しょうの雑記ブログ

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「人生を舐める」のも悪くない

 今まで生きてきた中で、「人生を舐めるな」と言われた経験がある人は、結構いるのではないかと思います。

 

 「今、楽しいこと」を優先して生活をしていると、「人生を舐めるな。もっと真剣に、将来のことを考えろ」と説教されることがあります。

 

 そう言われると、「もっとちゃんと、将来のことを考えなきゃ」と思う人は多いでしょう。

 

 しかし、今の日本社会というのは、将来に希望が持てるような社会ではありません。

 

 将来について真剣に考えると、「未来に希望がない」と考えて、落ち込んでしまう人も多いです。

 

 気分の落ち込みが進むと、行動する意欲が湧かなくなったり、うつ病になってしまったりすることもあります。

 

 真剣に将来のことを考えた結果、うつ病になってしまったのでは、意味がありません。

 

 そのため、将来のことを考えて、どうしても気分が落ち込んでしまう人は、思い切って「人生を舐めてみる」のも手だと思います。

 

 「人生を舐めている」と言われるような人は、どんな人でしょうか。

 

 「人生を舐めている人」というのは、「将来よりも、今楽しいことを優先している人」のことです。そして、自分の将来に対して、楽観的な考え方を持っています。

 

 そういった人を見て、「人生を舐めている」と感じる人は多いです。

 

 確かに、「人生を舐めている人」は、将来、大変なことになる可能性はあります。それは、デメリットです。

 

 しかし、「人生を舐めている人」には、デメリットばかりではなく、大きなメリットもあります。

 

 それは、「今を楽しむことを優先しているので、ストレスが少ない」ということです。

 

 人生を舐めている人は、「将来のために、現在の苦痛を選ぶ」ということはしません。

 

 「そんなことをするくらいなら、今できる楽しいことをしよう」と考えます。

 

 今できる楽しいことを優先した生活をしていると、ストレスはあまり溜まりません。

 

 そうなると、心身ともに健康でいられる確率は高まります。

 

 また、「人生を舐めて」生活していると、「将来に対する不安」は薄まります。

 

 人生を舐めている人は、将来のことを考えても、「まあ、なんとかなるさ」で済むので、落ち込むことはあまりありません。

 

 そして、そもそも、「今の楽しさ」を優先しているため、将来のことを考える時間も、自然と少なくなってきます。

 

 そのため、人生を舐めている人は、「将来の不安」という大きなストレスに押しつぶされることはありません。

 

 そして、ストレスが少ないことで活動的になり、自分の興味があることに次々とチャレンジしやすくなるというメリットもあります。

 

 また、注意しなけらばならないのは、「人生を舐めていない」からといって、将来、安心できる保証はないということです。

 

 童話「アリとキリギリス」に例えると、「人生を舐めていない人」がアリで、「人生を舐めている人」がキリギリスです。

 

 童話では、今の楽しさを優先したキリギリスが、将来大変なことになるという結末になっています。

 

 しかし、現実世界は、そう単純なものではありません。

 

 現実は残酷なので、アリのように、将来に向けた入念な準備をしても、将来大変なことになってしまう人は沢山います。

 

 そうなると、本当に悲惨です。「せっかく、将来に備えて、今の楽しみを我慢してきたのに、自分の人生は何だったんだ?」と絶望的な気分になるでしょう。そうなることは、なんとしてでも避けたいところです。

 

 「将来、大変なことになるアリ」と「将来、大変なことになるキリギリス」のどちらか選ばなければいけないとしたら、ほとんどの人は、「将来、大変なことになるキリギリス」を選ぶのではないでしょうか。

 

 だったら、将来の不安に押しつぶされそうになった時は、思い切って「人生を舐めた生活」に切り替えてみるのもありだと思うのです。

 

 「将来の不安についての対策」は後回しにして、「今、楽しいこと」を優先して生活をしてみましょう。

 

 そうなると、将来の不安が薄まり、生きることが楽しくなってくることがあります。

 

 せっかく生きているなら、苦しみながら生きるよりも、楽しんで生きる方がいいでしょう。

 

 それに、「将来のことを完璧に予測できる人」は、誰もいません。

 

 どんなに詳細なデータを沢山集めて、どんなに頭のいい人が分析しても、必ず予想外のことは起こります。それが世の中というものです。

 

 それならば、「将来のことは、深く考えすぎてもあまり意味がない」ということになります。

 

 深く考えてもあまり意味がないのなら、思い切って、人生を舐めて、「なるべく将来のことを考えない」こともありだと思うのです。

 

 こういった考え方は、ある意味、極論かもしれません。

 

 しかし、世の中には、「将来のことを考えないからこそ、良い将来が開ける」というパターンもあると思います。

 

 実際、「今の楽しさに集中している人」というのは、「良い未来」をたぐりよせやすい気がします。

 

 やはり、人間、「今を楽しんでいない人」より、「今を楽しんでいる人」の方に魅力を感じます。

 

 そういったところに魅力を感じて、様々な人が集まってくることによって、「良い未来」が描ける場合もあります。

 

 人生を舐めているというのは、「人生、この先、なんとかなる」と思えているということです。

 

 将来がどうなるか読みづらい時代において、こういった「楽観的な考え方」をする人は、なかなか強かったりします。

 

 ですから、不安に押しつぶされそうになった時は、思い切って、「人生を舐めた生活」をしてみましょう。

 

 そうすることにより、気分が楽になり、思わぬ道が開けることもあります。