場面緘黙症だった僕の、その後の人生

小学校時代に場面緘黙症を経験。社会に出た後も、仕事になじめずに苦しむ。社会にうまく適応できないという悩みあり。このブログが、同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

「仮面を外せる時間」を、なるべく多く持つようにする

 大人になると、人はつい、様々な場所で「仮面」をかぶるようになります。社会で生活するためには、ありのままの自分のままでは、様々な場所に対応することができません。そのために、場面に応じて仮面をかぶるようになっていきます。

 

 例えば、会社に行った時は、「良い会社員としての仮面」をかぶります。自分の子供といる時も、「良い父親や母親としての仮面」をかぶります。また、友人といる時も、心を完全に許せる友人でなければ「良い友人としての仮面」をかぶります。

 

 場面に応じて仮面をかぶることは、社会生活をしていく上では有効なテクニックです。仮面を全くかぶらずにいると、社会生活がうまくまわっていきません。

 

 しかし、仮面をかぶるということは、「本当の自分の気持ちを押し殺して、相手に合わせる」ということです。仮面をかぶりすぎると、「本当の自分の気持ち」がわからなくなってくることに注意しなければなりません。自分の気持ちを押し殺してばかりいると、「あれ、自分の本当の気持ちはなんだったっけ?」という感じで、自分の気持ちに気づけなくなったりします。これはまずい状態です。そうなると、本来自分が好きなことをしている時や、好きな人に会っている時も、心から喜ぶことができなくなったりします。

 

 そういう意味では、仮面をかぶることは、なるべく最小限にした方がいいです。日常の中で、できるだけ、「仮面をかぶらなくてもいい場面」を多く持つようにしましょう。心を許せる恋人や結婚相手、友人がいれば、その人と接している時間が「仮面を外せる時間」となります。

 

 また、「心から熱中できる仕事」をしている人も、仕事中に仮面を外せることもあります。仕事となると、全く仮面をつけないで過ごすことは無理ですが、本当に「楽しい」と思って仕事をしていると、その瞬間は、仮面をつけていない素の自分に戻れたりします。

 

 今の仕事にそこまで情熱を注げないという人は、「心から熱中できる趣味」を持つことも有効です。趣味に熱中している時間は、ありのままの自分で過ごせるから、仮面を外すことができます。

 

 また、「一人でいる時間」も、他人の目を気にする必要がないので、仮面を外しやすい時間です。ただし、「一人でいることは恥ずかしい」という意識があると、一人でいても仮面を外すことができないので注意が必要です。「一人でいる時間を思い切り楽しむ」という意識で、自分の好きなことをしてみましょう。そうすると、素の自分になって、仮面を脱いでリラックスすることができます。

 

 このように、よく考えてみると、「日常生活で仮面を外せる場面」というのは、結構多かったりします。しかし、意識していないと、なかなかそういう時間を持つことができなくなったりします。特に、余裕がない時には、難しくなります。

 

 「心が疲れている」と感じる人は、自分の生活を振り返って、「仮面を外す時間をちゃんと取れているか」をチェックしてみましょう。

 

 仮面を外している時間が長いほど、「自分らしくいることができる」ので、ストレスはたまりづらくなります。

 

 社会生活を送る上で、仮面を取って全ての生活を送ることは不可能です。でも、全ての場面で取れなかったとしても、なるべく仮面を外せる時間を多く持つように工夫していきましょう。その方が「自分らしさ」を保つことができます。