は、「巨人にいたままでは、澤村選手の制球難を改善することは難しい」と考えたのでしょう。

 

 そのため、今回、トレードに出したのだと思います。

 

 今回は、香月選手という、実績が釣り合わない選手とのトレードでした。

 

 これは、「釣り合う選手がいなくても、早めに出してあげた方が本人のためだ」という球団の考えにより、こういうトレードになったと思われます。

 

 対するロッテは、中継ぎの軸と考えていたジャクソン選手がシーズン途中で退団してしまいました。

 

 そのため、中継ぎの層が手薄になっていました。

 

 そこで、セーブ王のタイトルも過去に取っていて、力強いストレートを投げる澤村選手に目をつけたのだと思います。

 

澤村選手の今後について

 ロッテでは、澤村選手は、中継ぎとして起用していくと思われます。

 

 澤村選手の課題は、制球です。

 

 球自体の勢いはあるので、制球力がつくかどうかが、活躍できるかどうかの鍵になります。

 

 私個人の意見としては、澤村選手の制球は、ロッテに来て改善する見込みはあると考えています。

 

 澤村選手の制球難というのは、技術面以外にも、メンタル的なものもあるのではないでしょうか。

 

 巨人という球団は、良くも悪くも、注目度が非常に高い球団です。

 

 活躍している時はいいですが、一旦不調になると、ファンやマスコミから、厳しく叩かれる傾向があります。

 

 澤村選手は、巨人の選手の中でも注目の選手でしたし、ファンやマスコミから叩かれがちな選手でした。

 

 そういったことから、メンタル面にも影響を及ぼし、余計に制球が悪くなったところもあるように思うのです。

 

 巨人に比べて、ロッテというチームは、注目度は圧倒的に低いです。

 

 ただ、注目度が低いということは、不調になっても叩かれにくいというメリットがあります。

 

 ロッテというチームは、低迷期が長かったので、ファンもある意味「負けること」になれています。

 

 そのため、選手が不調に陥っても、温かい目で見てくれるファンが多いです。

 

 そういった環境ならば、過度にプレッシャーがかかりにくいため、メンタル面が安定し、制球が改善する可能性もあると思うのです。

 

 そして、ロッテには、同じ中大出身の美馬選手や、井上選手もいます。

 

 大学時代の先輩や後輩が同じチームにいるというのも、澤村選手にとってはやりやすいと思います。

 

 また、ロッテには、吉井投手コーチがいるのもメリットです。

 

 吉井コーチは、理論派で知られるコーチです。

 

 吉井コーチならば、制球が定まらない原因を見つけ出し、うまく技術指導してくれるのではないでしょうか。

 

 こういったことを考えると、千葉ロッテへの移籍は、澤村選手にとって、様々なメリットがあると思います。

 

 澤村選手は、十分な実績もあり、高い能力もある選手なので、千葉ロッテで復活してほしいです。

 

 ファンとしては、中継ぎとして、勝ちパターンの一角を担ってくれることを期待しています。

 

 澤村選手、頑張ってください!

 

 こちらも、応援しています。

 

千葉ロッテ、ホークスに3連勝して、貯金10!

 2020年の9月6日(日)の試合で、千葉ロッテは、ホークスに3連勝して、貯金10としました。

 

 これで、首位のホークスに0.5ゲーム差と迫りました。

 

 今回は、この試合を、詳しく振り返っていきます。

 

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出典:千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト https://www.marines.co.jp/

 

 

 

福岡ソフトバンクホークス×千葉ロッテマリーンズ 12回戦

球場

PayPayドーム

 

試合開始時間

13時開始

デイゲーム

 

先発投手

福岡ソフトバンクホークス:石川柊太

千葉ロッテマリーンズ:二木康太

 

試合内容

1~4回

 1回から4回までは、両チームともに無得点でした。

 

 石川は、四球や死球でランナーを出しながらも、ロッテ打線をノーヒットに抑えていました。

 

 二木は、安定した投球で、こちらも得点を許しませんでした。

 

5回表

 試合が動いたのは、5回表です。

 

 先頭の田村に四球を与えると、続く藤岡が送りバントを決めます。

 

 その後、加藤が、センターへタイムリーヒットを放ちます。

 

 0対1と、マリーンズが先制します。

 

 これが、チーム初ヒットです。

 

 そして、2アウトになったところで、菅野に打席が回ってきます。

 

 菅野も、レフトにタイムリーヒットを放ち、0対2と、マリーンズがリードを広げます。

 

 その後、4番に座っている安田が打席に入ります。

 

 石川のカーブを見事にとらえ、右中間に2ランホームランを放ちます。

 

 これで、0対4と、マリーンズがさらにリードを広げました。

 

6回裏

 この回、ホークスも反撃します。

 

 「1アウト 1、3塁」から、中村晃がセンターへタイムリーヒットを放ちます。

 

 これで、1対4となります。

 

 さらに、ランナー「1、3塁」の状態で、柳田がツーベースを打ち、2対4と、さらにホークスが追い上げます。

 

9回裏

 マリーンズは、ハーマンがマウンドに上がります。

 

 本来、マリーンズのクローザーは益田ですが、前日まで3連投していたため、この日はハーマンがクローザーを務めました。

 

 吉井投手コーチが、4連投以上はさせないよう、しっかり管理しているようです。

 

 まず、先頭の松田から三振を取り、1アウトとなりました。

 

 続く川島には、四球を与えました。

 

 甲斐にかわり、上林が代打で出てきます。

 

 しかし、上林はセンターフライで、2アウトです。

 

 次も、川瀬にかわり、牧原が代打で出てきました。

 

 しかし、牧原もセンターフライで、ゲームセットとなりました。

 

 0対4で、マリーンズが勝ちました。

 

 さらに詳しい試合内容を知りたい方は、下記のスポーツナビのページを参照してください。

baseball.yahoo.co.jp

 

まとめ

 今回のホークスとの3連戦の前は、「2勝1敗で勝ち越せたら上出来」と思っていたので、3連勝したことについては、驚きました。

 

 そして、すごく嬉しかったです。

 

 去年から、千葉ロッテは、ホークスに対してすごく相性がいいですね。

 

 現在、千葉ロッテは、「荻野、種市、福田、西野、松永、レアード、田中靖洋」を怪我で欠いている状態です。

 

 特に、不動の1番バッターの荻野と、エース格の種市を欠いているのは、非常に痛いところです。

 

 しかし、これだけ主力メンバーを欠いている中で、貯金10で、首位と0.5ゲーム差の2位につけているというのは、大健闘といっていいでしょう。

 

 そして、今後、種市と荻野が怪我から復帰したら、さらに強くなるのではないでしょうか。

 

 まだまだ気が早いですが、今シーズンは、この調子が続けば、シーズン1位での優勝も夢ではないのではないでしょうか。

 

 千葉ロッテマリーンズのシーズン1位での優勝は、まだ実現していないので、今年こそは期待しています。

 

 コロナの影響もあり、大変なシーズンだとは思いますが、頑張ってください!

 

 これからも、応援しています。

 

和田康士朗選手、3安打・3盗塁の活躍!

