「こだわり」という言葉があますが、「どの部分をこだわるか」は、人によってだいぶ違います。
そして、こだわりの強さも、人によって様々です。こだわりがあまりない人もいれば、あらゆることにこだわってしまう人もいます。
「こだわりが強い人」というのは、大きな物事を成し遂げる可能性があります。
偉大な芸術家や、歴史に名を残す政治家や発明家は皆、「こだわりが非常に強い人間」です。
そのため、「こだわりの強さ」というのは大事な部分ではあります。
ただ、あらゆることにこだわっていると、時間やエネルギーを取られて、日常生活がうまくまわらなくなってしまうこともあります。
そのため、うまく状況を見て、「こだわるところ」と「こだわらなくていいところ」を分けていく必要があります。
「どこにこだわるべきか」を決める場合、「自分の中で何が大事か」をまず考えてみます。
そして、自分が「これが大事だ」と思うことが見つかったら、とことんこだわりましょう。
周りから、「そんなことにこだわって何になるんだ」と言われたとしても、気にせずに、とことんこだわっていきましょう。
また、世間的に「これが大事だ」と言われていることもあります。
それを聞くと、つい、「みんなが言うことだから、そこにこだわった方がいいのかな」と思いがちです。
しかし、そのことについて、あなたが「大事ではない」と思うなら、周りから「これにこだわった方がいい」と言われたとしても、あまりこだわらないようにしましょう。
全くこだわらないと、世間的に支障が出るのであれば、本当に必要最低限だけこだわるようにして、余計な時間やエネルギーはかけないように工夫しましょう。
このように、自分の中で「こだわるべきところ」と、「こだわらなくていいところ」を意識して分けていくと、自分の中で「こだわりたいところ」に多くの時間やエネルギーを割くことができて、「こだわらなくていいところ」に割く時間やエネルギーを省くことができます。
人生というのは、長いようでいて、短いです。生活の中で、自分のために使える時間というのは意外と少ないものです。
また、一人の人間が使えるエネルギーも限られています。
だから、充実した人生を送るためには、うまく「自分がこだわりたいところにかける時間とエネルギー」を確保していかなければならなりません。
せっかく生きているのなら、「自分のこだわりたいところ」に多くの時間とエネルギーをかけて、それを深めていきたいものです。