自分は、Twitterで、新庄剛志氏のつぶやきをよくチェックしています。
興味深いつぶやきが多いからです。
なんとなくTwitterを見ていたら、2021年12月22日に、新庄剛志氏がつぶやいた言葉にハッとさせられました。
それはこんな言葉です。
ピンチの時こそ
相手を見下ろせ
ピンチの時こそ
— 新庄剛志 (@shinjo_freedom) 2021年12月22日
相手を見下ろせ
これを見た時に、「まさにその通りだな!」と感心してしまいました。
確かに、よく考えてみると、ピンチの時というのは、相手を見下ろした方がうまくいくことが多いです。
例えば、会社員をやっていると、「やたらと無理なノルマを課してくる上司」に悩まされる場合があります。
そこで、月のノルマが達成できないと、上司から責められ、ピンチに陥ってしまいます。
多く会社員は、「上司が偉くて、部下は偉くない」と考えています。
そういう考え方だと、「偉い人の言うことだから、ちゃんと聞かなきゃ」となります。
そうなると、「ノルマを達成するため、さらに仕事をする」ことになります。
しかし、元々無理なノルマが設定されていた場合、ノルマを達成するために、長時間の残業をしなければなりません。
長時間の残業が続くと、過労で倒れたり、うつ病になってしまうこともあります。
そうなると、さらにピンチが広がってしまいます。
このように、ピンチになった時に、「相手の方が優れていて、自分は劣っている」と考えるのは良くありません。
それだと、心に余裕がなくなり、良い考えも浮かんできません。
良い考えが浮かばないと、ピンチを脱出できる確率も低くなってしまいます。
ピンチになった時は、「相手の方が上」とは考えず、相手を見下していた方が、心に余裕ができます。
そうなると、「ピンチを脱出するための良いアイデア」が浮かびやすくなるので、ピンチ乗り切りやすくなります。
この会社員の例だと、上司に対して、「こいつは、できもしないノルマばかり課してくるバカだ」と見下ろしていた方が、ピンチを脱出しやすくなります。
その方が、「ノルマを達成するためにがむしゃらに頑張る」以外の方法が浮かびやすくなります。
このピンチを脱出する方法の一つとして、「その上司よりも上の役職の人に相談する」といった方法もあります。
その人に、「今の状況では、このノルマを達成することは不可能です」と相談してみるのです。
そうすることで、「確かに無理だな」とわかってくれるかもしれません。
そうなれば、上の役職の人から上司に注意が入り、ノルマが低く設定されるようになるかもしれません。
また、それ以外だと、「上司がノルマについて言ってきてもスルーする」という方法もあります。
そもそも達成不可能なノルマが設定されているのであれば、ノルマを達成できなく当然です。
ですから、上司が「今月もノルマが達成できていないな」と小言を言ってきたとしても、聞いているふりをして受け流せばいいのです。
それに、達成不可能なノルマが設定されているとしたら、自分以外の同僚も、おそらく達成できていないはずです。
そういった状況であれば、上司の小言を受け流しても、自分はあまり不利な立場にはなりません。
「上司の小言を、聞いているふりをして受け流す」というのも、ある意味、「ピンチを脱出する方法」だったりします。
そうすることで、「ノルマを達成するために、さらに仕事を課せられる」ことを避けられる訳ですから。
これはピンチを脱出する一例ではありますが、「相手を見下ろしている」と、頭も柔軟になるので、ピンチを脱出するためのアイデアがどんどん浮かんできます。
そういったアイデアが沢山出てくると、ピンチを脱出できる可能性もどんどん高まります。
新庄剛志氏が言うように、ピンチになった時は、あえて「相手を見下ろすクセ」をつけるようにしましょう。
それが習慣化すると、ピンチの時でも、どんどん良いアイデアが浮かぶようになります。
そうなると、段々と「ピンチに強くなっていく」はずです。