しょうの雑記ブログ

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巨人の澤村選手と、ロッテの香月選手のトレード

 2020年の9月7日(月)、何気なくネットを見ていると、プロ野球関係の大きなニュースが飛び込んできました。

 

 「読売ジャイアンツの澤村拓一選手と、千葉ロッテマリーンズの香月一也選手のトレードが決定した」というニュースです。

 

 全く予想していなかったトレードだっただけに、驚きました。

 

 そして、自分が応援しているロッテがらみのトレードだっただけに、なおさら驚きました。

 

 澤村選手は、ドラフト1位で巨人に入団して、セーブ王になった実績もある選手です。

 

 今年の澤村選手は、不調で、2軍や3軍に降格していました。

 

 しかし、今年不調とはいえ、ドラフト1位で入団して、十分な実績もある選手です。

 

 そんな選手を簡単にトレードに出してしまうということに驚きました。

 

 さらに、1軍で実績のほとんどない香月選手との不釣り合いなトレードということで、驚きはさらに増しました。

 

 今回は、澤村選手と香月選手のトレードについて、詳しく見ていきます。

 

 

香月一也選手について

 香月一也選手のプロフィールを紹介します。

 

 1996年4月16日生まれ24歳で、プロ入り6年目です。(2020年9月8日時点)

 

 右投左打の内野手です。

 

 身長176cm、体重83kgです。

 

 経歴は、大阪桐蔭高校に進み、2014年のドラフト5位でロッテに指名され、入団します。

 

 特徴としては「バッティング」が売りの選手です。

 

 豪快なスイングで、長打も期待できます。

 

 逆に、守備はあまりうまくありません。

 

 性格は明るく、おちゃらけることも多いので、「チームのムードメーカー」という側面もあります。

 

 プロ入り後は、2軍で過ごすことが多く、1軍経験は少ないです。

 

 1軍での通算打率は.175です。(2020年9月8日時点)

 

 ただ、2019年に、1軍でプロ初ホームランを記録しています。

 

澤村拓一選手について

 次に、澤村拓一選手のプロフィールを紹介します。

 

 1988年4月3日生まれ32歳で、プロ入り10年目です。(2020年9月8日時点)

 

 右投右打の投手です。

 

 身長183cm、体重102kgです。

 

 経歴は、佐野日大高校を卒業し、中央大学に進学します。

 

 2011年のドラフト1位で巨人に指名され、入団します。

 

 プロ通算では、これまで47勝49敗74セーブをあげています。(2020年9月8日時点)

 

 2011年に新人王、2016年にセーブ王のタイトルを獲得しています。

 

 150kmを超える力強いストレートが特徴の選手です。

 

 また、鋭く落ちるスプリットもあります。

 

 ただ、その一方、制球に難があります。

 

 性格は、「純粋で、まっすぐ」といった感じです。

 

 「自分の信念を貫く」という頑固さがある一方で、繊細な部分も持ち合わせているようです。

 

トレードの背景

 今シーズンの澤村選手は、制球難により、2軍や3軍で降格となっていました。

 

 澤村選手の制球難には、巨人の首脳陣も、長年頭を悩ませていました。

 

 巨人の首脳陣は、「巨人にいたままでは、澤村選手の制球難を改善することは難しい」と考えたのでしょう。

 

 そのため、今回、トレードに出したのだと思います。

 

 今回は、香月選手という、実績が釣り合わない選手とのトレードでした。

 

 これは、「釣り合う選手がいなくても、早めに出してあげた方が本人のためだ」という球団の考えにより、こういうトレードになったと思われます。

 

 対するロッテは、中継ぎの軸と考えていたジャクソン選手がシーズン途中で退団してしまいました。

 

 そのため、中継ぎの層が手薄になっていました。

 

 そこで、セーブ王のタイトルも過去に取っていて、力強いストレートを投げる澤村選手に目をつけたのだと思います。

 

澤村選手の今後について

 ロッテでは、澤村選手は、中継ぎとして起用していくと思われます。

 

 澤村選手の課題は、制球です。

 

 球自体の勢いはあるので、制球力がつくかどうかが、活躍できるかどうかの鍵になります。

 

 私個人の意見としては、澤村選手の制球は、ロッテに来て改善する見込みはあると考えています。

 

 澤村選手の制球難というのは、技術面以外にも、メンタル的なものもあるのではないでしょうか。

 

 巨人という球団は、良くも悪くも、注目度が非常に高い球団です。

 

 活躍している時はいいですが、一旦不調になると、ファンやマスコミから、厳しく叩かれる傾向があります。

 

 澤村選手は、巨人の選手の中でも注目の選手でしたし、ファンやマスコミから叩かれがちな選手でした。

 

 そういったことから、メンタル面にも影響を及ぼし、余計に制球が悪くなったところもあるように思うのです。

 

 巨人に比べて、ロッテというチームは、注目度は圧倒的に低いです。

 

 ただ、注目度が低いということは、不調になっても叩かれにくいというメリットがあります。

 

 ロッテというチームは、低迷期が長かったので、ファンもある意味「負けること」になれています。

 

 そのため、選手が不調に陥っても、温かい目で見てくれるファンが多いです。

 

 そういった環境ならば、過度にプレッシャーがかかりにくいため、メンタル面が安定し、制球が改善する可能性もあると思うのです。

 

 そして、ロッテには、同じ中大出身の美馬選手や、井上選手もいます。

 

 大学時代の先輩や後輩が同じチームにいるというのも、澤村選手にとってはやりやすいと思います。

 

 また、ロッテには、吉井投手コーチがいるのもメリットです。

 

 吉井コーチは、理論派で知られるコーチです。

 

 吉井コーチならば、制球が定まらない原因を見つけ出し、うまく技術指導してくれるのではないでしょうか。

 

 こういったことを考えると、千葉ロッテへの移籍は、澤村選手にとって、様々なメリットがあると思います。

 

 澤村選手は、十分な実績もあり、高い能力もある選手なので、千葉ロッテで復活してほしいです。

 

 ファンとしては、中継ぎとして、勝ちパターンの一角を担ってくれることを期待しています。

 

 澤村選手、頑張ってください!

 

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