プロ野球ではロッテを応援してますが、2020年シーズンは、ロッテが開幕ダッシュに成功しました。
6月28日のオリックス戦では、井口政権初の8連勝と、同一カード6連勝を果たしました。
それを祝して、6月28日の試合を詳しく振り返っていきます。
千葉ロッテマリーンズ×オリックスバファローズ 6回戦
球場
ZOZOマリンスタジアム
試合開始時間
14時開始
デイゲーム
先発投手
千葉ロッテマリーンズ:美馬学
オリックスバファローズ:山本由伸
試合内容
梅雨の時期で、雨天中止が心配されていましたが、14時前に雨も上がり、定刻通りに試合が始まりました。
6月23日からロッテ対オリックスの6連戦が始まりましたが、この試合が始まる前は、ロッテがオリックスに5連勝していました。
6連戦の最後は、「ロッテが6タテするのか、それともオリックスが意地を見せるのか?」と、注目が集まっていました。
ロッテの先発は、楽天から移籍した美馬です。
ロッテに移籍後、ZOZOマリンで投げるのはこれが初めてです。
対するオリックスの先発は山本由伸です。
山本は、若いながらも、日本のプロ野球を代表するようなピッチャーに成長しました。
特に、前回登板した楽天戦で完璧なピッチングを見せていたため、試合前は、「勢いに乗るロッテでも、山本相手を打ち崩すのは厳しいのでは?」と見る人が多かったです。
1回表
ロッテの先発の美馬は、不安定な立ち上がりでした。
初回は、全体的に球が高めに浮いていました。
先頭打者の中川に、いきなり二塁打を打たれます。
安達をファーストゴロに打ち取りますが、ランナーが3塁に進みます。
そして、吉田正尚がファーストゴロを打つ間に、3塁ランナーが生還しました。
これで、0対1とオリックスが先制します。
続くジョーンズがヒットを打ちます。
そして、T-岡田が2ランホームランを打ち、0対3と、オリックスがさらにリードを広げます。
1回裏
立ち上がりが不安定だった美馬に対して、山本由伸の立ち上がりは素晴らしかったです。
荻野をセカンドフライに打ち取ると、続く福田光輝、清田を連続三振に仕留めました。
オリックスがいきなり3点先制して、山本由伸の立ち上がりも素晴らしかったので、「さすがに、今日はオリックスが勝つか」という雰囲気になりました。
しかし、試合はそう簡単にはいきませんでした。
2回裏
レアードがヒットを打ち、マーティンもファーストT-岡田のエラーで出塁します。
これで、無死2、3塁です。
中村はショートフライで1アウトです。
続く井上は、四球を選び、満塁となります。
そして、田村が、しぶとくセンター前にヒットを打ち、2人が生還します。
2対3と、ロッテが追い上げます。
3回裏
先頭の荻野が2塁打を打ちます。
福田光輝がセカンドゴロを打つ間に、ランナーが3塁に進みます。
清田のショートゴロの間に、3塁の荻野がホームに帰り、3対3となります。
これでロッテが同点に追いつきました。
4回裏
先頭のマーティンと中村が打ち取られ、2アウトになります。
井上が四球を選び、2アウト1塁となります。
田村も四球を選び、2、3塁となります。
続く藤岡がライトへのタイムリーヒットを放ち、4対3と、ついにロッテが勝ち越します。
6回裏
レアードがショートフライで1アウトです。
マーティンは、四球で1塁に歩きます。
中村は、ライトフライで2アウトです。
井上は、ヒットを放ち、1、3塁となります。
井上にヒットを打たれた時点で、山本は降板します。
山本にかわって、澤田が登板します。
続く田村が、澤田からセンターへタイムリーヒットを打ち、5対3と、ロッテが突き放します。
7回表
立ち上がりは悪かった美馬ですが、徐々に修正し、7回もマウンドに上がります。
山足、後藤、中川を3者凡退に打ち取りました。
8回表
先発の美馬にかわり、同じく楽天から移籍してきた小野がマウンドに上がります。
しかし、この日の小野は、あまり良くありませんでした。
先頭の安達にヒットを許すと、続く吉田に四球を与え、無死1、2塁となります。
ジョーンズは、レフトフライに打ち取ります。
しかし、続くT-岡田にタイムリーヒットを打たれます。
一人ランナーが帰り、5対4とオリックスが追い上げます。
ここでピッチャーが東條にかわります。
東條は、ロドリゲスにタイムリーヒットを打たれ、5対5と、オリックスが追いつきます。
8回裏
オリックスは、増井がマウンドに上がります。
しかし、先頭のレアードに、スタンドギリギリに入るセンターへのホームランを打たれます。
これで、6対5と、再びロッテが勝ち越します。
9回表
東條にかわり、ジャクソンがマウンドに上がります。
ロッテのいつものクローザーは益田ですが、この日はジャクソンがクローザーを務めました。
これは、益田に休養を与えようという、ベンチの意図だと思います。
この日のジャクソンは、素晴らしい出来で、特にスライダーが切れていました。
伏見、後藤、中川を、三者連続空振り三振に仕留め、ゲームセットとなりました。
6対5で、ロッテが勝ちました。
ロッテが8連勝で、オリックスとの6連戦は、ロッテが全て勝つという結果になりました。
ロッテベンチは、大盛り上がりです。
それに対して、オリックスのジョーンズは、呆然とした表情になっていました。
ちなみに、「さらに詳しい試合展開が知りたい」という方は、下記の、スポーツナビの試合結果のページを見てみてください。より詳しい情報が載っています。
まとめ
今年のロッテは、補強もして「今年はちょっと違う」という雰囲気がありましたが、まさかここまでのスタートダッシュを決めるとは思いませんでした。
しかも、「今の日本球界最高の投手」とも言われている山本由伸を打っての勝利です。
オリックスの試合運びのまずさもありましたが、この試合を観て、改めて、「今年のロッテは、かなりいいところまで行くのではないか」と期待が持てました。
まだシーズンが始まったばかりなので、このままの調子がずっと続くとは思いません。
しかし、去年に比べてチーム力がアップしているのは間違いないので、これからも、また楽しませてくれそうです。
今後も、引き続き、千葉ロッテを応援しています。
選手の皆さん、怪我には気をつけて、頑張ってください!