しょうの雑記ブログ

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「車を選ぶ感覚」で靴を選んでみよう

 自分は、ファッションアイテムの中では、特に「靴」が好きです。

 

 なぜかというと、靴は、非常に奥が深いからです。

 

 靴は、ファッションアイテムの中でも、選ぶのが難しいアイテムと言えます。

 

 なぜなら、見た目重視で選んでしまうと、足に合わずに、傷みが出てしまうからです。

 

 また、傷みが出なかったとしても、足に合わない靴を履き続けていると、疲労が溜まります。

 

 自分自身も、今まで、足に合わない靴を買って失敗したことが何度もあります。

 

 そのため、「靴選びはとても難しい」と感じています。

 

 ただ、選ぶのが難しいからこそ、自分なりに靴について研究するようになりました。

 

 そして、靴について研究しているうちに、靴の奥深さに気づき、段々と靴が好きになっていきました。

 

 靴が好きなので、普段、ファッションアイテムの中では、靴について考えることが多いです。

 

 「次はどんな靴を買おうかな」などと考えていたところ、ふと、「靴と車は、実は似ているのではないか?」ということを思いつきました。

 

 そして、考えれば考えるほど、「靴と車は似ている」と思うようになりました。

 

 また、靴と車が似ているのであれば、「車を選ぶような感覚で靴を選ぶと良いのでは?」と考えるようになりました。

 

 しかし、「靴と車が似ている」と聞いて「どこが似ているんだ?」と疑問に思う人が多いでしょう。

 

 「靴と車」は、ジャンルが全く違います。

 

 靴は服飾雑貨の一つですが、車は乗り物です。

 

 そのため、売っている店も全く違います。

 

 また、「価格」も全く違います。

 

 靴の場合は、安い靴だと5000円くらいで買えます。

 

 高い靴でも、せいぜい20万円くらいでしょう。

 

 しかし、車の場合は、新車だと、安くても100万円くらいします。

 

 高いものだと何千万円もしますし、下手すると「億」まで行くこともあります。

 

 そこまで価格帯が違うと、「選び方も全く違うのでは?」と思うでしょう。

 

 ただ、一見全く違うように見える靴と車ですが、改めてじっくり考えると、実はだいぶ共通点があることがわかります。

 

 そして、「車を選ぶ感覚」で靴を選ぶようにすると、良い靴を選べる確率が上がることに気づきました。

 

 そこで今回は、最初に、「靴と車の共通点」について説明します。

 

 その後、「車を選ぶ感覚で、靴を選ぶ方法」についてもお伝えします

 

 

 

 

 

 

 

靴と車の共通点

 ここからは、車と靴の共通点について、詳しく説明していきます。

 

どちらも「人の体を支えてくれるもの」である

 靴と車について考えると、どちらも「人の体を支えてくれるもの」ということに気づきます。

 

 外に出かける場合、裸足で出かける人はまずいないでしょう。

 

 必ず、靴を履くと思います。

 

 靴というのは、履くことで、足裏が汚れたり傷ついたりすることを防いでくれます。

 

 また、それ以外にも、靴を履くと、「足場がしっかりして安定する」というメリットもあります。

 

 裸足で外に出て立ってみると、足場がぐらぐらして安定しない感覚があると思います。

 

 しかし、靴を履くと、足場がしっかりして、安定して立てるようになります。

 

 車の場合は、まず、タイヤ4本が地面と接して、支えてくれます。

 

 そして、その上に硬いボディが乗ることで、より安定感が増します。

 

 そのため、人が中に乗っても、体重をしっかり支えてくれるので、くつろぐことができます。

 

 靴と車は、大きさは全く違いますが、「人の体を支える」という役割は、共通しています。

 

どちらも「移動を助けてくれるもの」である

 前述したように、靴と車は、「静止した状態」で使うことができます。

 

 靴は「立ったままの状態」でも、しっかりと体を支えられるように設計されています。

 

