温暖化が進んできた影響で、年々、夏は「猛暑」になっています。
気温が35℃を超えるような日も、珍しくなくなってきました。
暑くなると、人は、どうしても、「やる気」がなくなりがちです。
何かやりたいことがあっても、「めんどくさいな」と思い、何もせずに、ダラダラと過ごしてしまったりします。
夏といえば「夏休み」がある人も多いと思います。
学生であれば、長期の夏休みがあります。
また、社会人であっても、夏に長期の休みが取れる人が多いです。
ただ、せっかく長期の夏休みに入ったのに、家で何もせずにゴロゴロしていると、「せっかくの長期の休みなのに、これじゃいかん」と思う人は沢山いるでしょう。
しかし、やる気が出ないのに、無理に活動的になって活動すると、疲れがたまって、後で余計に活動できなくなってしまいます。
そうなってしまうのは、あまり良いことではありません。
そもそも、夏になるとやる気が出なくなるのは、なぜでしょうか?
大抵の哺乳類は、基本的に、暑い中活動すると、体力を奪われます。
そして、野生の動物の場合、体力が奪われて動けなくなってしまうことは「死」を意味します。
そういったことを考えると、暑い時期にやる気がなくなるのは、「生物としての本能」が働いているのだと思います。
夏にやる気が出なくなるのは、「この暑さで活動すると、体力がなくなって死が近くなるから、おとなしく休め」という体からのサインです。
それをふまえると、「夏は、無理に活動的にならなくてもいいのではないか?」と思ったりします。
もちろん、仕事をしていたりすると、暑くてやる気が出なくても、活動的にならざるをえない時もあります。
そういった場合は、「仕方ない」と割り切って、最低限の仕事だけはこなしましょう。
ただ、暑くてやる気が出ない場合、プライベートでは、無理に活動的になる必要はないと思います。
暑くてやる気が出ない時は、「夏に何もしないのは、もったいない」と思うかもしれませんが、おとなしくクーラーの効いた部屋でゆっくり過ごしましょう。
それに、家の中でゆっくり過ごしていたとしても、何もできない訳ではありません。
家の中では、本を読んだり、映画を観たり、音楽を聴いたりすることができます。
その程度の活動であれば、暑くてやる気が出ない時でも、できたりします。
そのため、暑くてやる気が出ない時は、無理に外に出かけず、家の中で、「あまりやる気がなくてもできる活動」を行いましょう。
そうすれば、余計な体力を消耗しなくて済みます。
そして、季節が進んで、涼しくなってきたら、自然とやる気は回復するはずです。
その時になって初めて、活動的になれば良いのです。
暑くてやる気が出ない時というのは、あなたの本能が「今は休んだ方がいい」と言っています。
それならば、無理に本能に抗わずに、本能に従うようにしましょう。
そして、もし、何もせずに部屋でずっとダラダラしてしまったとしても、「本能に従っているのだから、これで良い」と思うようにしましょう。
本能に従って、暑い時期にしっかりと休むことができれば、秋になって涼しくなった時に、より活動的になれるはずです。
暑くてやる気が出ない時は、「今は活動的になる時期ではない」と割り切って、しっかりと休んで体力を温存しておきましょう。