何か物事に取り組む際に、「結果」を重視する人は多いと思います。
やはり、「結果」が出ると楽しいですし、さらにやる気も出てくるからです。
ただ、中には、「結果ばかりを求める人」もいます。
「過程」を無視して、「結果が出るかどうか」だけに注目するような人です。
「結果が出るかどうか」は、非常に重要なので、そうなってしまう人の気持ちもわかります。
ただ、個人的には、「結果ばかり追い求めること」は、あまり良いことではないと感じています。
「結果」は、運に左右されることも多いですし、せっかく良い取り組み方をしているのに、結果が出ないせいだけでやる気が出なくなるのは、もったいないと感じるからです。
確かに、結果が出ることは、非常に楽しいことです。
ただ、何か物事に取り組む時、「結果が出ること」だけが楽しいことという訳ではありません。
それ以外にも、楽しいことはあります。
実は、「結果が出る前に試行錯誤する過程」というのも、とても楽しいことだったりします。
「こうしたらうまくいくかな?」「いや、こっちの方がいいかもしれない」と試行錯誤する過程は、創造的ですし、色々と工夫するのは、かなり楽しかったりします。
そのため、何か物事に取り組む際は、結果よりも、「結果が出る前に試行錯誤する過程」に楽しみを見出すようにした方が良いと思います。
そこに楽しみを見出せれば、結果が出なかったとしても、そこまでイライラしなくなります。
頑張って取り組んで、結果が出なかったとしても、「色々と試行錯誤する過程は楽しかったな」と思えば、そこまでがっかりしません。
そして、「また新しいことに取り組んで、試行錯誤する過程を楽しもう」と思えば、またやる気も出てきます。
「過程」を重視して、「結果はおまけ」くらいの気持ちで取り組んだ方が、感情の浮き沈みが少なくなります。
その方が、継続して物事に取り組みやすくなります。
それにそれに、「絶対に結果を出さなければ」とガチガチになるより、「万が一、結果が出ればラッキー」くらいのリラックスした気持ちで取り組んだ方が、逆に良い結果が出やすいものです。
今まで、結果ばかりを追い求めていた方は、試しに、「結果が出る前に試行錯誤する過程」を楽しむように心がけてみてください。
そうすると、物事への取り組み方が、だいぶ変わって、良い方向に向いていくのではないかと思います。