 2020年の8月16日の千葉ロッテ対日本ハム戦の試合前、スタメン発表を見て驚きました。

 

 それは、千葉ロッテマリーンズの和田康士朗選手が「1番、センター」で出場することになっていたからです。

 

 和田選手は、これがプロ初スタメンです。

 

 しかも、下位打線ではなく「1番」というところに驚きました。

 

 和田選手については、足の速さは1軍でも通用していました。

 

 しかし、1軍ではヒットはなく、打撃はまだまだかなという印象でした。

 

 そのため、「果たして1番で大丈夫なのか?」という不安もありました。

 

 ただ、その一方で「結果が出なくても、良い経験になる」と思っていました。

 

 しかし、試合が始まってみると、和田選手が予想外に活躍します。

 

 そこで今回は、2020年の8月16日の千葉ロッテ対日本ハム戦での、和田選手の活躍についてまとめてみました。

 

 試合の模様

1回裏

 日本ハムの先発は、バーヘーゲン投手です。

 

 バーヘーゲン投手は、2m近い長身から、150km以上の速球を投げ込んでくる投手です。

 

 和田選手からすると、完全に格上の投手です。

 

 しかし、バーヘーゲン投手の初球をいきなりセンターに弾き返し、ヒットにします。

 

 これがプロ初ヒットです。

 

 そして、次のバッターの中村奨吾選手への初球、いきなり盗塁を仕掛け、成功します。

 

 これで一気に先制のチャンスです。

 

 その後、「2アウト2、3塁」になります。そこで井上晴哉選手が2点タイムリーヒットを放ち、ロッテが先制します。

 

3回裏

 和田選手、2回目の打席です。

 

 この回の先頭打者です。

 

 ライト前にヒットを放ちます。

 

 その後、また盗塁を試みて、成功します。

 

 その後、「1アウト1、3塁」から安田尚憲選手が犠牲フライを放ち、和田選手がホームに帰ってきます。これで、3対3で、ロッテが追いつきます。

 

5回裏

 この回も、和田選手が先頭打者です。

 

 バーヘーゲン投手のカーブを打ち、打球は1、2塁間を抜けて、ライト前ヒットになりました。

 

 3安打の猛打賞です。

 

 ここでもまた盗塁を試みますが、判定はアウトになります。

 

 しかし、井口監督がリクエストをすると、判定が覆り、セーフになります。

 

 この試合、3個目の盗塁を成功させました。

 

 「1アウト3塁」の場面で、マーティン選手に打席がまわってきました。

 

 3塁走者は和田選手です。

 

 マーティン選手は、ここでショートゴロを打ち、ショートがバックホームします。

 

 しかし、和田選手がヘッドスライディングで生還します。

 

 ショートのフィルダースチョイスで、4対3とロッテが勝ち越します。

 

 和田選手の足の速さによってもぎとった得点でした。

 

8回裏

 8回裏開始時点では、スコアは5対5の同点でした。

 

 日本ハムのピッチャーは、宮西投手です。

 

 「2アウト2塁」とチャンスを作り、田村選手に打席が回ってきました。

 

 そこで田村選手は、センターへ2塁打を放ち、6対5とロッテが勝ち越します。

 

 その後、「2アウト1、2塁」のところで、和田選手に打席が回ってきます。

 

 しかし、ここでは、残念ながら、空振り三振に終わりました。

 

9回表

 ロッテは、クローザーの益田選手がマウンドに上がります。

 

 見事、3者凡退に打ち取り、ロッテの勝利となりました。

 

ヒーローインタビュー

 8回に決勝打を放った田村選手と、3安打・3盗塁の活躍をした和田選手がヒーローインタビューに呼ばれました。

 

 田村選手は、和田選手が試合前に非常に緊張していたと話していました。

 

 和田選手自身も「緊張で、食べ物も喉を通らなかった」と言っていました。

 

 しかし、それほど緊張していたにも関わらず、見事活躍してヒーローインタビューを受けて、不思議な気分だったようです。

 

 プロ初ヒットのボールについては、「両親にあげたい」と話していました。

 

 初々しい、プロ初のヒーローインタビューでした。

 

 この試合のさらに詳しい情報を知りたい方は、下記のスポーツナビのページを見てみてください。

baseball.yahoo.co.jp

 

 パリーグTVが、この試合の和田選手の活躍をまとめています。

 

 動画を見たい方は、こちらをどうぞ。

 

 試合のダイジェストと、ヒーローインタビューの動画もあります。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

 また、以前、和田康士朗選手についてまとめたブログ記事を書いているので、興味を持った方は、こちらの記事も読んでみてください。

 

www.bamentekiou.com

 

 

まとめ

 今回の試合は、本当に、和田選手の活躍が目立った試合でした。

 

 もし、この試合の1番が和田選手でなければ、ロッテは負けていたかもしれません。

 

 それくらい、良い働きをしていました。

 

 今回、3盗塁もしましたが、これは、クイックに難のあるバーヘーゲン投手が先発だったというのも影響したかもしれません。また、捕手の宇佐美選手も、それほどの強肩ではありません。

 

 しかし、それを差し引いても、警戒されている中で3盗塁をしたというのは、見事です。

 

 この試合の解説は、辛口で知られるロッテOBの有藤さんでしたが、有藤さんも、和田のプレーを褒めていました。

 

 和田選手は、ポテンシャルが高い選手なので、自分は、いつかは活躍する時がくると思っていました。

 

 しかし、プロ初スタメンでここまで活躍するとは、さすがに予想できなかったです。

 

 まだ21歳と若く、伸び盛りな選手なので、今後さらに成長して、もっと活躍してくれることを願っています。

 

 そして、年齢は若いですが、実はなかなかの苦労人です。

 

 高校入学時は陸上部で、野球部には入っていませんでした。

 

 高校卒業後は、独立リーグのチームに入団し、千葉ロッテから育成選手として指名されます。

 

 そこから地道に努力して、2020年の開幕前に、やっと支配下登録されました。

 

 こういった選手は、余計に応援したくなりますね。

 

 和田選手の今の売りは「足の速さと守備」です。

 

 しかし、打撃も非凡なものを持っています。

 

 思い切りよくしっかりと振り抜く打撃は、魅力的です。

 

 今後は、足と守備だけでなく、「走攻守」の全てが売りとなるような、より魅力的な選手になってもらいたいところです。

 

千葉ロッテマリーンズ、8連勝&同一カード6連勝

  プロ野球ではロッテを応援してますが、2020年シーズンは、ロッテが開幕ダッシュに成功しました。

 

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出典:千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト https://www.marines.co.jp/

 

 

 6月28日のオリックス戦では、井口政権初の8連勝と、同一カード6連勝を果たしました。

 

 それを祝して、6月28日の試合を詳しく振り返っていきます。

 

 

千葉ロッテマリーンズ×オリックスバファローズ 6回戦

球場

ZOZOマリンスタジアム

 

試合開始時間

14時開始

デイゲーム

 

先発投手

千葉ロッテマリーンズ:美馬学

オリックスバファローズ:山本由伸

 

試合内容

 梅雨の時期で、雨天中止が心配されていましたが、14時前に雨も上がり、定刻通りに試合が始まりました。

 

 6月23日からロッテ対オリックスの6連戦が始まりましたが、この試合が始まる前は、ロッテがオリックスに5連勝していました。

 

 6連戦の最後は、「ロッテが6タテするのか、それともオリックスが意地を見せるのか?」と、注目が集まっていました。

 

 ロッテの先発は、楽天から移籍した美馬です。

 

 ロッテに移籍後、ZOZOマリンで投げるのはこれが初めてです。

 

 対するオリックスの先発は山本由伸です。

 

 山本は、若いながらも、日本のプロ野球を代表するようなピッチャーに成長しました。

 

 特に、前回登板した楽天戦で完璧なピッチングを見せていたため、試合前は、「勢いに乗るロッテでも、山本相手を打ち崩すのは厳しいのでは?」と見る人が多かったです。

 

1回表

 ロッテの先発の美馬は、不安定な立ち上がりでした。

 

 初回は、全体的に球が高めに浮いていました。

 

 先頭打者の中川に、いきなり二塁打を打たれます。

 

 安達をファーストゴロに打ち取りますが、ランナーが3塁に進みます。

 

 そして、吉田正尚がファーストゴロを打つ間に、3塁ランナーが生還しました。

 

 これで、0対1とオリックスが先制します。

 

 続くジョーンズがヒットを打ちます。

 

 そして、T-岡田が2ランホームランを打ち、0対3と、オリックスがさらにリードを広げます。

 

1回裏

 立ち上がりが不安定だった美馬に対して、山本由伸の立ち上がりは素晴らしかったです。

 

 荻野をセカンドフライに打ち取ると、続く福田光輝、清田を連続三振に仕留めました。

 

 オリックスがいきなり3点先制して、山本由伸の立ち上がりも素晴らしかったので、「さすがに、今日はオリックスが勝つか」という雰囲気になりました。

 

 しかし、試合はそう簡単にはいきませんでした。

 

