日々、生活をしていると、「適当な対応をする人」に出くわすことがあります。
こちらが、「きちんとした対応をしよう」と思って接しているのに、それに対して適当な対応をする人は、結構います。
そういう人に出くわすと、「こちらがきちんと対応しているのに、なんだその適当な対応は」とイライラしたりします。
そして、そういった人の多くは「人に対して適当な対応をすること」が完全に身に付いてしまっていたりします。
こちらがさらに丁寧な対応をしたとしても、適当な対応しか返ってこなかったりします。
そうなると、余計にイライラしてしまいます。
そういう人に対する一番良い対処法は、「こちらも、なるべく適当な対応をすること」です。
適当な対応をしておけば、適当な対応が返ってきたとしても、「こっちも適当な対応だったから、まあいいか」となり、あまりイライラしません。
ただ、問題なのは、そういう相手に対して、「きちんとした対応をせざるを得ない場合」です。
その相手が、ただの知り合いなら、適当な対応をしても、それほど問題ないでしょう。
相手と少し距離ができる程度で済みます。
これが、会社の上司だったりすると、かなり厄介です。
あまり適当な対応をする訳にもいかず、ある程度、丁寧な対応が求められます。
しかし、せっかくこちらが丁寧な対応をしても、適当に返されたりすると、「自分は、何のために丁寧な対応をしたのだろう」とがっかりしてしまいます。
そして、そういう人に限って、自分のことは棚に上げて、「社会人ならば、丁寧な対応をしろ」と説教してきたりします。
まさに「嫌われる上司」の典型ですが、社会にこういう人は結構います。
こういうであっても、会社の上司であるならば、「ある程度丁寧な対応」はする必要はあります。
ただ、「完全に丁寧な対応」をするのはやめましょう。
それを続けていると、心が折れて、うつ病になってしまうリスクもあります。
ある程度丁寧な対応をしたとしても、所々、「適当な対応」を混ぜるようにしましょう。
そういった「ガス抜き」は必要です。
そして、適当な対応について怒られた時は、その場では表面的に「すいません」と謝っておきましょう。
ただ、謝ったとしても、その後も、時々、適当な対応を混ぜておきましょう。
上司であっても、そんな人に「完全に丁寧な対応」をする必要はありません。
適当な対応をした時に、今後も怒られるかもしれませんが、そんな時も、表面的に謝っておけばOKです。
正社員であれば、ちょっと適当な対応をしたくらいでは、会社はあなたをクビにはできません。
それならば、所々、適当な対応を混ぜていきましょう。
時々、適当な対応を混ぜていくと、上司も、「こいつは、少し適当なところがあるやつだ」と思うようになります。
そうなると、今後、適当な対応をした時でも、「こいつはちょっと適当なところがある奴だから、仕方ないな」と思うようになるかもしれません。
そう思ってくれた方が、こちらとしては好都合です。
適当な対応をしても、ある程度は許されたりする訳ですから。
「適当な対応をしてくる相手に、完全に丁寧な対応をする」ことは、日々を生きる中で、非常に大きなストレスになります。
日常的にこういうことばかりしていると、心は次第に荒んでいきます。
自分の心を守るためには、「適当な対応をしてくる相手には、適当な対応で返す」ことが必要です。
相手によっては、「完全に適当な対応」をすることは難しいかもしれませんが、そんな時でも、「部分的に適当な対応」をするように心がけましょう。