 車も、停車した状態でもぐらつかないように設計されています。

 

 しかし、靴と車は、静止した状態でも使えるものの、本来は「移動」を目的に作られたものです。

 

 は、歩いたり走ったりした時でも足にフィットするように、靴紐が付いていたりします。

 

 また、移動時の衝撃を和らげるため、靴底にはクッション性の良い素材が使われています。

 

 も、走った時になるべく体に衝撃が伝わらないよう、柔らかいシートやサスペンションが使われています。

 

 そして、スムーズに移動できるように、アクセル、ブレーキ、ハンドルなどが備え付けられています。

 

 移動のスピードは全く違うものの、靴と車には、「移動を助けてくれる」という共通点があります。

 

どちらも「機能性が一番重要」である

 あなたは、車を選ぶ際、どんなところを一番重視しますか?

 

 車を選ぶ時に重視するポイントは、人によって違いはあると思います。

 

 しかし、車を選ぶ際、ほとんどの人が最初に考えるのが、「機能性」や「安全性」でしょう。

 

 例えば、「見た目がとんでもなくかっこいい車」があったとします。

 

 しかし、見た目が良くても、「装備が全くついていない」「アクセルやブレーキが非常に使いづらい」「視界が悪い」「ボディが非常に弱い」という欠点があったらどうでしょうか?

 

 おそらく、誰もその車を買わないと思います。

 

 車というのは、「一歩間違うと、命に関わるもの」でもあります。

 

 そのため、「機能性」や「安全性」は非常に重要です。

 

 いくら見た目がかっこよくても、最低限の機能性や安全性が備わっていない車には誰も乗りたくないでしょう。

 

 そういう意味では、車というのは「機能性」が一番重要だと言えます。

 

 そして、靴も「機能性」が一番重要です。

 

 の場合は、合わない靴を履いたとしても、即座に命の危険にさらされることはありません。

 

 しかし、合わない靴を長時間履いていると、徐々に「不健康」になってきます。

 

 足に痛みが出てきて、足が変形してきたりします。

 

 そして、酷い場合には、歩行が困難になります。

 

 合わない靴をずっと履いていた影響で、歩けなくなると寿命も少し縮まってしまうかもしれません。

 

 そういう意味では、靴も「長い目で見ると、命に関わるもの」と言えるのではないでしょうか。

 

 世の中には、「見た目重視で靴を選ぶ」という人もいると思いますが、「健康面への影響」を考えると、靴を選ぶ際も、機能性を一番重視するのが良いと思います。

 

どちらも、使い慣れてくると「自分の体と一体化したような感覚」になってくる

 というのは、乗り始めは、だいぶ違和感があります。

 

 最初は、ブレーキやアクセルの効き具合がわからないので、どれくらい踏めば良いのか分からず、少しストレスを感じたりします。

 

 また、ハンドルの重さに慣れずに、「どうもハンドルが回しづらい」と感じたりします。

 

 しかし、しばらく乗っていると、「ブレーキ、アクセル、ハンドルの感覚」にも徐々に慣れてきます。

 

 そして、長年乗っていると「自分の車を操作する感覚」が体の中に染みついてきます。

 

 そうなると、自分の車が、非常に運転しやすく感じます。

 

 長年乗っている車を車検に出した時に、「代車」を運転することもあると思います。

 

 そうすると、「なんだか乗りにくいな」と感じることがあります。

 

 そう感じるのは、「自分の車を操作する感覚」が体の中に染みついているからではないでしょうか。

 

 自分の車の操作感に体が慣れているため、違う操作感の車に乗った時に「なんだか違和感がある」と感じるのだと思います。

 

 そして、車検から帰ってきた自分の車に乗ると、「やっぱりこの車が一番運転しやすい」と感じたりします。

 

 こういう人は、「自分の車が、体と一体化したような感覚」があるのでしょう。

 

 「自分の手足の延長」のような感覚で、車を操作できているのだと思います。

 