2回裏

 レアードがヒットを打ち、マーティンもファーストT-岡田のエラーで出塁します。

 

 これで、無死2、3塁です。

 

 中村はショートフライで1アウトです。

 

 続く井上は、四球を選び、満塁となります。

 

 そして、田村が、しぶとくセンター前にヒットを打ち、2人が生還します。

 

 2対3と、ロッテが追い上げます。

 

3回裏

 先頭の荻野が2塁打を打ちます。

 

 福田光輝がセカンドゴロを打つ間に、ランナーが3塁に進みます。

 

 清田のショートゴロの間に、3塁の荻野がホームに帰り、3対3となります。

 

 これでロッテが同点に追いつきました。

 

4回裏

 先頭のマーティンと中村が打ち取られ、2アウトになります。

 

 井上が四球を選び、2アウト1塁となります。

 

 田村も四球を選び、2、3塁となります。

 

 続く藤岡がライトへのタイムリーヒットを放ち、4対3と、ついにロッテが勝ち越します。

 

6回裏

 レアードがショートフライで1アウトです。

 

 マーティンは、四球で1塁に歩きます。

 

 中村は、ライトフライで2アウトです。

 

 井上は、ヒットを放ち、1、3塁となります。

 

 井上にヒットを打たれた時点で、山本は降板します。

 

 山本にかわって、澤田が登板します。

 

 続く田村が、澤田からセンターへタイムリーヒットを打ち、5対3と、ロッテが突き放します。

 

7回表

 立ち上がりは悪かった美馬ですが、徐々に修正し、7回もマウンドに上がります。

 

 山足、後藤、中川を3者凡退に打ち取りました。

 

8回表

 先発の美馬にかわり、同じく楽天から移籍してきた小野がマウンドに上がります。

 

 しかし、この日の小野は、あまり良くありませんでした。

 

 先頭の安達にヒットを許すと、続く吉田に四球を与え、無死1、2塁となります。

 

 ジョーンズは、レフトフライに打ち取ります。

 

 しかし、続くT-岡田にタイムリーヒットを打たれます。

 

 一人ランナーが帰り、5対4とオリックスが追い上げます。

 

 ここでピッチャーが東條にかわります。

 

 東條は、ロドリゲスにタイムリーヒットを打たれ、5対5と、オリックスが追いつきます。

 

8回裏

 オリックスは、増井がマウンドに上がります。

 

 しかし、先頭のレアードに、スタンドギリギリに入るセンターへのホームランを打たれます。

 

 これで、6対5と、再びロッテが勝ち越します。

 

9回表

 東條にかわり、ジャクソンがマウンドに上がります。

 

 ロッテのいつものクローザーは益田ですが、この日はジャクソンがクローザーを務めました。

 

 これは、益田に休養を与えようという、ベンチの意図だと思います。

 

 この日のジャクソンは、素晴らしい出来で、特にスライダーが切れていました。

 

 伏見、後藤、中川を、三者連続空振り三振に仕留め、ゲームセットとなりました。

 

 6対5で、ロッテが勝ちました。

 

 ロッテが8連勝で、オリックスとの6連戦は、ロッテが全て勝つという結果になりました。

 

 ロッテベンチは、大盛り上がりです。

 

 それに対して、オリックスのジョーンズは、呆然とした表情になっていました。

 

 ちなみに、「さらに詳しい試合展開が知りたい」という方は、下記の、スポーツナビの試合結果のページを見てみてください。より詳しい情報が載っています。

 

baseball.yahoo.co.jp

 

まとめ

 今年のロッテは、補強もして「今年はちょっと違う」という雰囲気がありましたが、まさかここまでのスタートダッシュを決めるとは思いませんでした。

 

 しかも、「今の日本球界最高の投手」とも言われている山本由伸を打っての勝利です。

 

 オリックスの試合運びのまずさもありましたが、この試合を観て、改めて、「今年のロッテは、かなりいいところまで行くのではないか」と期待が持てました。

 

 まだシーズンが始まったばかりなので、このままの調子がずっと続くとは思いません。

 

 しかし、去年に比べてチーム力がアップしているのは間違いないので、これからも、また楽しませてくれそうです。

 

 今後も、引き続き、千葉ロッテを応援しています。

 

 選手の皆さん、怪我には気をつけて、頑張ってください!

 

千葉ロッテマリーンズの「和田康士朗」選手

 今年(2020年)は、新型コロナウイルスの影響で、プロ野球の開幕が遅れました。

 

 ただ、ようやく、3ヵ月遅れの6月19日に、無事開幕しました。

 

 プロ野球ファンとしては、またプロ野球が観れる日々が来て、嬉しいです。

 

 自分は、昔から千葉ロッテマリーンズのファンなので、今年もロッテを応援しています。

 

 ロッテには、伸び盛りの若手選手が沢山います。

 

 そういった選手のことを考えると、「今後、どんな風に成長してくれるのだろうか」とワクワクします。やはり、有望な若手選手が多いというのは、いいものですね。

 

 そんな若手選手の中でも、個人的に、特に将来が楽しみな選手がいます。

 

 それが、「和田康士朗」選手です。

 

www.marines.co.jp

 

 

 この選手は、ロッテファン以外には、まだあまり知られていない選手です。

 

 しかし、非常に高いポテンシャルを持っている選手です。

 

 そこで今回は、千葉ロッテマリーンズの期待の若手「和田康士朗」選手を紹介します。

 

 

生年月日

 1999年1月14日です。

 21歳です(2020年の6月時点)。

 

身長・体重

 185cm、77㎏

 体は、まだまだ細いですね。

 沢山食べる「食トレ」をして、体重を増やしているようです。

 

ポジション

 ポジションは、外野手です。

 

投球・打席

 左投、左打です。

 

経歴

 小学校4年の時に、野球を始めました。

 

 しかし、中学校2年の時に股関節を負傷します。その後、野球に復帰しましたが、周囲のとの実力差を感じ、一度、野球を辞めました。

 

 高校は、埼玉県立小川高校に進学します。高校では、陸上部に入部しました。

 

 しかし、高校1年の夏に、野球をまた再開することを決意し、1年の冬に陸上部を退部します。

 

 ただ、同校硬式野球部の部員数が少なかったため、硬式クラブチームの都幾川倶楽部硬式野球団に入団します。そこで、全日本クラブ選手権予選にも出場しました。

 

 高校卒業後は、日本の独立リーグである、BCリーグの「富山GRNサンダーバーズ」に入団します。

 

 富山では、レフトのレギュラーとして活躍します。

 

 その活躍がロッテのスカウトの目に留まります。

 

 2017年のドラフト会議で、千葉ロッテマリーンズに育成1位で指名され、ロッテに入団しました。背番号は122番でした。

 

 そして、プロに入って体づくりや技術を磨き、2020年の6月1日に、晴れて支配下登録されました。背番号は63番に変わりました。

 

選手としての特徴

 和田選手の一番の武器は「足」です。

 

 50メートル5秒8の俊足です。

 

 ちなみに、ロッテの藤原選手は、ネットのゲーム対戦番組の中で、「ロッテの選手で一番足が速いのは、和田さん」と言っていました。

 

 ロッテには、非常に足が速いことで有名な「荻野選手」がいます。

 

 ロッテで一番足が速いということは、あの荻野選手よりも速いということです。それは、なかなかすごいことだと思います。

 

 また、肩も強く、遠投は107メートルとのことです。

 

 そして、打撃では「フルスイング」が魅力です。

 

 まるで、ソフトバンクの柳田選手のようなフルスイングをすることから、「和ギータ」というニックネームもついています。

 

 全体的に、身体能力の高さが目立つ選手です。

 

1軍の公式戦に初出場

 2020年の6月1日に支配下登録されたので、2020年シーズンから、1軍の試合にも出られるようになりました。

 

 そして、いきなり、開幕戦で出番が回ってきます。

 

 和田選手は、2020年6月19日のソフトバンク戦(開幕戦)に、代走として出場しました。

 

 これが、1軍の公式戦の初出場です。

 

 9回表、ヒットで出た角中選手に変わっての出場です。

 

