最近は、「健康に気を使って、ダイエットをしている」という人も多いでしょう。そして、ダイエットには食事も重要です。ダイエットをしている人がよく食べている食品が「鶏ささみ肉」です。
ただ、「鶏ささみ肉」と聞いて、「鶏のどこの部位なんだろう?」と、ピンとこない人もいるでしょう。「鶏ささみ肉」は、「胸肉のさらに内側についている肉」です。鶏ささみ肉は、「高たんぱくで、脂質が少なく、カロリーが少ない」ので、ダイエットに適している食品と言えます。また、「筋トレをしている人」にも人気の食材です。高たんぱくで脂質が少ない食材なので、筋トレをした後にささみ肉を食べると、筋肉がつきやすくなります。
しかし、「鶏ささみ肉がいいと言われも、どうやって調理すればいいんだ?」と思う人もいるでしょう。また、「毎日、鶏ささみ肉を調理するのがめんどくさい」と思う人もいるはずです。
そんな人には、「鶏ささみ肉をゆでて、冷蔵庫で保存しておく」方法をおすすめします。鶏ささみ肉は、ゆでて冷蔵庫に入れておけば、3日くらいはもちます。
そして、何か料理を作った際には、冷蔵庫から鶏ささみ肉を出して、料理に入れてしまえばいいのです。鶏ささみ肉は、クセのない味なので、大抵の料理に合います。だから、作った料理に適当に鶏ささみ肉を入れても、そこそこおいしく食べられます。
また、鶏ささみ肉は、塩やしょうゆをかけて、単体で食べることもできます。単体で食べるのも、素材の味がはっきりわかって、なかなかいいものです。
このように、鶏ささみ肉を茹でて冷蔵庫に常備しておけば、毎回、鶏ささみ肉を調理する手間が省けます。そうすることで、鶏ささみ肉を継続して食べやすくなります。
それでは、ここからは、「鶏ささみ肉のゆで方」と「冷蔵庫での保存方法」について説明していきます。使用する材料、調理道具、作り方、冷蔵庫での保存方法についてです。
材料
・鶏ささみ肉(または、胸肉を使用してもよい)(細切れではないものの方が良い)
・水、1リットル
・塩、小さじ2杯
鶏肉の中で一番脂質が少ない部位は、鶏ささみ肉ですが、胸肉もかなり脂質が少ないので、胸肉でも代用可能です。ただ、胸肉を使う場合は、皮に脂質が多く含まれているので、皮は取りましょう。
スーパーに行くと、「細切れ」の鶏ささみ肉が売っている場合がありますが、細切れの肉を買うことはやめましょう。細切れの肉を使うと、肉の触感が失われて、あまりおいしくありません。また、細切れの肉は、火が通りやすすぎて、硬くなりやすいです。
また、使用する水の量が少ないと、鶏肉がくっつきやすいので、1リットルくらいの多めの水を使ってゆでましょう。
塩を使うのは、下味をつけるためです。ほんのわずかな塩味ですが、うっすらとでも、下味がついていた方がおいしくなります。
調理道具
・鶏肉をゆでる鍋と蓋
・小さじ(塩を測るため)
・菜箸
・穴つきのおたま
・取ったアクを入れる器
・タッパー(冷蔵庫での保存用)
ゆで終わった後、余熱で火を通すので、鍋だけでなく、蓋も用意しましょう。
作り方
鶏ささみ肉には、「白い筋」がありますが、硬くて触感が悪いので、筋は取り除いてください。筋を取り除いたら、鶏ささみ肉を、一口大に切ります。
「白い筋」は、こちらです。
鍋に1リットルの水を用意します。そこに、塩を小さじ2杯)入れます。
お湯が、沸騰してきたら、一口大に切った肉を入れます。
肉をお湯に入れて、表面が白くなったら、すぐに火を止めましょう。
ゆで時間は、1分くらいです。わずかな時間で大丈夫です。
ゆですぎると硬くなり、おいしくなくなるので、注意してください。
表面に白いアクが浮いてくるので、穴つきのおたまで、アクを取りましょう。
火を止めたら、肉がくっつかないように、菜箸で肉を混ぜましょう。
火を止めて、蓋をします。そして、しばらくそのまま置きます。余熱で、中までしっかり火を通します。
保存方法
しばらく置いて温度が下がったら、タッパーに肉を入れます。その際は、肉が浸かるくらいの量のゆで汁を、一緒にタッパーに入れてください。
ゆで汁も一緒に入れておくことで、時間が経っても、鶏肉がぱさつきにくくなります。
タッパーを冷蔵庫に入れて、保存しておきましょう。
まとめ
鶏ささみ肉の作り方や保存方法を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
とても簡単なので、普段あまり料理をしない人でもできると思います。ただ、単純ではありますが、適当に作ると、失敗することもあります。そのため、ここで紹介したポイントを押さえて作ってみてください。そうすれば、きっとおいしくできると思います。
冷蔵庫に、ゆでた鶏ささみ肉を常備しておけば、健康にいい鶏ささみ肉を手軽に食べられますし、料理にも使えて、とても便利ですよ。興味を持った方は、一度試してみてはいかがでしょうか。