 車を運転する際は、体をシートに預けて、手足も使うので、段々と車と体が一体化しているかのように感じるのでしょう。

 

 そして、これに似た感覚は、「靴を長年履いて、馴染んだ時」にも味わうことができます。

 

 特に革靴の場合は、長く履いていると革が足にどんどん馴染んできます。

 

 革が完全に足の形に馴染むと、「まるで、自分の足と革靴が一体化したような感覚」になることがあります。

 

 その状態で新しい靴を履いたりすると、「履きにくい」と違和感を覚えたりします。

 

 そして、新しい靴を脱いで、履きなれた革靴を履くと、「やっぱりこの靴が一番履きやすい」と思ったりします。

 

 こう思うのは、「革靴が自分の足と一体化したような感覚」があるからでしょう。

 

 もちろん、靴に、「シャツ」や「ジーンズ」などでも、長年着用することで「自分の体と一体化したような感覚」を味わえることもあります。

 

 しかし、ファッションアイテムの中では、「靴」が一番、「自分の体と一体化したような感覚」を味わえる気がします。

 

 靴は、ファッションアイテムの中で、「体を土台から支えてくれる存在」なので、特に「体と一体化したような感覚」が強くなるのかもしれません。

 

 多くの人が、自分が長年使っている車や革靴に対して、深い愛着を持っています。

 

 これはおそらく、長年使ううちに、どちらも「体と一体化したような感覚」を持つため、愛着が湧いてくるのだと思います。

 

 

 

 

 

車を選ぶ感覚で、靴を選ぶ方法

 ここまで、「靴と車」の共通点について見てきました。

 

 どちらも、「体を支えてくれて、移動を助けてくれて、機能性が一番大事なもの」だということが分かったと思います。

 

 また、どちらも、長年使うと、「体と一体化したような感覚」を味わえて、愛着が湧いてくるという共通点もあります。

 

 しかし、「購入時にどれだけじっくり考えるか」という点を見ると、この両者には大きな違いが出ます。

 

 車を選ぶ際には、誰もが、長い時間をかけてじっくり吟味します。

 

 なぜなら、価格が非常に高いので「失敗したくない」と思うからです。

 

 それに対して、靴を選ぶ際は、「深く考えずに選ぶ人」がとても多いことに気づきます。

 

 おそらく、車に比べると靴の方が圧倒的に安いので、購入時に深く考えないのでしょう。

 

 しかし、靴も「体を支えてくれて、移動を助けてくれるもの」なので、日常生活においては非常に重要なものです。

 

 それならば、「車を選ぶような感覚で、じっくりと靴を選んだ方が良いのでは?」と思ったりもします。

 

 そこで、ここからは、「車を選ぶ感覚で、靴を選ぶ方法」をお伝えします。

 

 靴選びの際に、参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

車の機能をチェックするように、「靴の機能」をチェックする

 車を購入する際は、まず、多くの人が「車の機能」について調べます。

 

 ディーラーの担当者に車の機能について質問したり、カタログで機能が乗っているページを見たりします。

 

 そこで、「どのような機能が付いているのか」を知った上で、購入するかどうか検討します。

 

 しかし、靴を買う場合に、「靴の機能」について調べてから買う人は少ないと思います。

 

 ただ、事前に「機能」について調べてから買った方が、納得して買えますし、失敗も少なくなります。

 

 最近のスニーカーは、様々な機能を搭載しているモデルが多いです。

 

 そのため、良さそうなスニーカーを店頭で見つけた場合は、店員に、どのような機能があるのか聞いてみましょう。

 

 そうすると、詳しく機能について教えてくれると思います。

 

 また、ネットで良さそうなスニーカーを見つけた場合は、説明文を見てみましょう。

 

 そうすると、機能の説明が詳しく載っています。

 

 そして、商品の説明文以外に、「レビュー」も見てみるといいと思います。

 