 試合は、1対0でソフトバンクがリードしている場面でした。

 

 ロッテとしては、終盤で1点を追いかける展開で、重要な代走です。

 

甲斐捕手相手に盗塁を決める

 「和田は足が速い」という情報はソフトバンクにも入っているため、抑えの森投手は、1塁の和田選手に対して、執拗な牽制をします。

 

 それに加え、捕手は甲斐捕手です。

 

 甲斐選手には、「甲斐キャノン」というあだ名があります。

 

 これは、キャノン砲のような強肩で、次々と盗塁を刺すことからきています。

 

 その甲斐選手から盗塁を決めるのは、至難の業です。

 

 しかし、積極果敢に盗塁を試み、見事2塁に盗塁を決めました。

 

 これが、プロ初盗塁です。

 

 甲斐選手の「甲斐キャノン」をかいくぐってプロ初盗塁を決めたというのは、今後が本当に楽しみな選手ですね。

 

まとめ

 千葉ロッテマリーンズの和田康士朗選手を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

 和田選手は、非常に足が速い選手で、一番の売りは足です。

 

 しかし、「ただ足が速いだけの選手」ではありません。

 

 「豪快なバッティング」「強肩」など、足以外の売りもある、「走攻守」の3拍子揃った選手です。

 

 正直、まだ体は華奢です。そして、技術も粗削りです。

 

 ただ、身長は185cmもあるので、ここからさらに体重を増やしていけば、バッティングの飛距離もさらに伸びると思います。

 

 和田選手は、非常に足が速いので、ソフトバンクの周東選手と比較されることが多いです。

 

 しかし、今後さらに体重を増やして、体ができあがってくれば、周東選手ではなく、柳田選手のようになる可能性もあります。

 

 「足」だけで満足するのではなく、将来的にはパワーもつけて、「豪快な打撃」も売りの選手になってほしいですね。

 

 ロッテファンとしては、和田選手の今後の活躍に、非常に期待しています。

 

 ロッテファン以外の方も、「和田康士朗」という名前を、今のうちから覚えておいてください。

 

千葉ロッテマリーンズ、本拠地初戦、初勝利(2020年シーズン)

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出典:千葉ロッテマリーンズ公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/user/marinesTVOfficial

 

 コロナ禍の中ではありますが、プロ野球が始まっています。

 

 応援している千葉ロッテマリーンズは、福岡でのホークスとの3連戦を、2勝1敗で勝ち越しました。

 

 敵地で開幕3連戦を勝ち越せたのは、なかなか良かったと思います。

 

 そして、6月23日に、本拠地のZOZOマリンスタジアムでの初戦が行われました。

 

 無観客ではありますが、本拠地での試合は、非常にワクワクするものがありました。

 

 試合は、二転三転といった内容でしたが、なんとか、ロッテが勝利を収めることができました。

 

 どんな形であれ、本拠地での初戦を勝てたのは嬉しいです。

 

 そのため、2020年シーズンにおける、ロッテの本拠地での初勝利を祝って、試合内容をブログ記事に詳しくまとめていきたいと思います。

 

 

千葉ロッテマリーンズ×オリックスバファローズ 1回戦

球場

ZOZOマリンスタジアム

 

試合開始時間

18時試合開始で、ナイトゲーム。

 

先発投手

千葉ロッテマリーンズ:二木康太

オリックスバファローズ:アルバース

 

試合内容

 ロッテの先発は二木です。今年から背番号が「18」に変わり、期待されている投手です。

 

 二木は、この試合は調子が良さそうでした。

 

 ストレートの球速は140㎞台前半でしたが、キレがあり、球速以上に速さを感じます。

 

 コントロールも良かったです。

 

 変化球も、フォークが切れていました。

 

 そのため、1回表は、危なげなく3者凡退で終わらせました。

 

 二木と対する投手は、アルバースです。

 

 ロッテは、アルバースを苦手としているので、「果たして打てるのか?」と不安に思いながら見ていました。

 

 ただ、この日のアルバースは、立ち上がりが不安定でした。

 

 2番の角中を、デッドボールで歩かせてしまいます。

 

 そして、3番の清田に、甘く入った球を完璧にとらえられ、ホームランを打たれます。

 

 2対0で、ロッテが先制します。

 

 そして、続くレアードにも、完璧なホームランを打たれます。

 

 3対0で、ロッテがさらにリードを広げます。

 

 続く打者は抑えて1回裏を終えたものの、1回で3対0という、オリックスとしては厳しい展開となります。

 

 二木は、4回までヒットも打たれず、一人の走者も出さない完璧な内容でした。

 

 そのため、この時は、「今日のロッテは余裕だな」と思って見ていたのですが、現実はそう甘くありませんでした。5回から、徐々にオリックスペースになっていきます。

 

 5回表、4番に入っている先頭打者のアダム・ジョーンズが、センターにソロホームランを打ちます。

 

 これで、3対1とオリックスが追い上げます。

 

 これが、ジョーンズの来日初ホームランです。軽く振ったように見えたのですが、それでもボールは非常に遠くまで飛んでいきました。このあたりは、「さすが、メジャーで実績を残した選手」という感じがしました。

 

 ただ、5回表は、その後の打者は抑えます。

 

 6回表に、また試合が動きます。

 

 2アウト後、1番に入っているT-岡田をフォアボールで出塁させてしまいます。

 

 続くロドリゲスに、ヒットを打たれ、「1、3塁」となります。

 

 吉田正尚にタイムリーヒットを打たれ、3対2とオリックスが追い上げます。ランナーは「2、3塁」です。

 

 ここでピッチャーが東條にかわります。ただ、東條もピリッとしません。

 

 ジョーンズにフォアボールを与え、満塁になります。

 

 続く中川にセンター前ヒットを打たれ、3対4とオリックスが逆転します。

 

 そして、大城にまたフォアボールと与え、再び満塁となります。

 

 ただ、若月をショートゴロに打ち取り、なんとかこの回を終えます。

 

 アルバースの方は、立ち上がりが悪かったものの、徐々に調子を取り戻します。

 

 6回裏も、2アウトまではスムーズに取りました。

 

 ただ、続く中村奨吾に、レフトポール際に入るホームランを打たれます。

 

 これで、4対4の同点となりました。

 

 7回表は、ロッテはハーマンがマウンドに上がります。

 

 ヒットでランナーを許すも、なんとかこの回を0点に抑えます。

 

 7回裏は、アルバースにかわって、山田がマウンドに上がります。

 

 山田は、テンポよく三者凡退に打ち取ります。

 

 8回表は、ハーマンにかわり、ジャクソンがマウンドに上がります。

 

 先頭打者の吉田正尚が、ツーベースを打ちます。

 

 そして、代走で足の速い小田が出てきます。これが、後で効いてきます。

 

 続くジョーンズはショートゴロに倒れますが、その間に、小田は3塁に進みます。

 

 中川がショートゴロを打ち、藤岡が本塁に投げます。しかし、ランナーの小田のヘッドスライディングの方が早く、フィルダースチョイスで4対5とオリックスが勝ち越します。

 

 ランナーが吉田正尚のままだったら、本塁でアウトになっていた可能性が高かったので、代走を出したことが、ここでは吉と出ました。

 

 8回裏は、海田がマウンドに上がります。

 

 2アウト後、レアードに打席が回ります。

 

 レアードは、レフトにあわやホームランという当たりを打ちますが、外野手の好プレーにより、アウトになり、この回が終わります。

 

 9回表は、田中靖洋がマウンドに上がり、0点に抑えます。

 

 9回裏は、クローザーのディクソンがマウンドに上がります。

 

 この時点でロッテファンは、「今日は負けか」と覚悟したと思います。

 

 しかし、9回裏にドラマが待っていました。

 

 この回の先頭のマーティンが、センターへヒットを打ちます。

 

 マーティンにかわり、代走で岡が起用されます。

 

 岡は、2塁に盗塁を決めます。

 

 続く中村奨吾は、セカンドゴロに倒れます。その間にランナーは3塁に進みます。

 

