しょうの雑記ブログ

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あまりお金を使わないことを、「節約」ではなく、「資本主義に対する反抗」と考える。

 今の日本社会では、生きづらさを感じている人が増えているように思います。最近、その原因は、「資本主義社会の歪みが出ているからではないか」と考えるようになりました。

 

 日本社会は、「資本主義社会」です。資本主義社会は、言うなれば、「お金」を一番の価値としてとらえる社会です。資本主義社会は、「大量に商品を作って、大量に売る」ことを推奨しています。なぜなら、大量に売れば、沢山お金が入ってくるからです。

 

 今の社会を見ていると、「たいして必要ないものが大量に作られている」と感じます。そして、それをうまく買わせて、企業は利益を得ています。また、物を大量に生産してすることで、環境破壊も進んでいます。

 

 そして、働き方を見ても、労働者を「使い捨て」のように使っている企業が多くなっています。公務員や大企業の正社員であれば、ある程度高い給料をもらい、恵まれた労働環境で働くことができるでしょう。しかし、それ以外の正社員を見てみると、大抵が長時間労働をしています。「残業をあまりしなくて済む」正社員はほとんどおらず、多くの正社員が遅い時間まで残業しています。そして、その割に給料は低くなっています。

 

 「こんな長時間労働は嫌だ」という人には、非正規雇用を選ぶこともできます。しかし、これはこれで厳しいです。確かに、非正規雇用を選べば、あまり残業はしなくていいでしょう。ただ、そうなると、給料は大幅に減り、生活していくのにギリギリというレベルになってしまいます。そして、非正規だと、企業側が解雇しやすいので、労働者は「そのうちクビになるかもしれない」という不安におびえながら過ごすこととなります。そうなると、精神的にも、生活的にも、安定しづらくなります。

 

 「過酷な労働の正社員か」、「負担は少ないが、安定せず、給料が非常に低い非正規か」の2択は、あまりにも希望が持てません。しかし、現実には、「その2択を選ぶ人しかない」という人が大半です。そういう状態であるなら、「生きづらさを感じる」ことは、極めて自然なことでしょう。

 

 しかし、このように労働者が苦しんでいる一方で、大企業やその役員、投資家などは、一生かかっても使いきれないような莫大なお金を得ていたりします。それを考えると「資本主義社会って、何かおかしくないか?」と、どうしても思ってしまうのです。

 

 ただ、自分も、資本主義社会の一員である以上、資本主義社会のルールは守って生活しなけれなりません。しかし、「資本主義社会のやり方に、全面的に従ってしまうのもしゃくだ」とも思ったりします。

 

 そこで、「あまりお金を使わない生活をすることは、ある意味、資本主義社会への反抗になるんじゃないかな?」と考えるようになりました。資本主義社会が掲げている理念は、「お金を沢山稼いで、沢山使うこと」です。そのため、お金をあまり使わない人というのは、資本主義社会の理念からすると、「望ましくない」ということになります。「じゃあ、あえて、望ましくないことをやったらどうだろうか」と思いました。

 

 そこで、あまりお金を使わないことを「節約」と考えるのではなく、「資本主義に対する反抗」と考えてみようと思いつきました。

 

 「節約」と言うと、どうしても「後ろ向きな気持ち」になります。「本当はお金を使いたいけど、使えないから節約している」と考えると、お金を使えないことのストレスがどんどんたまっていきます。

 

 しかし、「資本主義に対する反抗」と考えて、お金をあまり使わないようにすると、「お金を使わないこと」に対して前向きに取り組めるというメリットがあります。無駄なものを買わなかった時に、「よし、これで資本主義に対するささやかな反抗ができた」と思えば、あまりお金を使わないことも、それほど苦ではなくなります。

 

 そして、今の時代は、あまりお金を使わなくても楽しめることが沢山あります。そのため、そういう生活をしたとしても、日常の中で十分に楽しむことはできるはずです。

 

 ただ、「そんなことしたって、資本主義社会の仕組みは変わらない」と言う人もいるでしょう。確かに、自分だけそうしたところで、社会の仕組みは変わらないでしょう。しかし、「なるべく必要なものにだけお金を使って、必要ないものには使わない」生活をする人が多数を占めるような社会になれば、資本主義社会も変わっていくと思います。なぜなら、企業も、そういう人に合わせた商品やサービスを作っていかなければならないので、今までのやり方を変える必要が出てくるからです。

 

 「資本主義に対する反抗だ」と考えて、無駄なものを買わない生活をしていると、必然的に支出が少なくなります。支出が少なくなれば、それほど沢山お金を稼がなくてもよくなるので、働く時間も少なくて済むようになります。

 

 そのようにして、「あまり沢山働かずに、あまりお金もあまり使わない生活」ができるようになれば、それは、「資本主義に対する、さらなる反抗」になるのではないでしょうか。そして、今、「どうも生きづらい」と感じている人は、そういう生き方にシフトしていった方が、幸せを感じられる人が多いのではないでしょうか。

 

 また、資本主義のあり方を改めて考え直すためには、鶴見済さんの「脱資本主義宣言」という本を読んでみることをおすすめします。この本を読むと、資本主義に対する考え方がだいぶ変わると思います。