今年(2020年)は、新型コロナウイルスの影響で、プロ野球の開幕が遅れました。
ただ、ようやく、3ヵ月遅れの6月19日に、無事開幕しました。
プロ野球ファンとしては、またプロ野球が観れる日々が来て、嬉しいです。
自分は、昔から千葉ロッテマリーンズのファンなので、今年もロッテを応援しています。
ロッテには、伸び盛りの若手選手が沢山います。
そういった選手のことを考えると、「今後、どんな風に成長してくれるのだろうか」とワクワクします。やはり、有望な若手選手が多いというのは、いいものですね。
そんな若手選手の中でも、個人的に、特に将来が楽しみな選手がいます。
それが、「和田康士朗」選手です。
この選手は、ロッテファン以外には、まだあまり知られていない選手です。
しかし、非常に高いポテンシャルを持っている選手です。
そこで今回は、千葉ロッテマリーンズの期待の若手「和田康士朗」選手を紹介します。
生年月日
1999年1月14日です。
21歳です(2020年の6月時点)。
身長・体重
185cm、77㎏
体は、まだまだ細いですね。
沢山食べる「食トレ」をして、体重を増やしているようです。
ポジション
ポジションは、外野手です。
投球・打席
左投、左打です。
経歴
小学校4年の時に、野球を始めました。
しかし、中学校2年の時に股関節を負傷します。その後、野球に復帰しましたが、周囲のとの実力差を感じ、一度、野球を辞めました。
高校は、埼玉県立小川高校に進学します。高校では、陸上部に入部しました。
しかし、高校1年の夏に、野球をまた再開することを決意し、1年の冬に陸上部を退部します。
ただ、同校硬式野球部の部員数が少なかったため、硬式クラブチームの都幾川倶楽部硬式野球団に入団します。そこで、全日本クラブ選手権予選にも出場しました。
高校卒業後は、日本の独立リーグである、BCリーグの「富山GRNサンダーバーズ」に入団します。
富山では、レフトのレギュラーとして活躍します。
その活躍がロッテのスカウトの目に留まります。
2017年のドラフト会議で、千葉ロッテマリーンズに育成1位で指名され、ロッテに入団しました。背番号は122番でした。
そして、プロに入って体づくりや技術を磨き、2020年の6月1日に、晴れて支配下登録されました。背番号は63番に変わりました。
選手としての特徴
和田選手の一番の武器は「足」です。
50メートル5秒8の俊足です。
ちなみに、ロッテの藤原選手は、ネットのゲーム対戦番組の中で、「ロッテの選手で一番足が速いのは、和田さん」と言っていました。
ロッテには、非常に足が速いことで有名な「荻野選手」がいます。
ロッテで一番足が速いということは、あの荻野選手よりも速いということです。それは、なかなかすごいことだと思います。
また、肩も強く、遠投は107メートルとのことです。
そして、打撃では「フルスイング」が魅力です。
まるで、ソフトバンクの柳田選手のようなフルスイングをすることから、「和ギータ」というニックネームもついています。
全体的に、身体能力の高さが目立つ選手です。
1軍の公式戦に初出場
2020年の6月1日に支配下登録されたので、2020年シーズンから、1軍の試合にも出られるようになりました。
そして、いきなり、開幕戦で出番が回ってきます。
和田選手は、2020年6月19日のソフトバンク戦(開幕戦)に、代走として出場しました。
これが、1軍の公式戦の初出場です。
9回表、ヒットで出た角中選手に変わっての出場です。
試合は、1対0でソフトバンクがリードしている場面でした。
ロッテとしては、終盤で1点を追いかける展開で、重要な代走です。
甲斐捕手相手に盗塁を決める
「和田は足が速い」という情報はソフトバンクにも入っているため、抑えの森投手は、1塁の和田選手に対して、執拗な牽制をします。
それに加え、捕手は甲斐捕手です。
甲斐選手には、「甲斐キャノン」というあだ名があります。
これは、キャノン砲のような強肩で、次々と盗塁を刺すことからきています。
その甲斐選手から盗塁を決めるのは、至難の業です。
しかし、積極果敢に盗塁を試み、見事2塁に盗塁を決めました。
これが、プロ初盗塁です。
甲斐選手の「甲斐キャノン」をかいくぐってプロ初盗塁を決めたというのは、今後が本当に楽しみな選手ですね。
まとめ
千葉ロッテマリーンズの和田康士朗選手を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
和田選手は、非常に足が速い選手で、一番の売りは足です。
しかし、「ただ足が速いだけの選手」ではありません。
「豪快なバッティング」「強肩」など、足以外の売りもある、「走攻守」の3拍子揃った選手です。
正直、まだ体は華奢です。そして、技術も粗削りです。
ただ、身長は185cmもあるので、ここからさらに体重を増やしていけば、バッティングの飛距離もさらに伸びると思います。
和田選手は、非常に足が速いので、ソフトバンクの周東選手と比較されることが多いです。
しかし、今後さらに体重を増やして、体ができあがってくれば、周東選手ではなく、柳田選手のようになる可能性もあります。
「足」だけで満足するのではなく、将来的にはパワーもつけて、「豪快な打撃」も売りの選手になってほしいですね。
ロッテファンとしては、和田選手の今後の活躍に、非常に期待しています。
ロッテファン以外の方も、「和田康士朗」という名前を、今のうちから覚えておいてください。