 そして、井上が、レフトへのタイムリーヒットを打ちます。

 

 土壇場で、5対5の同点に追いつきました。

 

 井上の代走で、和田が出ます。

 

 ディクソンが暴投し、和田は3塁に進みます。

 

 田村をフォアボールで歩かせ、「1、3塁」となります。

 

 続く藤岡は、満塁策で敬遠されます。

 

 1アウト満塁の場面で、荻野がバッターボックスに立ちます。

 

 みんな、「どうなるんだろう?」とハラハラして見ていましたが、予想外の幕切れが待っていました。

 

 ディクソンの投げた球がすっぽ抜けて、荻野の背中に当たります。

 

 デッドボールによる押し出しで、6対5でロッテがサヨナラ勝ちしました。

 

 デッドボールのため、荻野はちょっと痛そうにしていましたが、チームメイトから水をかけられ、祝福されていました。

 

 ちなみに、「さらに詳しい試合展開が知りたい」という方は、下記の、スポーツナビの試合結果のページを見てみてください。より詳しい情報が載っています。

 

baseball.yahoo.co.jp

 

まとめ

 今年のロッテの本拠地での初戦は、「押し出しデッドボールでサヨナラ勝ち」という、なかなか珍しい幕切れとなりました。

 

 序盤は、「この試合は余裕でロッテが勝つだろう」と思って見ていたので、こんな幕切れになるとは、夢にも思いませんでした。

 

 こういう、「思いもよらないことが起こる」のは、野球の醍醐味でもありますね。

 

 今シーズンは、コロナ禍で開幕が送れたので、「野球が観れるだけで嬉しい」という部分があります。

 

 ただ、野球が観れるだけでも嬉しいですが、ひいきのチームが勝つと、嬉しさは倍増しますね。それが本拠地での試合ならば、なおさらです。

 

 ロッテというチームは、戦力が突出している訳ではないので、楽な試合はあまりないのではないかと思います。

 

 ただ、こういう泥臭い形でも、勝ってくれると嬉しいので、頑張ってほしいものです。

 

 やはり、ひいきのチームが勝つと、元気をもらえるので、なんとか勝ちを積み重ねていって欲しいところです。

 

 今後も、応援してます。

 

千葉ロッテマリーンズ、2020年シーズン、初勝利

 自分は、プロ野球観戦が趣味です。

 

 2020年は、コロナ禍でプロ野球の開幕が送れ、「今年はもうプロ野球が観られないんじゃないか?」と思った時もありました。

 

 しかし、6月19日に、ようやくプロ野球が開幕しました。

 

 自分は、昔から千葉ロッテマリーンズを応援しています。

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出典:千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト https://www.marines.co.jp/

 

 

 ただ、残念ながら開幕戦は、サヨナラ負けでロッテは敗れました。

 

 しかし、6月20日の2戦目に、ロッテは、今シーズンの初勝利をあげることができました!

 

 待ちに待ったプロ野球開幕だけに、ひいきのチームの初勝利は、例年以上に嬉しかったです。

 

 そのため、「コロナ禍でのロッテの記念すべき初勝利を、しっかりと記事に残そう」と考えました。

 

 そこで、今回の記事では、「ロッテの2020年シーズンの初勝利」を詳しく振り返っていきます。

 

 

ソフトバンクホークス×千葉ロッテマリーンズ 2回戦

球場

PayPayドーム

 

 球場は、ホークスの本拠地のPayPayドームです。

 今年から、ヤフオクドームから「PayPayドーム」という名称に変わりました。

 「ペイペイドーム」という名前は、まだ慣れませんね(笑)

 コロナの影響で、無観客試合でした。

 

試合開始時間

 14時から試合開始です。デイゲームでした。

 

先発投手

 ソフトバンク:和田毅

 ロッテ:種市篤暉

 

 ソフトバンクは39歳のベテラン左腕の和田投手が先発です。

 

 対するロッテは、21歳の若手の右腕の種市投手が先発です。

 

 「技巧派ベテラン左腕」と「若手のパワーピッチャー」という対照的な先発投手になりました。

 

 ロッテは、昔から和田投手を苦手としていたので、試合前はちょっと嫌な予感もしました。

 

試合展開

 1回は、両先発投手とも、0点に抑えました。

 

 試合が動いたのは、2回表です。

 

 和田が投じた高めの変化球をレアードが思い切り引っ張り、レフトスタンドの中段まで持って行きました。ソロホームランで、ロッテが1点先制です。

 

 ちなみに、このレアードのホームランが「今シーズンの、パリーグ1号」となりました。

 

 ホームラン後は、おなじみの「寿司を握るポーズ」も飛び出しました。

 

 ただ、レアードにソロホームランを許したものの、和田の投球は安定していました。

 

 時折、抜け玉はあるもの、ストレートは走っていました。

 

 ベテランならではの味のある投球で、うまくアウトを取っていました。

 

 レアードのホームラン以外は、スコアボードに0を並べていきました。

 

 対する種市も、安定した投球をしていました。

 

 ストレートが走っていて、ソフトバンクの打者は、球威に押されていました。

 

 主軸も、強気のインコース攻めで、途中まではうまく抑えていました。

 

 次に試合が動いたのは、6回裏です。

 

 種市が柳田にストレートを投げましたが、それがシュート回転して、高めの真ん中付近に入ってきました。それを見逃さず、柳田がフルスイングします。

 

 打球は、センターバックスクリーンの中段にまで行きました。柳田らしい、豪快な一発です。柳田のソロホームランで、ソフトバンクは同点に追いつきました。

 

 種市は、6回を投げ切って、1失点に抑えました。柳田のソロホームランによる失点のみなので、なかなか良い2020年シーズン初登板だったと思います。

 

 和田は、7回1アウトまで投げて、松本と交代します。

 

 和田は7回途中まで投げて、「被安打4 1失点 奪三振7」という成績なので、先発としての役割を十分果たしたと思います。39歳で、これだけ三振を取れるのはさすがですね。

 

 7回表は、替わった松本が、0に抑えます。

 

 7回裏は、ロッテはハーマンが投げました。「2アウト2、3塁」のピンチを作りましたが、バレンティンをセカンドゴロに打ち取り、この回を0に抑えました。

 

 8回表に、また試合が動きます。7回は安定していた松本が、突如乱れます。

 

 まず、先頭打者の藤岡を、フォアボールで歩かせます。

 

 次に、荻野が送りバントを決め、「1アウト2塁」となります。

 

 続く角中は、ファーストゴロに打ち取り、「2アウト3塁」となります。

 

 次の安田を、フォアボールで歩かせ、「1、3塁」となります。

 

 このあたりから、制球が定まらなくなります。

 

 レアードと対している時に暴投し、3塁ランナーが生還し、「1対2」でロッテが勝ち越します。

 

 その後、レアードがセンター前にヒットを打ち、2塁から安田が帰り、「1対3」でロッテがさらに突き放します。

 

 その後、松本にかわって泉がマウンドに上がって、後続を断ちました。

 

 「1対3」で迎えた8回裏、ロッテはジャクソンが登板します。

 

 8回に、明石がソロホームランを打ち、「2対3」とソフトバンクが詰め寄ります。これで、試合がわからなくなりました。

 

 9回表は、泉が0点に抑えました。

 

 9回裏は、ロッテの守護神の益田が登板しました。

 

 今季初登板で、1点差で勝っている場面なので、プレッシャーはすごかったと思います。

 

 自分も、「大丈夫かな?」という気持ちで見てました。

 

 しかし、それは杞憂に終わりました。

 

 益田の出来は素晴らしく、3者連続で空振り三振に仕留め、「2対3」でロッテが勝ちました。

 

 無事、ロッテが、今季初勝利をおさめました。

 

 この試合のヒーローは「1ホームラン、2安打、2打点」のレアードで、ヒーローインタビューを受けていました。

 

 ちなみに、「さらに詳しい試合展開が知りたい」という方は、下記の、スポーツナビの試合結果のページを見てみてください。より詳しい情報が載っています。

 

baseball.yahoo.co.jp

 

 