 レビューを見ると、「実際に使った時に、その機能が十分に発揮されているかどうか」がわかります。

 

 また、最近は、革靴でも、「スニーカーのようなハイテクな機能」を備えたものが増えています。

 

 そのため、革靴を店頭で見た際に、「この靴には、なにか特徴がありますか?」と店員に聞くと、「実はこんなハイテクな機能がある」ということを教えてくれたりします。

 

「素材」も機能に関わってくるので、調べてみる

 そして、機能だけでなく、「素材」に関しても、詳しく調べた方がいいと思います。

 

 なぜなら、素材によって、機能性が変わってくる場合があるからです。

 

 例えば、「合成皮革」の靴と、「本革」の靴があったとします。

 

 「合成皮革」と「本革」では、見た目の違いがありますが、実は、機能的にも違いが出てきます。

 

 合成皮革というのは、基本的に伸びません。

 

 そのため、長く着用しても、あまり足に馴染みません。

 

 そして、通気性もあまりないので、蒸れやすくなっています。

 

 一方、本革は、着用していくうちに、少しずつ伸びてきます。

 

 それにより、長く着用していくと、足に馴染みます。

 

 また、本革には、適度な通気性があります。

 

 そのため、靴内の湿気を逃がしてくれるので、合成皮革の靴よりも蒸れにくいという特徴があります。

 

 そういったことをふまえると、実は「素材」というのは「機能」に関わってくることがわかります。

 

 そのため、機能を調べるのであれば、ついでに素材についても調べてみましょう。

 

 そうした方が、その靴の機能をより深く知ることができます。

 

「どのようなシーンで使うか」を考える

 車を買う場合、「どのようなシーンで使うか」ということも考えると思います。

 

 アウトドアが好きな方は、「荒れた道でも走れる四駆の車」を買おうとするでしょう。

 

 また、高速道路に頻繁に乗る方は、「走りの良いスポーカー」を候補に入れると思います。

 

 逆に、「近所の買い物でしか使わない」という方は、軽自動車を買おうとするはずです。

 

 靴を買う時も、車を買う時と同じように「どのようなシーンで使うか」を考えた上で購入すると、失敗を減らせます。

 

 靴の中には、「悪路でもガシガシ歩けるアウトドア向けの靴」もあります。

 

 しかし、アウトドアの趣味がない方がその靴を買っても、その機能を使いこなせません。

 

 せっかく高いお金を出して高機能のアウトドアシューズを買っても、アウトドアで使わないのであれば、かけたお金が無駄になります。

 

 逆に、アウトドア向けの靴というのは、アウトドアでは履きやすくても「街中では履きにくい」というパターンもあります。

 

 せっかく高いお金を出してアウトドアシューズを買ったのに、街中で「この靴、歩きにくいな」と思いながら履くというのは、色んな意味で「もったいない」ことです。

 

 「使うシーン」を考えずに靴を買うと、こういう失敗が起こりがちです。

 

 そのため、良さそうな靴を見つけた場合は、「この靴は、自分の日常生活の中の、どのようなシーンで使えるかな?」ということを考えてみてください。

 

 そして、「使う場面が多そうだ」と思ったら、購入を検討してみてください。

 

 逆に、「あまり使う場面がなさそうだ」と思ったら、購入は控えた方が良さそうです。

 

 

 

 

 

「デメリット」についても調べておく

 車を購入する場合は、多くの人が「なるべく失敗したくない」と思います。

 

 車は、とても価格が高いですし、「ちょっと違うな」と思っても、すぐに乗り換えることができないからです。

 

 そのため、車を購入する際は、その車のメリットだけでなく、「デメリット」についてもしっかり調べる人が多いです。

 

 そして、メリットがいくつかあっても、あまりにデメリットが多すぎると、購入を断念するでしょう。

 

 デメリットを調べることは、「失敗を回避する」ことにとても役立ちます。

 

