自分は千葉ロッテマリーンズのファンですが、今のロッテには、期待の若手選手が沢山います。
そんな中でも、個人的に、特に期待しているのが「安田尚憲(ひさのり)」選手です。
そこで今回は、「安田尚憲選手」について、詳しく掘り下げていきます。
安田選手について
安田尚憲選手は、右投げ左打ちの内野手です。
出身は、大阪府の吹田市です。
生年月日
生年月日は、1999年4月15日です。
年齢は、2020年の1月時点で、20歳です。
身長・体重
身長188cm、体重95kgです。
経歴
兄の影響で、6歳から野球を始めます。
高校は、「履正社高校」に進学します。
1年生の時から「5番・サード」を任されました。
2年生の春には、4番を任されます。
2年生の夏には、安田選手の活躍により、甲子園に出場します。
3年生の春には、センバツで、準優勝に輝きます。
高校通算では、65本塁打を放ちました。
高校時代は、「東の清宮、西の安田」と呼ばれ、清宮選手と並び称されるスラッガーでした。
2017年10月のドラフト会議で、「ソフトバンク」「ロッテ」「阪神」の3チームから、1位指名を受けます。抽選の結果、ロッテが交渉権を獲得します。
2018年から、千葉ロッテマリーンズに入団しました。
プロでの成績
2018年(1年目)の1軍成績
試合数:17 打率:.151 本塁打:1 打点:7
OPS.514
2018年(1年目)の2軍成績
試合数:106 打率:.271 本塁打:12 打点67
OPS.741
2019年(2年目)の2軍成績
試合数:122 打率:.258 本塁打:19 打点:82
OPS.804
魅力
安田選手の一番の魅力は、「長打力」でしょう。
年齢はまだ20歳にも関わらず、「身長188cm、体重95kg」という、堂々たる体格をしています。その体格から繰り出される、力強いバッティングが魅力です。
スイングも鋭く、芯に当たった時の打球速度は非常に速いです。
打球は、ライナー性の打球が多い傾向にあります。ただ、芯に当たれば、ライナーでスタンドまで持っていく力を持っています。
また、力強さだけではなく、スイングの柔らかさも兼ね備えています。
プロ生活について
1年目は、プロの壁にぶつかります。
1軍出場は果たしたものの、17試合の出場に留まり、「打率.151」と、厳しい結果でした。ただ、1年目に、1軍でプロ初ホームランを記録しています。しかし、1軍でのホームランは、その1本のみでした。
2軍では、1年目から、大器の片鱗を見せます。
106試合に出場し、「打率.271、本塁打12、打点67」と、なかなかの成績を記録します。
2年目は、1年を通じて2軍で過ごします。2軍では、「打率.258、本塁打19、打点82」の成績を残します。
1年目に比べると、打率は下がってしまいました。しかし、イースタンリーグで「ホームラン王」と「打点王」の2冠に輝きます。
このことから、着実に実力をつけてきていることがわかります。
2020年シーズンの安田選手について
2019年シーズンは、1軍で、なかなか安田選手が割って入れるポジションがなかったため、1年を通して、2軍で過ごしていました。
ただ、2020年シーズンは、鈴木大地選手が楽天に移籍しました。それにより、内野のポジションが1枠空いたので、そこに安田選手が入ってくるものと思われます。
1軍での出場機会が増えることは間違いないと思うので、そこでどこまでの結果を残せるかが重要です。
課題
1軍の投手への対応
2019年シーズン、安田選手は、2軍では、「ホームラン王」と「打点王」の2冠に輝きました。
しかし、2軍の投手は、1軍の投手に比べると、「球速」「変化球のキレ」「コントロール」が段違いです。
去年の成績で、2軍の投手には通用することがわかりました。ただ、1軍の投手を相手にした時に、どこまで対応できるかは、まだ未知数です。
特に、左バッターですので、「左投手をどこまで打てるか」が鍵になるかもしれません。
打率の低さ
安田選手は、2軍で「ホームラン王」と「打点王」の2冠に輝きましたが、打率は「.258」でした。これは、あまり高くない数字です。
2軍でこの打率だと、1軍ではさらに打率が落ちる可能性が高いです。
安田選手は、長打力が魅力の選手です。しかし、いくら長打力があっても、打率が1割台だと厳しいでしょう。
1軍で出場し続けるには、最低でも2割以上の打率は必要です。
守備
安田選手は、バッティングが魅力の選手ですが、守備にやや難があると言われています。
サードは、強い打球の処理が必要なポジションです。また、1塁への正確で強い送球も求められます。
今の安田選手の守備力は、1軍でしっかりと3塁を守れるまでには達していない印象です。
そのため、1軍で出場するなら、3塁より難易度の低い、1塁を任せる方が現実的かなと思います。
1塁の守備が無難にこなせるようになれば、より1軍で出場しやすくなるはずです。
また、現時点では、DHのポジションも空いているので、守備に難があるなら、DHで出場するのもありではないでしょうか。
2020年シーズンに期待する成績
2020年シーズンでは、1軍に出場し、「打率2割4分以上、 本塁打10本以上」を期待したいです。
特に、安田選手は、長打が魅力の選手なので、「10本塁打以上」の成績は、なんとか残してほしいですね。
ZOZOマリンスタジアムは、「ホームランラグーン」がついてホームランが出やすくなったので、「10本塁打以上」は、十分達成可能な数字だと思います。
まとめ
期待の若手選手である、安田尚憲について、詳しく見てきましたが、いかがだったでしょうか。
安田選手の世代は、安田選手以外にも、「清宮選手」と「村上選手」もいて、スラッガーが豊作です。
村上選手は2019年シーズンで、実に36本ものホームランを放ちました。これは、10代の選手のホームラン数としては、歴代最多とのことです。
また、清宮選手は、怪我に泣かされたものの、ホームランを打つ能力については、誰もが認める選手です。
現時点では、安田選手は、村上選手や清宮選手の陰に隠れている印象です。
しかし、「ホームランバッターとしてのポテンシャル」は、村上選手や清宮選手に引けを取らないと思います。
2020年シーズンこそ、1軍の出場機会を増やし、村上選手や清宮選手に負けない活躍をしてほしいところです。
ロッテというチームは、「ホームランバッター」がなかなか育たないことが課題でした。
ロッテが千葉に移転してから、日本人選手で、30本塁打以上打った選手は、まだいません。
そのため、安田選手には、将来的には1軍で「30本塁打」を打てる選手になってほしいところです。
ロッテファンとしては、将来的には、コンスタントに30本塁打以上を打てるような選手になることを願っています。