まとめ

 監督や選手は、「シーズン初勝利」をするまで不安があると思いますが、それはファンも同じです。

 

 開幕戦を黒星で終えてしまうと、「最悪、このまま1勝もできずにシーズンが終わってしまったらどうしよう」と考えてしまったりします。

 

 もちろん、シーズン1勝もできないケースは過去に一度もないですが、確率としては0ではないので、ついそんなことを考えてしまいます。

 

 やはり、ファンとしては、「実際に1勝する」までは、安心できないのです。

 

 2020年シーズンは、コロナ禍により、当初は、開幕できるのかどうかすらわからない状態でした。

 

 それを考えると、試合結果はどうであれ、「試合を観れるだけ幸せ」と言うこともできます。

 

 しかし、せっかくスポーツ観戦をする以上は、できればひいきのチームに勝ってもらいたいものです。

 

 野球を観られない時期が長かったため、長らく「ひいきのチームが勝つ」という経験ができずにいました。

 

 しかし、今回のロッテのシーズン初勝利で、「ああ、やっぱり、ひいきのチームが勝ってくれるのは、格別に嬉しいものだな」と改めて感じました。

 

 コロナ禍においては、「ひいきのチームが勝ってくれる喜び」を、今まで以上に強く感じます。

 

 シーズンはまだ始まったばかりですが、こういった喜びを、なるべく多く味わいたいですね。

 

 ロッテの選手や監督・コーチの皆さん、色々大変な状況だと思いますが、なるべく沢山、勝利の場面を見せてもらえると、ファンとしては嬉しいです。

 

 今年のロッテは、補強もして、戦力も整ってきたので、例年以上に期待しています。

 

 頑張ってください!

 

 

ダルビッシュ選手のYouTubeチャンネルについて

 ダルビッシュ選手は、言わずと知れたメジャーリーガーです。

 

 野球好きはもちろん、野球に詳しくない人でも、名前や顔が知られている選手です。

 

 そんなダルビッシュ選手ですが、自分の「YouTubeチャンネル」を持っていて、そのYouTubeチャンネルが話題となっています。

 

 最近は、現役を引退した野球選手が、YouTubeチャンネルをどんどん開設するようになっています。

 

 しかし、現役の野球選手で自分のYouTubeチャンネルを持っているというのは、聞いたことがありません。しかも、ダルビッシュ選手は、メジャーリーガーです。

 

 そういった物珍しさもあってか、チャンネル登録者は、2020年の2月時点で、45万人以上もいます。

 

 ダルビッシュ選手のYouTubeチャンネルはこちらになります。

 

www.youtube.com

 

 そして、実際に動画を見てみると、その面白さに引き込まれました。

 

 このチャンネルの動画は、基本的には、ダルビッシュ選手が、カメラに向かって一人で語りかけるスタイルをとっています。

 

 ダルビッシュ選手の語り口は滑らかで、まずは「こんなに話がうまかったのか」と驚きました。

 

 そしてそこで語られるのが、プロ野球やメジャーリーグの裏話といった感じで、野球ファンにとっては、「へえ~!」と感心させられる話ばかりです。

 

 そこで今回は、ダルビッシュ選手のYouTubeチャンネルの中でも、個人的に、特に好きな動画を紹介します。

 

 

 

 

 

 

ダルビッシュ選手のYouTubeチャンネルで好きな動画

日本時代すごいと思った打者

 ダルビッシュ選手が日本ハムに所属していた時に、すごいと思った打者を紹介しています。

 

 誰もが納得する打者も挙げていますが、「え、この打者が苦手だったの?」という意外な打者も挙げていて、面白いです。

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

新庄さんとのエピソード

 ダルビッシュ選手は、日本ハム時代、新庄さんと同僚でした。

 

 その時の、新庄さんとのエピソードが語られています。

 

 エピソード一つ一つに、新庄さんの人間的な魅力があふれていて、改めて、「なんて魅力的な人なんだろう」と思いました。

 

www.youtube.com

 

清原さんとのエピソード

 個人的に、ダルビッシュ選手選手と清原さんは、あまり接点がないような印象でした。

 

 しかし、この動画を見ると、実は、結構接点があったということがわかります。

 

 清原さんだけでなく、清原さんの息子さんとも接点があったようです。

 

 そういったエピソードを聞くと、なんだかすごく新鮮でした。

 

www.youtube.com

 

ユーチューバーのシバターについて語る動画

 シバターは、過激な発言で炎上を狙う、お騒がせユーチューバーです。

 

 現役のメジャーリーガーが、ユーチューバーについて語る動画を出すのは異例のことです。

 

 しかし、動画を見てみると、シバターに対する深い洞察や、シバターに対する心遣いを感じました。

 

 こういった、全然立場が違う人に対しても、フラットに付き合えるというのは、素晴らしいことだなと感じます。

 

www.youtube.com

 

野村克也さんとのエピソード

 2020年の2月11日に、野村克也さんが亡くなったというニュースが流れてきました。

 

 突然のことだったので、驚いた人が多かったと思います。

 

 ダルビッシュさんも驚かれたと思います。

 

 この動画の中で、野村さんとのエピソードが色々と語られています。

 

 その中でも、「落ち込んでいた時に、野村監督が、自分を歴代のベストナインに選んでくれてるのを知って、元気が出た」というエピソードに、グッときました。

 

www.youtube.com

 

 

 

 

 

まとめ

 ダルビッシュ選手のYouTubeチャンネルを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

 ダルビッシュ選手の話はとても面白いですし、何より、「ダルビッシュ選手の素の人柄」が見られるのがいいですね。

 

 なんとなく、今までは、ダルビッシュ選手というのは「クールなイメージ」がありました。

 

 しかし、このYouTubeチャンネルを見て、「こんなに気さくな雰囲気の人だったんだな」と思いました。

 

 また、話を聞いていると、理路整然とした話し方で、「頭の良さ」も感じます。

 

 これから、シーズンが始まると、動画の投稿頻度は減ってしまうかもしれません。

 

 しかし、現役の野球選手の話を、大手のメディアを通さずに、直接聞ける機会というのは、貴重です。

 

 そのため、シーズンが始まっても、時間がある時は、時々動画を投稿してほしいですね。

 

 これからは、野球のプレーだけでなく、YouTube動画も楽しみにしています。

 

 今後も、是非続けてほしいです。

 

 

千葉ロッテの安田尚憲選手について

 自分は千葉ロッテマリーンズのファンですが、今のロッテには、期待の若手選手が沢山います。

 

 そんな中でも、個人的に、特に期待しているのが「安田尚憲(ひさのり)」選手です。

 

 そこで今回は、「安田尚憲選手」について、詳しく掘り下げていきます。

 

 

 

安田選手について

 安田尚憲選手は、右投げ左打ちの内野手です。

 

 出身は、大阪府の吹田市です。

 

生年月日

 生年月日は、1999年4月15日です。

 

 年齢は、2020年の1月時点で、20歳です。

 

身長・体重

 身長188cm、体重95kgです。

 

経歴

 兄の影響で、6歳から野球を始めます。

 

 高校は、「履正社高校」に進学します。

 

 1年生の時から「5番・サード」を任されました。

 

 2年生の春には、4番を任されます。

 

 2年生の夏には、安田選手の活躍により、甲子園に出場します。

 

 3年生の春には、センバツで、準優勝に輝きます。

 

 高校通算では、65本塁打を放ちました。

 

 高校時代は、「東の清宮、西の安田」と呼ばれ、清宮選手と並び称されるスラッガーでした。

 

 2017年10月のドラフト会議で、「ソフトバンク」「ロッテ」「阪神」の3チームから、1位指名を受けます。抽選の結果、ロッテが交渉権を獲得します。

 

 2018年から、千葉ロッテマリーンズに入団しました。

 

 

プロでの成績

2018年(1年目)の1軍成績

 試合数:17  打率:.151  本塁打:1  打点:7  

 OPS.514

 

2018年(1年目)の2軍成績

 試合数:106  打率:.271  本塁打:12  打点67  

 OPS.741

 

2019年(2年目)の2軍成績

 試合数:122  打率:.258  本塁打:19  打点:82  

 OPS.804

 