 これは、車を買う時だけでなく、靴を買う時にも当てはまります。

 

 そのため、靴を購入する際に、失敗したくなかったら、デメリットについても事前に調べましょう。

 

 ただ、問題なのは、店員にデメリットを聞いても、なかなか正直に教えてくれないということです。

 

 店員というのは「靴を売ること」が仕事です。

 

 そのため、正直にその靴のデメリットを言ってしまうと、客が購入を断念してしまう確率が高まります。

 

 従って、デメリットについて聞いても、それを隠したり、正直に言ってくれないことが多いです。

 

 そのため、デメリットについては、「口コミ」や「ネット」で調べるようにしましょう。

 

 もし、身近に同じ靴を持っている人がいた場合は、「何かデメリットはある?」と聞いてみましょう。

 

 そうすると、正直に教えてくれるはずです。

 

 また、身近にそういう人がいない方は「ネット」を活用しましょう。

 

 ネットで、その靴の通販ページを調べると「レビュー」が書かれているので、デメリットが書かれているレビューを読んでみましょう。

 

 また、その靴を購入した人がブログ記事でレビューを書いていることもあるので、そういった記事も参考にしましょう。

 

 しかし、ネットのレビューを見る際に注意するのは、「その人の極端な主観が書かれている」場合があることです。

 

 一般的には、たいしたことのないデメリットでも、些細なことが気になる人がレビューを書いていた場合は、「こんなに酷いデメリットがある」と書かれていることがあります。

 

 そのため、レビューでデメリットを調べる際は、「一つのレビューだけで判断する」ことはやめましょう。

 

 一つのレビューだけでしかデメリットが書かれていなかった時は、それを鵜呑みにせず、「もしかしたらこの人の極端な主観かもしれない」と考えておきましょう。

 

 ただ、複数のレビューで同じデメリットについて触れられていた時は、それが「その靴の明確なデメリット」である確率が高いと思います。

 

 こういう感じで、デメリットについて調べると、失敗を防ぎやすくなります。

 

 しかし、その反面、デメリットについて調べることは、結構手間がかかります。

 

 そのため、非常に値段が安い靴を「万が一、失敗してもいいや」と思って買う際は、デメリットについて調べずに購入してもいいでしょう。

 

 ただ、高い靴を購入する際には、「デメリット」についてしっかりと調べることをおすすめします。

 

あらかじめ予算を決めておく

 車を買う場合、ほとんどの人は「予算」を決めます。

 

 「いくらでも車につぎ込める」という人はあまりいないでしょう。

 

 まず予算を決めて、その予算の範囲内で買える車を買うはずです。

 

 しかし、靴の場合は、「予算」を決めずに買う人が結構います。

 

 これは、車に比べると、靴の方がだいぶ安いからでしょう。

 

 良さそうな靴を見つけた時、「予算オーバーだけど、気に入ったから買ってしまえ」と勢いで買ってしまうというパターンがあります。

 

 ただ、こういう買い方をすると、失敗することが多いです。

 

 もし、その靴が良かったとしても、買った値段が極端に高かったりすると、靴を履くたびに「この靴、さすがに高すぎたな」と思うことになります。

 

 靴を履くたびに、「もうちょっと安い靴にすればよかった」と思うのは、あまり精神的に良くありません。

 

 やはり、買い物というのは、「極端に高い値段」で買ってしまうと、物自体が良くても、後悔しがちです。

 

 そういった後悔をしないためには、車を買う時だけでなく、靴を買う場合も、「予算」を決めて、予算内で収まるものを買うことをおすすめします。

 

 

 

 

 

車の試乗をするように、入念に靴を「試着」する

 新車を購入する場合は、ほとんどの人が「試乗」をすると思います。

 

 車というのは「走らせてなんぼ」の商品です。

 

 停車している状態でシートに座って、「シートが柔らかくて座り心地がいいな」と思っても、試乗をすると、「シートが柔らかすぎて疲れる」と感じることもあります。

 

