このブログを読んでいる方の中には、何か好きなことがあるでしょうか? 誰でも、好きなことをやっていると楽しくなります。
それが一番好きなことならばなおさらです。
その一番好きなことについて、適性がある人はさらに幸せです。
「一番好きなことが、一番適性がある」という人の人生は楽しいでしょう。
なぜなら、一番好きなことをやっていると、どんどん上達して面白くなって、その好きなことがさらに好きになるのですから。
しかし残念ながら、「一番好きなことが、一番適性がある」人はあまりいません。
多くの人は、一番好きなことに対して、あまり適性がなかったりします。
適性がない人が好きなことをやっていると、それをやっている時間は楽しいのですが、やっていてもあまり上達していきません。
そうなると、いくら好きなことであっても、やっているとモヤモヤした気持ちになって、好きなことをあまり楽しめなくなったりします。
そうなった場合は、あまり一番好きなことにこだわらず、「自分の適性があるものは何か」を探してみるといいでしょう。
ただ、何をもって「適性がある」というのかわからない人もいると思います。
適性があることというのは、まず、それをやっていて「人よりうまくできる」と自分で思えるが重要です。
次に、それに取り組んでいて、「こうした方がいい」という発想が出てくるかも大事です。
3つ目に、それに取り組んでいて、「もっとうまくなろう」と思えるかもポイントです。
まとめると、「人よりうまくできる」と思えて、「こうした方がいい」という発想が出てきて、「もっとうまくなろう」と思えることなら、それはあなたに適性があることです。
また、「適性があること」を探すのは、今やっていることと全く違う分野でなくても構いません。
今やっている分野の中でも、自分に適性があるものとないものがあります。
例えば、歌手を例に挙げます。
ある歌手は、音楽の中では、激しいパンクロックが一番好きだったとします。
しかし、彼の声は、細く透き通っていて、パンクロックの激しい演奏の中で歌うとかき消されてしまいます。
そうなると、彼は人よりうまくパンクロックをうまく歌えないので、パンクロックの適性はないと言えます。
しかし、彼のような声質だと、ジャズのようなしっとりした音楽をやれば、彼の声は活きて、人よりうまく歌えます。
このように、同じ音楽の分野でも「自分に適性がないもの」と「自分に適性があるもの」に分かれます。
そのため、自分の才能を伸ばすためには、大まかな分野を決めるだけでなく、その分野の細かいところまで見て、「自分の適性があるもの」を見つけていった方がいいでしょう。
そして、もし適性があることが見つかったら、それが現在あまり注目されていない分野だったとしても、真剣に取り組んでみましょう。
むしろ、今現在あまり注目されていない分野の方が、「今後、伸びしろがある」という意味では面白いです。
今後、あなたがその分野の第一人者になれるかもしれません。
今の段階で、そのことを仕事にできなくても構いません。
仕事はお金を稼ぐために別のことをして、プライベートの時間を使って、なるべくそのことに取り組む時間を多くしてみましょう。
「自分に適性があること」を見つけることができれば、それをやればやるほど上達していきます。
そして、上達していくと段々面白くなってきます。
もし、「自分に適性があること」が元々それほど好きでなかったとしても、上達していくと、自然とその面白みに気づいていくものです。
そして面白みに気づけば、意欲が上がって、さらにやりたくなります。
だから、もし、「一番好きなこと」が「一番適性のあること」でなかったとしても落ち込む必要はありません。
そういう人は、「一番適性のあること」を探す楽しみが残っています。そして、「一番適性のあること」が見つかったら幸せです。
最初は好きでなかったとしても、やっているうちにそれがどんどん好きになっていくのですから。
だから、「自分の適性のあること」を見つけたら、最初の段階で「あまり好きじゃない」と思っても、続けてやってみましょう。
そうすると上達していくうちにそれが好きになるので、段々と、「一番適性のあるもの」が「一番好きなもの」にもなっていくはずです。