魅力

 安田選手の一番の魅力は、「長打力」でしょう。

 

 年齢はまだ20歳にも関わらず、「身長188cm、体重95kg」という、堂々たる体格をしています。その体格から繰り出される、力強いバッティングが魅力です。

 

 スイングも鋭く、芯に当たった時の打球速度は非常に速いです。

 

 打球は、ライナー性の打球が多い傾向にあります。ただ、芯に当たれば、ライナーでスタンドまで持っていく力を持っています。

 

 また、力強さだけではなく、スイングの柔らかさも兼ね備えています。

 

プロ生活について

 1年目は、プロの壁にぶつかります。

 

 1軍出場は果たしたものの、17試合の出場に留まり、「打率.151」と、厳しい結果でした。ただ、1年目に、1軍でプロ初ホームランを記録しています。しかし、1軍でのホームランは、その1本のみでした。

 

 2軍では、1年目から、大器の片鱗を見せます。

 

 106試合に出場し、「打率.271、本塁打12、打点67」と、なかなかの成績を記録します。

 

 2年目は、1年を通じて2軍で過ごします。2軍では、「打率.258、本塁打19、打点82」の成績を残します。

 

 1年目に比べると、打率は下がってしまいました。しかし、イースタンリーグで「ホームラン王」と「打点王」の2冠に輝きます。

 

 このことから、着実に実力をつけてきていることがわかります。

 

2020年シーズンの安田選手について

 2019年シーズンは、1軍で、なかなか安田選手が割って入れるポジションがなかったため、1年を通して、2軍で過ごしていました。

 

 ただ、2020年シーズンは、鈴木大地選手が楽天に移籍しました。それにより、内野のポジションが1枠空いたので、そこに安田選手が入ってくるものと思われます。

 

 1軍での出場機会が増えることは間違いないと思うので、そこでどこまでの結果を残せるかが重要です。

 

課題

1軍の投手への対応

 2019年シーズン、安田選手は、2軍では、「ホームラン王」と「打点王」の2冠に輝きました。

 

 しかし、2軍の投手は、1軍の投手に比べると、「球速」「変化球のキレ」「コントロール」が段違いです。

 

 去年の成績で、2軍の投手には通用することがわかりました。ただ、1軍の投手を相手にした時に、どこまで対応できるかは、まだ未知数です。

 

 特に、左バッターですので、「左投手をどこまで打てるか」が鍵になるかもしれません。

 

打率の低さ

 安田選手は、2軍で「ホームラン王」と「打点王」の2冠に輝きましたが、打率は「.258」でした。これは、あまり高くない数字です。

 

 2軍でこの打率だと、1軍ではさらに打率が落ちる可能性が高いです。

 

 安田選手は、長打力が魅力の選手です。しかし、いくら長打力があっても、打率が1割台だと厳しいでしょう。

 

 1軍で出場し続けるには、最低でも2割以上の打率は必要です。

 

守備

 安田選手は、バッティングが魅力の選手ですが、守備にやや難があると言われています。

 

 サードは、強い打球の処理が必要なポジションです。また、1塁への正確で強い送球も求められます。

 

 今の安田選手の守備力は、1軍でしっかりと3塁を守れるまでには達していない印象です。

 

 そのため、1軍で出場するなら、3塁より難易度の低い、1塁を任せる方が現実的かなと思います。

 1塁の守備が無難にこなせるようになれば、より1軍で出場しやすくなるはずです。

 

 また、現時点では、DHのポジションも空いているので、守備に難があるなら、DHで出場するのもありではないでしょうか。

 

2020年シーズンに期待する成績

 2020年シーズンでは、1軍に出場し、「打率2割4分以上、 本塁打10本以上」を期待したいです。

 

 特に、安田選手は、長打が魅力の選手なので、「10本塁打以上」の成績は、なんとか残してほしいですね。

 

 ZOZOマリンスタジアムは、「ホームランラグーン」がついてホームランが出やすくなったので、「10本塁打以上」は、十分達成可能な数字だと思います。

 

まとめ

 期待の若手選手である、安田尚憲について、詳しく見てきましたが、いかがだったでしょうか。

 

 安田選手の世代は、安田選手以外にも、「清宮選手」と「村上選手」もいて、スラッガーが豊作です。

 

 村上選手は2019年シーズンで、実に36本ものホームランを放ちました。これは、10代の選手のホームラン数としては、歴代最多とのことです。

 

 また、清宮選手は、怪我に泣かされたものの、ホームランを打つ能力については、誰もが認める選手です。

 

 現時点では、安田選手は、村上選手や清宮選手の陰に隠れている印象です。

 

 しかし、「ホームランバッターとしてのポテンシャル」は、村上選手や清宮選手に引けを取らないと思います。

 

 2020年シーズンこそ、1軍の出場機会を増やし、村上選手や清宮選手に負けない活躍をしてほしいところです。

 

 ロッテというチームは、「ホームランバッター」がなかなか育たないことが課題でした。

 

 ロッテが千葉に移転してから、日本人選手で、30本塁打以上打った選手は、まだいません。

 

 そのため、安田選手には、将来的には1軍で「30本塁打」を打てる選手になってほしいところです。

 

 ロッテファンとしては、将来的には、コンスタントに30本塁打以上を打てるような選手になることを願っています。

千葉ロッテの佐々木朗希投手について

 自分は、プロ野球観戦が趣味です。

 

 そして、昔から、千葉ロッテマリーンズのファンです。

 

 そんなロッテファンの自分にとって、2019年の10月17日に、すごく嬉しいニュースがありました。

 

 それは、「ロッテが、ドラフト1位で、佐々木朗希投手を獲得した」というニュースです。

 

 

 

2019年10月17日の、ドラフト会議について

 自分は、その時のドラフト会議を、ネット中継で、リアルタイムで見ていました。

 

 今年のドラフトの目玉は、大船渡高校の佐々木朗希投手でした。

 

 佐々木投手は、ドラフト1位で、「西武」「楽天」「ロッテ」「日本ハム」の4球団から指名を受けました。

 

 4球団からの指名ということは、指名権を得るため、くじ引きが行われます。くじ引きの様子を、ドキドキしながら見ていましたが、見事、千葉ロッテの井口監督が、佐々木投手の指名権を引き当てました!

 

 井口監督が当たりくじを引いた瞬間、「やった!」と、つい声が出て、ガッツポーズをしてしまいました。それくらい、嬉しい出来事でした。

 

 そして、ドラフト会議からしばらく経った後、入団の契約も済ませ、無事に、佐々木投手がロッテに入団することとなりました。

 

 そこで、今回は、期待の選手である、「佐々木朗希投手」について、詳しく解説していきたいと思います。

 

佐々木投手の生年月日について

 生年月日は「2001年11月3日」になります。

 

 2020年の1月時点で、18歳です。

 

 まだ18歳ということで、体格的にも、技術的にも、これからどんどん伸びていくと思われます。

 

身長・体重について

 佐々木投手の身長と体重は、「190cm、86kg」とのことです。

 

 190cmの身長は魅力的です。高身長だと、球に角度がつきますから、打者も打ちにくくなります。

 

 ただ、この身長の割に、「86kg」という体重は、少し軽い気がします。体は細身で、体格がまだできあがっていない印象です。

 

 そのため、1年目や2年目のシーズンは、無理をせず、体づくりに専念してほしいです。

 

経歴について

 佐々木投手は、高田小学校に通っていた3年生の時に、野球を始めます。

 

 そして、2011年、東日本大震災で被災し、猪川小学校に転向します。被災時に、父親を亡くし、母親が女で一つで育てたということです。若い頃から、色々と苦労しているようですね。

 

 中学校は、大船渡一中に進みます。軟式野球部に所属し、「オール気仙」で東北大会、準優勝に輝きます。

 

 高校は、大船渡高校に進みます。高校では、1年生の夏からベンチ入りします。2年生の秋からエースとして、県大会4強という結果を残します。

 

 2年生の6月には、侍ジャパンのU-18高校日本代表候補に選出されます。

 