 また、「アクセルの反応があまり良くない」「ブレーキが効きにくい」といった、試乗しなければわからなかったデメリットを知ることができます。

 

 逆に、停車した状態でシートに座った時は「普通だな」と思っても、試乗すると、「加速が良い」「ハンドルの操作性が良い」など、試乗したからこそ知れたメリットに気づき、気に入ることもあります。

 

 そのため、車を購入しようと思った場合、「試乗」は、非常に重要だと言えます。

 

 そして、車を購入する際の試乗が重要なように、靴を購入する際の「試着」も非常に重要です。

 

 ただ、非常に重要であるのに、「靴の試着」に関して、結構、適当な人が多い印象があります。

 

 靴の試着というのは、適当に行えばいいという訳ではなく、しっかりとポイントを押さえる必要があります。

 

 ここからは、試着の際の失敗例も交えながら、「靴の試着の際の注意点」について詳しく説明していきます。

 

 また、ネットショッピングで靴を買う場合の注意点もお伝えします。

 

必ず両足を試着する

 靴屋に行くと、靴を買う際に、「片足」だけしか試着しない人をよく見かけます。

 

 きっと、「両足を履くのがめんどくさい」と思って、片足しか試着しないのでしょう。

 

 ただ、これは、試着の仕方としては良くありません。

 

 厳密に測定してみると、ほとんどの人は、左右で足の大きさが違います。

 

 例えば、「左足の方が大きい」という人がいたとします。

 

 その人が、靴屋で右足だけ試着して、「ぴったりだ」と思って購入したとします。

 

 しかし、家に帰って左足も履いてみると、左足が少しきついことに気づき「ワンサイズ上を買えばよかった」と後悔したりします。

 

 こういったことを防ぐためには、片足だけ試着するのではなく、きちんと両足で試着するようにしましょう。

 

両足で試着した後、その場に立ってみる

 また、靴屋では、「両足を試着しているものの、座った状態でしか確認しない」人も結構見かけます。

 

 座った状態で両足を試着して、「ぴったりだ」と思って、立ち上がらずに、そのまま購入を決めるパターンです。

 

 これは、両足を試着していたとしても、試着としては不十分です。

 

 足というのは、座った状態と立った状態では、体重のかかり方が全く違います。

 

 座った状態では、足に体重がそれほどかかりませんが、立った状態だと、足に全体重がかかります。

 

 それにより、座った状態と比べると、立った状態の方が、ほんの少し足が大きくなります。

 

 そのため、座った状態で「ぴったりだ」と思っても、立ってみると「少しきつい」と感じることもありえます。

 

 靴は「立った状態のサイズ」に合わせた方が良いので、靴を試着する場合は、立った状態のサイズ感を必ず確認しましょう。

 

店内を少し歩いてみる

 試着する際に「両足を履いて、立ってみる」ことを勧めましたが、「立った状態のサイズ感」を確認しただけで終わってしまう人もいます。

 

 これは、「片足だけしか試着しない」「座った状態でしか試着しない」人よりはマシですが、これでも実は、試着としては不十分です。

 

 両足を履いてその場で立ったら、その後、店内を軽く歩いてみましょう。

 

 そして、「歩いている時に靴の中で足が動かないか」「かかとが抜けないか」「当たって痛いところないか」をチェックしましょう。

 

 「かかとが抜ける」「当たって痛い」と感じたら、その靴が足に合わないということなので、購入しない方が良いと思います。

 

 「歩いている時に靴の中で足が動く」と思った場合は、紐がある場合は、紐をきつく締めて、足が動かなくなるか確認しましょう。

 

 紐をきつく締めて足が動かなくなるのであれば、購入をしても良いと思います。

 

 しかし、紐をきつく締めても足が動く感じがする場合は、足に合っていないので、購入しない方が良いでしょう。

 

 また、紐がないスリッポンのような靴で「歩いている時に靴の中で足が動く」と思った場合も、購入しない方が良いでしょう。

 

