自分は、身に着けるものの中では、「靴」が一番好きです。靴は、「履き心地が非常に重要」なので、選ぶのが難しいです。
ただ、選ぶのが難しいからこそ、奥が深くて好きなのです。
靴を選ぶ際、「履き心地とデザインのバランス」に悩む人は多いでしょう。
履き心地を重視すれば、どうしてもデザインはやぼったくなります。
逆に、デザイン性を重視しすぎると、履き心地は悪くなります。
多くの人が、「履き心地もデザインも、両方いい靴が欲しい」と思いますが、そういう靴はなかなか見つかりません。
そんな「履き心地もデザインも妥協したくない」と思っている人におすすめなのが、「trippen(トリッペン)」というブランドの靴です。
トリッペンとは
トリッペンというブランドのことをよく知らないという人もいると思うので、説明します。
トリッペンは、ドイツのブランドです。
靴職人のマイスター(特別技術資格者)で、医療用矯正靴などの製作にも携わっていたミヒャエル・エーラーと、それまでも靴や服のデザイナーとして活躍していたアンジェラ・シュピーツの2人によって1992年に、ベルリンの小さなギャラリーで誕生しました。
こういった経緯からもわかりますが、トリッペンというのは、「靴職人」と「デザイナー」が一緒になって作っているブランドなのです。
そのため、「履き心地とデザイン性が両立」するのも納得でしょう。
デザイン面で言うと、トリッペンは、ヨージ・ヤマモトをはじめとする高級メゾンのコレクション用シューズを手掛けたこともあるようです。
このことからもわかるように、トリッペンは、ファッション業界からのデザイン面での信頼も厚いと言えます。
「ハーフェル」について
トリッペンのモデルには、様々な種類がありますが、ここでは、一番代表的なモデルである、Haferl(ハーフェル)を紹介します。
[トリッペン] レースアップシューズ HAFERL-BOX CLOSED HAFERL-BOX(M) BLK-BK BLK-BK EU 41(26cm)
ハーフェルは、トリッペンの中の「クローズド・コレクション」というラインのモデルです。
クローズド・コレクションは、1994年から始まりましたが、その最初のモデルがハーフェルです。
クローズド・コレクションのモデルは、取り外し可能なソールとインソールで構成されています。
この靴の中には、解剖学的に形成されたコルク製のインソールが入っています。ラバーソールは接着されているのではなく、中間のソールとアッパーに縫い付けられています。
そのため、ソールが古くなった際は、ソールを取り外して、新しいソールを付け直すことも可能です。
「ハーフェル」の良い点
ハーフェルは、ぱっと見はシンプルですが、「独特のシュータンの形状」、「くるぶし部分の深いスリット、ごついコマンドソールのようなソール」など、よく見ると個性的なデザインで、おしゃれです。
「さりげないけれど、個性的」なところが、ハーフェルの魅力ではないでしょうか。
トリッペンには、この「ハーフェル」以外にも、独創的なデザインの靴が沢山あります。
気になった方は、公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
トリッペンの靴のデメリット
硬めの履き心地
ただ、少し注意してほしいのは、トリッペンの靴は、全体的に、「硬めの履き心地」になります。
そのため、「硬めの履き心地が苦手」という方には、足に合わない可能性もあります。
ただ、「硬めで、しっかりと支えてくれる靴が好き」という方にはぴったりでしょう。
普段、ビルケンシュトックの靴を履いている方ならば、きっと足に合うと思います。
価格が高い
あとは、ネックになるのは、「価格」でしょうか。
「ハーフェル」というモデルは、定価は5万円以上します。
靴の中では、かなり高額な部類です。
ただ、靴のクオリティを考えると、それほど「高い」とは思いません。
価格は高いが、それに見合った価値がある
まず、トリッペンの靴は、非常に頑丈な作りになっています。
アッパーのレザーや、ソールもしっかりしていて、何シーズンも履き続けられます。1シーズンでダメになってしまうような靴とは、訳が違います。
それに加えて、トリッペンの靴は、「修理して長く履くこと」ができます。
トリッペンの直営店に靴を持ち込めば、修理もできますし、近くに直営店がない場合は、宅配便で送って、修理も依頼することもできるようです。
革靴というのは、履けば履くほど、革が自分の足になじんできて、履き心地が良くなってきます。
そのため、革がなじんだ靴を修理して履き続けられれば、足にとってもいいことだと思いませんか?
頑丈で、修理して履けることを考えると、トリッペンの靴は、「5万円を出すに値する靴」と言えます。
そのため、5万円という価格は、それほど高いとは思いません。
このように、「履き心地とデザインが良くて、長く履ける靴が欲しい」と思っている方には、トリッペンはおすすめです。
気になった方は、ぜひ一度履いてみてください。