何かを上達したいと思った時に、「イメージすること」はとても重要です。
生活の中では色々とやらなければいけないことがあるので、何か「上達したい」と思っていることがあったとしても、常にそのことをすることはできません。
例えば「野球がうまくなりたい」と思っている人がいたとします。
野球をうまくなるためには、野球の練習をするのが一番です。
しかし、1日の中で「野球を練習できる時間」というのは限られています。
生活をするためには野球以外のこともやらなければなりませんし、野球の練習をずっとやっていたら体力がもちません。
ただ、「野球がとにかくうまくなりたい」と思っているのなら、「野球をしていない時間も、野球のことをイメージして考える」ことが重要です。
例えば、ピッチャーなら、「投球時の肘の角度はこのくらいがいいか」「踏み出す時の足の強さはこれくらいがいいか」など、色々とイメージをしておきます。
そして、イメージしたことを、実際の練習で試してみて、違う箇所があったら、その都度修正をしていきます。
今回は、野球を例に出しましたが、これは野球だけでなく、あらゆることにあてはまります。
「日頃、イメージをしている人」と「イメージをしていない人」だと、実際にその行動を行った時に大きな差が出ます。
そして、やりたいことをやる時間があまり取れなかったとしても、日頃しっかりイメージすることを行っていれば、それを実際にやった時に上達するスピードは格段に早くなります。
だから、「やりたいことがあるのだけど、それをやる時間がなかなか取れない」という人がいたとしたら、それを理由に諦めてしまうのはもったいないことです。
時間があまり取れなくても、「イメージすること」で、補える部分も多いわけですから。
どうしても、大人になってくると、自分のやりといことをやれる時間は限られてきます。
だから、そういう人は、本当にやりたいことがあるなら、「それをやっているところ」をいろいろイメージして、頭の中でやってみましょう。
「イメージする」だけなら、どこだってできます。
夜、布団の中に入って寝る前にだって行うことができます。
「やりたいことをやる時間が少ない」のであれば、なおさらイメージすることが大事になってきます。
自分の好きなことについて考えている時間は楽しいですし、「面白い」と感じられます。
だから、そういうことであれば、ちょっとした時間でイメージをすることもあまり苦にならないはずです。
むしろ、それが気分転換にもなったりします。
「やりたいことをできる時間が少ない」と嘆いている暇があったら、頭の中でそのことをどんどんやってイメージを膨らませていきましょう。
そして、数少ない「やりたいことをやれる時間」に、集中してそれをやるようにします。
そうすることで、それをやる時間が少なくても、どんどん上達していくので、楽しくなって、そのことがもっと好きになります。