 スリッポンだと、紐靴と違って、締めることができないからです。

 

 車は「走らせてなんぼ」の商品と言いましたが、靴も「歩いてなんぼ」の商品です。

 

 立っている時に履きやすくても、歩いている時に違和感があれば、意味がありません。

 

 そのため、試着の際は、「歩いた時の靴の状態」をしっかりと確認する必要があります。

 

 これはまさに、「車の試乗」に近い行為です。

 

 実際に移動する場面で使用すると、「その商品の機能」や「自分に合うかどうか」がよく分かります。

 

 もちろん、店内で軽く歩くのと、購入して長距離を歩くのとでは、だいぶ変わってくる部分もあります。

 

 店内で軽く歩いた時には痛みが出なくても、「長距離を歩く時に痛みが出る」ということもあります。

 

 そのため、試着して店内を歩いたからといって、「その靴のこと」が全てわかる訳ではありません。

 

 ただ、「店内で立っているだけで歩かない」よりは、「軽く店内を歩いてみる」方が、その靴に関する多くの情報が得られます

 

 そのため、せっかく試着したのならば、「店内を歩く」ことも必ず行いましょう。

 

 

 

 

 

ネットショッピングで購入する際は、サイズ交換や返品が可能な店で買う

 ネットで良さそうな靴を見つけても、「近所のお店に置いていない」ということは、よくあると思います。

 

 特に、田舎に住んでいる方は、そういうことが多いと思います。

 

 ただ、そんな人でも、今は、「ネットショッピングで靴を購入する」という方法もあります。

 

 自分としては、靴を購入する場合は、ネットショッピングよりも、店頭で試着して購入する方がベストだと考えています。

 

 なぜなら、店頭で試着した方が、いくつかサイズを出してもらって、履き比べることができるからです。

 

 ただ、「ネットショッピングで靴を買うのはダメなのか?」というと、必ずしもそんなことはないと思います。

 

 「ネットショッピングならではのメリット」もあるからです。

 

 ネットショッピングだと、商品が届いた後、自分の部屋の中で、自由に試着できます。

 

 店員の目がないので、店で試着するよりも、じっくり試着することが可能です。

 

 じっくりと試着すると、少し履いただけではわからないデメリットにも気づけます。

 

 ただ、ネットショッピングで購入する際は、必ず「サイズ交換や返品が可能」な店舗で買うようにしてください。

 

 ネットショッピングで「一発でぴったりのサイズ」を選ぶことは、靴に詳しい人でも、なかなかできることではありません。

 

 商品が届いて試着してみたら「サイズが合わない」ということは頻繫に起こります。

 

 そこで、「サイズ交換や返品ができない」となると、お金が無駄になってしまいます。

 

 サイズ交換や返品ができるサイトでも、「お客様都合のサイズ交換や返品の送料は、お客様負担」ということがほとんどだと思いますが、その送料に関しては、仕方ないと割り切りましょう。

 

 また、ネットショッピングで届いた靴を試着する際も、注意点は店で試着する場合と同様です。

 

 必ず両足で履いて、部屋の中を歩いてみて、違和感がないかどうか、確認しましょう。

 

 実店舗で購入するのと比べると、ネットショッピングでぴったりのサイズの靴を見つけるのは難しいことです。

 

 ただ、「サイズ交換や返品が可能」な店で購入して、「試着時は、両足で履いて、部屋の中を歩く」ということをしっかりやれば、ネットショッピングでも、ぴったりのサイズの靴を見つけることは可能です。

 

 「近所の店に欲しい靴がない」「忙しくて実店舗に買い物に行く暇がない」という方は、ネットショッピングもうまく活用するといいでしょう。

 

 

 

 

 

「見た目」は、最後に選ぶ

 車を購入する際、「見た目」だけで決めてしまうと、「こんなはずじゃなかった」と後悔することが多いでしょう。

 

