今回は、自分が好きな「Engineered Garments(エンジニアード・ガーメンツ)」というファッションブランドについて紹介します。
このブランドのデザイナーは、鈴木大器さんという日本人です。鈴木大器さんは、日本人ではありますが、ニューヨーク在住で、アメリカで服作りをしています。エンジニアード・ガーメンツの服は、基本的にアメリカ製となっています。そのため、デザイナーは日本人ですが、そういった意味では、「アメリカのブランド」とも言えるかもしれません。
アメリカ製なので、全体的に、作りは大きめになっています。
このブランドは、元々は、「ネペンテス」という日本のセレクトショップのオリジナルブランドとして始まりました。
しかし、今では、「ショップのオリジナルブランド」とう枠を超えて、「一つのファッションブランド」として認知されています。
また、日本だけでなく、海外でも評価されているブランドです。
エンジニアード・ガーメンツの服は、昔ながらの、「ワークウエア」「ミリタリーウエア」のデザインがベースとなっています。クラシックなワークウエアやミリタリーウエアのディテールを取り入れながらも、素材やサイズ感を変えることで、現代でも、おしゃれに着られる服になっています。
「Engineered Garments」という言葉は、日本語に直すと、「巧みに設計された服」という意味です。その言葉通り、このブランドの服は、細部にこだわって作られています。そのため、定番的なデザインの服でも、細部にこだわって作られているので、「普通っぽいけれど、おしゃれ」に見えるのです。
また、ワークウエアやミリタリーウエアをベースに作られているので、多少汚れたり、くたびれたりしても、それが「味」になります。そのため、汚れを気にせず、日常的にガシガシ使えるところも、このブランドの良さだと思います。
また、このブランドは、「ワークやミリタリーなどの男っぽい服が好きだけど、あまりコテコテになるのは嫌」という人にぴったりだと思います。
男っぽさはありつつも、どこか洗練された雰囲気なのが、このブランドの魅力です。
ベッドフォード・ジャケット
次に、エンジニアード・ガーメンツの代表的なアイテムである、「ベッドフォード・ジャケット」を紹介します。
このアイテムは、エンジニアード・ガーメンツを語る上で欠かせないアイテムです。毎シーズン、素材を変えて、リリースされています。
このアイテムは、簡単に言うと、「3つボタンのワークジャケット」です。しかし、ただの3つボタンのワークジャケットではありません。
表には、胸に2つ、腰部分に2つ、計4つのパッチポケットがつきます。そして、ラペルは「ピークド・ラペル」という、尖ったラペルになっています。
「4つのパッチポケット」があることで、ワークウエア特有のラフな雰囲気が出ている一方、ピークド・ラペルを採用することで、上品な雰囲気も出ます。
そのため、「ラフな雰囲気でありながら、どこか上品」という印象になります。そのバランス感覚が絶妙なのです。
また、その他にも、襟裏にジグザグのステッチが入っているなど、細かいステッチワークも魅力です。
このアイテムは、まさに、「ありそうで、他にないデザイン」の服だと思います。そのため、根強い人気があり、毎シーズン、リリースされ続けているのです。
ユニクロとのコラボについて
エンジニアード・ガーメンツの服は、細部にこだわった、とてもかっこいい服を作っているブランドです。
ただ、「価格の高さ」がネックになり、欲しいけれど、買えないという人も多いはずです。
例えば、先ほど紹介した「ベッドフォード・ジャケット」は、素材によって価格は異なりますが、4万円以上します。そして、その他のアイテムも、軒並み、高価格です。
このブランドの服は、細部にこだわって作られているので、どうしてもコストは高くなります。また、「アメリカ製」にこだわって作られているので、人件費の関係などで、余計に値段が跳ね上がるという事情があるようです。
そのため、自分自身も、「欲しいけれど、なかなか買えないな」と思っていました。
しかし、自分も含めた、そう思っている人に朗報なのが、最近発表された「ユニクロ」とのコラボです。
ユニクロは、様々なデザイナーとのコラボを発表していますが、今回は、「エンジニアード・ガーメンツ」とコラボをすることになりました。
アイテムとしては、「ポロシャツ」に絞って、ポロシャツを何型かリリースするようです。2019年の5月27日から、全国のユニクロで発売するようです。
今回のユニクロとのコラボのポロシャツは、「ユニクロ価格」になっており、価格はとてもお手頃です。1990円(税抜)~2990円(税込)という価格になっています。
そして、ネットにアップされた商品画像を見ると、一見、普通に見えるものの、よく見てみると、細部にこだわって作られていることがわかります。そこは、「さすが、エンジニアード・ガーメンツだな」と思います。
そのため、「エンジニアード・ガーメンツが気になっていたけれど、高くて買えなかった」という人は、「入門編」として、このポロシャツを買ってみるのも、ありではないでしょうか。
この値段で、鈴木大器さんのこだわりのデザインの服が買えるというのは、すごいことだと思うので。
自分も、発売されたら、すぐに近所のユニクロに行って、このアイテムをチェックするつもりです。
「かっこいいけど、価格が高い」と思う人は、「中古」を探してみるのも手
また、今回のユニクロのコラボ以外で、「エンジニアード・ガーメンツの服をなるべく安く手に入れたい」と思っている人は、中古を探してみるのも手でしょう。
それほど数は多くないですが、ブランド古着のお店をのぞくと、ちょくちょく、このブランドの服が置いてあったりします。
また、ヤフオクなどでも、ある程度見つかります。
中古でも、それほど値段は安くなっていませんが、「ベッドフォード・ジャケット」の場合、中古なら、1万円台で買えることもあります。これは、新品に比べると、破格の値段です。
このブランドの服は、定番的なデザインのものが多いので、昔のシーズンのものを着ても、「古くさい」感じにはなりません。
また、このブランドの服は、「味の出る服」が多いので、中古で買っても、それが「良い味」になっていたりするので、中古で買っても基本的に問題はないと思います。
まとめ
このブランドは、これまでは、「知る人ぞ知る」という、通好みのブランドでした。「服好きは知っているけれど、一般的には、それほど知名度はない」という感じで。
しかし、今回、ユニクロとコラボしたことで、一気に注目度が上がる可能性があります。
そういう意味では、「今、旬なブランド」と言えるのではないでしょうか。
ですから、この記事を読んで気になった方は、「エンジニアード・ガーメンツ」の服を、チェックしてみてはいかがでしょうか。
エンジニアード・ガーメンツの服を手に取って、実際に着てみると、細部へのこだわりに気がついて、それにより、このブランドの服がさらに好きになると思いますよ。