あなたには、何かをしていて、「生きてて良かった」と思えることはあるでしょうか。
どういう瞬間にそう思うかは、人によって違うでしょう。
好きな人と一緒にいたり、自分の子供を抱いていたりする時に、「生きていて良かった」と思う人は沢山います。
また、音楽が好きで、好きな音楽を聴いている時にそう思う人もいます。
また、スポーツ好きな人は、スポーツをしている時にそう思うかもしれません。
「生きていて良かった」と思えることというのは、それがその人にとって非常に重要なものである証です。
「生きがい」と言っていいのかもしれません。
人生というのは、辛いことが沢山あります。
しかし、逆に、楽しいことも沢山あります。
「生きていて良かった」と思える瞬間というのは、楽しいことの中でも、最上級でしょう。
生きていて、その瞬間を味わえることは、とても幸せです。
ただ、何をしている時に「生きていて良かった」と思えるかは、人それぞれです。
そのため、自分がそう思えても、他の人にとっては、「つまらない」と感じたりします。
例えば、「昆虫採集をしている時に、『生きていて良かった』と感じる人」がいたとしましょう。
しかし、その人に対して、「大人になってそんなことを夢中でやってるのはバカらしい」と批判されたりします。
そうすると、「そんなに夢中になってやらない方がいいのかな?」と疑問になり、夢中でそれをすることを辞めてしまう人がいます。
しかし、それは非常にもったいないことです。
「生きていて良かった」と思えることがあるなら、人からいくら批判されようと、それを思い切りやりましょう。
なぜなら、それがその人の生きがいなのですから。
そして、「多少無理してでも、それをやりたい」と思うなら、無理してでもやりましょう。
「寝る時間を多少削ってでもやりたい」と思うのなら、寝る時間を削ってやりましょう。
そのことについて批判する人がいても、気にしないでください。自分の人生なのですから、やりたいことは思い切り楽しみましょう。
気をつけてほしいのは、やっていて「生きていて良かった」とまで思えないことであれば、無理してそれをする必要はありません。
たまに、「これはめちゃくちゃ面白いから、無理してでもやった方がいい」と勧めてくる人がいます。
しかし、そう勧められても、「そんなに楽しいか?」と疑問に思う時があります。
そういう時は、無理にはやらず、「暇があったらやる」くらいでいいでしょう。
何をしている時に、「楽しい」と思えるかは人ぞれぞれなので、人からそう思えなければ、無理にする必要はありません。
ただ、やっていて、「生きていて楽しい」と思えることがあったら、それには徹底的にこだわっていきましょう。
そうしていった方が、たとえ人から批判されたとしても、「生きている実感」を持つことができるはずです。