コロナ禍の中ではありますが、プロ野球が始まっています。
応援している千葉ロッテマリーンズは、福岡でのホークスとの3連戦を、2勝1敗で勝ち越しました。
敵地で開幕3連戦を勝ち越せたのは、なかなか良かったと思います。
そして、6月23日に、本拠地のZOZOマリンスタジアムでの初戦が行われました。
無観客ではありますが、本拠地での試合は、非常にワクワクするものがありました。
試合は、二転三転といった内容でしたが、なんとか、ロッテが勝利を収めることができました。
どんな形であれ、本拠地での初戦を勝てたのは嬉しいです。
そのため、2020年シーズンにおける、ロッテの本拠地での初勝利を祝って、試合内容をブログ記事に詳しくまとめていきたいと思います。
千葉ロッテマリーンズ×オリックスバファローズ 1回戦
球場
ZOZOマリンスタジアム
試合開始時間
18時試合開始で、ナイトゲーム。
先発投手
千葉ロッテマリーンズ:二木康太
オリックスバファローズ:アルバース
試合内容
ロッテの先発は二木です。今年から背番号が「18」に変わり、期待されている投手です。
二木は、この試合は調子が良さそうでした。
ストレートの球速は140㎞台前半でしたが、キレがあり、球速以上に速さを感じます。
コントロールも良かったです。
変化球も、フォークが切れていました。
そのため、1回表は、危なげなく3者凡退で終わらせました。
二木と対する投手は、アルバースです。
ロッテは、アルバースを苦手としているので、「果たして打てるのか?」と不安に思いながら見ていました。
ただ、この日のアルバースは、立ち上がりが不安定でした。
2番の角中を、デッドボールで歩かせてしまいます。
そして、3番の清田に、甘く入った球を完璧にとらえられ、ホームランを打たれます。
2対0で、ロッテが先制します。
そして、続くレアードにも、完璧なホームランを打たれます。
3対0で、ロッテがさらにリードを広げます。
続く打者は抑えて1回裏を終えたものの、1回で3対0という、オリックスとしては厳しい展開となります。
二木は、4回までヒットも打たれず、一人の走者も出さない完璧な内容でした。
そのため、この時は、「今日のロッテは余裕だな」と思って見ていたのですが、現実はそう甘くありませんでした。5回から、徐々にオリックスペースになっていきます。
5回表、4番に入っている先頭打者のアダム・ジョーンズが、センターにソロホームランを打ちます。
これで、3対1とオリックスが追い上げます。
これが、ジョーンズの来日初ホームランです。軽く振ったように見えたのですが、それでもボールは非常に遠くまで飛んでいきました。このあたりは、「さすが、メジャーで実績を残した選手」という感じがしました。
ただ、5回表は、その後の打者は抑えます。
6回表に、また試合が動きます。
2アウト後、1番に入っているT-岡田をフォアボールで出塁させてしまいます。
続くロドリゲスに、ヒットを打たれ、「1、3塁」となります。
吉田正尚にタイムリーヒットを打たれ、3対2とオリックスが追い上げます。ランナーは「2、3塁」です。
ここでピッチャーが東條にかわります。ただ、東條もピリッとしません。
ジョーンズにフォアボールを与え、満塁になります。
続く中川にセンター前ヒットを打たれ、3対4とオリックスが逆転します。
そして、大城にまたフォアボールと与え、再び満塁となります。
ただ、若月をショートゴロに打ち取り、なんとかこの回を終えます。
アルバースの方は、立ち上がりが悪かったものの、徐々に調子を取り戻します。
6回裏も、2アウトまではスムーズに取りました。
ただ、続く中村奨吾に、レフトポール際に入るホームランを打たれます。
これで、4対4の同点となりました。
7回表は、ロッテはハーマンがマウンドに上がります。
ヒットでランナーを許すも、なんとかこの回を0点に抑えます。
7回裏は、アルバースにかわって、山田がマウンドに上がります。
山田は、テンポよく三者凡退に打ち取ります。
8回表は、ハーマンにかわり、ジャクソンがマウンドに上がります。
先頭打者の吉田正尚が、ツーベースを打ちます。
そして、代走で足の速い小田が出てきます。これが、後で効いてきます。
続くジョーンズはショートゴロに倒れますが、その間に、小田は3塁に進みます。
中川がショートゴロを打ち、藤岡が本塁に投げます。しかし、ランナーの小田のヘッドスライディングの方が早く、フィルダースチョイスで4対5とオリックスが勝ち越します。
ランナーが吉田正尚のままだったら、本塁でアウトになっていた可能性が高かったので、代走を出したことが、ここでは吉と出ました。
8回裏は、海田がマウンドに上がります。
2アウト後、レアードに打席が回ります。
レアードは、レフトにあわやホームランという当たりを打ちますが、外野手の好プレーにより、アウトになり、この回が終わります。
9回表は、田中靖洋がマウンドに上がり、0点に抑えます。
9回裏は、クローザーのディクソンがマウンドに上がります。
この時点でロッテファンは、「今日は負けか」と覚悟したと思います。
しかし、9回裏にドラマが待っていました。
この回の先頭のマーティンが、センターへヒットを打ちます。
マーティンにかわり、代走で岡が起用されます。
岡は、2塁に盗塁を決めます。
続く中村奨吾は、セカンドゴロに倒れます。その間にランナーは3塁に進みます。
そして、井上が、レフトへのタイムリーヒットを打ちます。
土壇場で、5対5の同点に追いつきました。
井上の代走で、和田が出ます。
ディクソンが暴投し、和田は3塁に進みます。
田村をフォアボールで歩かせ、「1、3塁」となります。
続く藤岡は、満塁策で敬遠されます。
1アウト満塁の場面で、荻野がバッターボックスに立ちます。
みんな、「どうなるんだろう?」とハラハラして見ていましたが、予想外の幕切れが待っていました。
ディクソンの投げた球がすっぽ抜けて、荻野の背中に当たります。
デッドボールによる押し出しで、6対5でロッテがサヨナラ勝ちしました。
デッドボールのため、荻野はちょっと痛そうにしていましたが、チームメイトから水をかけられ、祝福されていました。
ちなみに、「さらに詳しい試合展開が知りたい」という方は、下記の、スポーツナビの試合結果のページを見てみてください。より詳しい情報が載っています。
まとめ
今年のロッテの本拠地での初戦は、「押し出しデッドボールでサヨナラ勝ち」という、なかなか珍しい幕切れとなりました。
序盤は、「この試合は余裕でロッテが勝つだろう」と思って見ていたので、こんな幕切れになるとは、夢にも思いませんでした。
こういう、「思いもよらないことが起こる」のは、野球の醍醐味でもありますね。
今シーズンは、コロナ禍で開幕が送れたので、「野球が観れるだけで嬉しい」という部分があります。
ただ、野球が観れるだけでも嬉しいですが、ひいきのチームが勝つと、嬉しさは倍増しますね。それが本拠地での試合ならば、なおさらです。
ロッテというチームは、戦力が突出している訳ではないので、楽な試合はあまりないのではないかと思います。
ただ、こういう泥臭い形でも、勝ってくれると嬉しいので、頑張ってほしいものです。
やはり、ひいきのチームが勝つと、元気をもらえるので、なんとか勝ちを積み重ねていって欲しいところです。
今後も、応援してます。