 球速については、高校1年生の時に、夏の県大会で147kmをマークして、注目を集めます。2年生の夏には154km、同年秋には157kmを計測します。3年生の時に参加した、U-18高校日本代表合宿では、163kmを計測します。

 

 甲子園には出場していないですが、球速がどんどん伸びているあたりは、スケールの大きさを感じますね。そのスケールの大きさから、「令和の怪物」とも呼ばれています。

 

 また、小学校の頃に震災で父親を亡くしたというのは気の毒ですが、めげずに野球を続けていく姿は、応援したくなりますね。

 

球速について

 佐々木投手のストレートの最速は、163kmです。ただし、これは、U-18高校日本代表合宿中に、中日ドラゴンズのスカウトのスピードガンで計測したもので、公式記録ではありません。

 

 公式記録ではないにしろ、高校生で160㎞を超える直球を投げたというのは、すごいことです。

 

変化球について

 現時点での変化球の持ち球は、「スライダー、フォーク、チェンジアップ」です。

 

 どの球種もキレがあり、直球だけでなく、変化球の評価も高いです。

 

コントロールについて

 コントロールについては、ビタビタとコースに投げ分けられるほどではないですが、まとまりがあり、比較的良いと思われます。

 

魅力について

 佐々木投手の一番の魅力は、なんといっても、「球速の速さ」でしょう。

 

 160kmを超えるストレートを投げる選手は、プロでもほとんどいません。

 

 そんな、プロでもほとんど出せない球速を、18歳の投手がを投げるのですから、ワクワクさせられます。ポテンシャルの高さは、大谷翔平選手並みと言ってもいいのではないでしょうか。

 

 ちなみに、球速の日本記録は、大谷翔平選手が記録した「165km」です。将来的には、この記録も塗り替えてほしいところです。

 

 また、足を高く上げるピッチング・フォームも、かっこよくて、魅力的ですね。

 

 プロに入って、フォームを矯正される可能性もありますが、あのフォームは絵になるので、足を高く上げるフォームは変えないでもらいたいなと思っています。

 

佐々木投手の今後

千葉ロッテへの入団について

 佐々木投手は、千葉ロッテマリーンズへの入団が決まっています。

 

 ロッテは、今まで、高卒の本格派の投手を、なかなか育てられず、育成力に疑問を持つ人が多い球団でした。

 

 しかし、最近では、少し事情が変わってきています。

 

 最近のロッテは、「種市」「岩下」「二木」といった、若い本格派のピッチャーが台頭してきています。そのため、「ロッテの投手育成力は、だいぶ上がってきたのではないか」という意見も、よく聞かれるようになりました。そういう意味では、このタイミングで入団できたのは良かったのではないかと思います。

 

 また、ロッテの首脳陣も、「最初は、無理に試合には出さず、しっかりと体づくりをさせる」ということを明言しています。こういった方針も、好感が持てます。

 

 そして、今年のロッテは「順天堂大学医学部との提携」を発表しています。それにより、医師の指示のもと、医療、栄養、コンディショニングのサポートを受けることができるようです。

 

 こういったことも、佐々木投手には朗報でしょう。160km以上の速球を投げる投手というのは、肩や肘に負担がかかりがちなため、故障のリスクも高くなります。そこで、医師の指導の元、調整ができれば、故障のリスクは低くなります。

 

 また、佐々木投手本人が喋っている動画を見ていると、性格的に「シャイ」な感じがします。注目されすぎることを、好まないような性格に見えます。そういった性格の場合、「ロッテ」という球団は、すごく合っていると思います。

 

 巨人や阪神に入団すると、ファンや報道陣の数も多いため、常に注目されるような状況になります。そして、成績が上がらないと、容赦なくバッシングされます。そういった状況だと、注目されることを好まない選手には、大きなストレスとなります。

 

 その点、ロッテは、報道陣も少なく、巨人や阪神に比べると、ファンの数も少ないです。そういった環境であれば、シャイな性格の選手でも、のびのびとプレーができるでしょう。

  

 また、ロッテは、ファンの数は少ないものの、頻繁に球場に足を運ぶ、「熱心なファン」が多いです。ひとたび、ホームの球場に入れば大声援で、ファンが応援してくれます。そういった環境も、選手の力になるはずです。

 

 自分がロッテファンというのを抜きにしても、佐々木投手がロッテに入ったというのは、「なかなかいい球団に入ったのではないか」という気がします。

 

 今後、ロッテで、どこまで選手として成長してくれるか、楽しみです。

 

FA権取得後について

 佐々木投手は、まずは、ロッテに入団することになりました。

 

 しかし、今後は、ずっとロッテでプレーしてくれるかどうかは、わかりません。

 

 プロ野球選手として試合に出続けていくと、いずれ、「FA権」を取得することになるからです。

 

FA権について

 「FA権」について、よく知らない方もいるかと思うので、説明します。

 

 「FA」とは、「フリー・エージェント」の略です。「フリー・エージェントの権利」を略して「FA権」と言います。

 

 要は、「様々な球団と自由に交渉できる権利」のことです。

 

 FA権は、さらに、「国内FA権」と「海外FA権」に分けられます。

 

 「国内FA権」は、国内の他球団と自由に交渉できる権利のことです。「国内FA権」を取得するには、「8シーズンの選手登録」が必要です。この場合の「1シーズン」とは、「145日」です。

 

 「海外FA権」は、国内だけでなく、海外の球団とも自由に交渉できる権利です。「海外FA権」を取得するには、「9シーズンの選手登録」が必要です。

 

FA権取得後の見通し

 佐々木投手の場合、2020年に入団となるので、最短で、8年後には「国内FA権」を取得し、9年後に「海外FA権」を取得できる計算となります。

 

 18歳で入団しているので、順調にいけば、国内FA権を獲得する頃には26歳、海外FA権を獲得する頃には27歳になっています。

 

 26歳と27歳というのは、選手として非常に脂が乗っている年齢です。順調に成長して、好成績を残し続ければ、年俸はどんどん上がっていくでしょう。

 

 そして、FA権を取得すると、他球団も獲得に乗り出してくるので、年俸の相場はぐっと上がります。

 

 そういった場合、「ロッテが、果たして年俸を払いきれるのか?」といった不安があります。ロッテは、比較的、資金にあまり余裕がない球団です。そのため、潤沢な資金を持つ「巨人」「ソフトバンク」「楽天」あたりに移籍する可能性は高まります。

 

 また、18歳で160㎞を超える球を投げる素材ですから、将来的に「メジャーリーグ」も視野に入ってきます。

 

 本人も、野球選手である以上、「より高いレベルで野球をしてみたい」という気持ちもあるでしょう。また、メジャーリーグに移籍した場合、さらに高い年俸も見込めます。

 

 そのため、「9年後に海外FA権を行使し、メジャーリーグの球団に移籍」となる可能性もあります。

 

 このように考えると、順調に成長してFA権を取得した場合、ロッテから移籍してしまう可能性は高いのではないかと思います。

 

まとめ

 今回は、千葉ロッテマリーンズに入団した、佐々木朗希投手についてまとめてみました。

 

 改めて、佐々木投手について見てみると、本当に、将来が楽しみな選手ですね。

 

 将来的には、ロッテのエースになるのはもちろん、それに留まらず、日本を代表するようなエースピッチャーになってほしいですね。

 

 ただ、FA権を取得したら、ロッテを離れてしまう可能性もあります。

 

 そうなってしまったら、ロッテファンとしては、寂しいです。

 

 ただ、もし移籍するなら、国内の球団ではなく、メジャーリーグに挑戦してほしいですね。

 

 ロッテファンとしてではなく、野球ファンとして、佐々木投手が、メジャーでどこまでやれるのか、興味があります。

 

 今後、さらに成長を遂げて、メジャーリーグで投げている姿も見てみたいものです。

 

 佐々木投手のプロとしての生活はこれから始まりますが、どれほどの投手になるのか、今からワクワクしてしまいます。

 

 ただ、まだ18歳と若いですから、ファンの方々は、焦らず、今後の成長を見守るようにしましょう。

 

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