 いくら見た目が素晴らしくても、機能性がイマイチだと、使いにくくて、ストレスが溜まってしまうからです。

 

 また、予算オーバーなのに、「見た目が自分好みだから」と無理して買ったりすると、後で金欠になって後悔したりします。

 

 そのため、車を選ぶ際は、見た目はなるべく後回しにすることを勧めます。

 

 見た目が好みの車を見つけたとしても、まずは「機能的かどうか」「予算内に収まるかどうか」ということをチェックします。

 

 それらをクリアしていた場合のみ、購入に動くようにします。

 

 そうすると、失敗のリスクを減らせます。

 

 これは、車だけでなく、靴を購入する際にも当てはまります。

 

 靴というのは、車以上に、「見た目」で衝動買いしたくなる商品です。

 

 店やネットで見た目が良い靴を見つけると、靴好きの人だと「欲しい!」となって、衝動買いしたくなるでしょう。

 

 そして、その靴が限定生産の商品だったりすると、余計に衝動買いしたくなります。

 

 自分も靴が好きなので、その気持ちはよく分かります。

 

 しかし、失敗したくなかったら、その気持ちをぐっとこらえて、衝動買いは控えてください。

 

 まず、「機能」を調べて、「納得する機能を備えているか」を確認しましょう。

 

 そして、予算内で収まるかも確認しましょう。

 

 その結果、「納得する機能を備えていて、価格も予算内だ」と判断した場合にのみ、具体的に購入ために動くのが良いと思います。

 

 靴を買う場合は、どうしても「見た目」で決めたくなるものです。

 

 しかし、そこをぐっとこらえて、なるべく、「見た目」は後回しにした方が、失敗が少なくなります。

 

 

 

 

 

まとめ

 「靴と車の共通点」「車を選ぶ感覚で、靴を選ぶ方法」について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

 じっくり考えてみると、靴と車には、実は共通点が沢山ありました。

 

 しかし、世の中の人々を見てみると、車を選ぶ時に比べて、靴を選ぶ時は「適当に選んでいる人」が大半です。

 

 車に比べて価格が安いからでしょうが、靴は、車と同じように、「体を支えてくれて、移動を助けてくれるもの」です。

 

 日常生活において、靴は、非常に重要な存在と言えます。

 

 そのため、靴を選ぶ際は、適当に選ぶのではなく、「車を選ぶような感覚」で、しっかりと靴選びをした方が良いと思います。

 

 靴について、「単なるファッションアイテムの一つ」と考えている人は多いでしょう。

 

 確かに、靴はファッションアイテムの一つです。

 

 しかし、靴は、ファッションアイテムである以前に、「移動を助けてくれる重要な道具」でもあります。

 

 そのため、「単なるファッションアイテム」という言葉で片づけられるほど、軽い存在ではありません。

 

 靴は移動のための道具でもあるので、購入の際には、見た目だけでなく、「機能」をしっかり見ていくようにしましょう。

 

 世の中には、自分の愛車のことを、「相棒」と呼ぶ人がいます。

 

 使い慣れて、まるで車と意思疎通ができているように感じるので、つい、「相棒」と呼びたくなるのでしょう。

 

 そして、車と同じように、「履き慣れた靴」も、「相棒」と呼びたくなるような存在です。

 

 履き慣れた靴というのは、自分の足にぴったりフィットして、歩行をサポートしてくれます。

 

 そういった自分にぴったり合った靴を履いていると、しみじみと、「こいつは相棒だ」と思ったりします。

 

 ただ、靴を購入する際に、適当に選んでしまうと、なかなか「相棒」と呼べるような靴には出会えません。

 

 そのため、「相棒」と呼べるような靴に出会いたいのなら、車を選ぶような感覚で、じっくりと靴選びをしてみてください。

 

 そうすれば、「相棒」として長年連れ添ってくれるような、素晴らしい一足が見つかるかもしれません。