「新庄剛志氏が日本ハムファイターズの監督になる」というニュースを初めて聞いた時は、「本当か?」と驚きました。
だた、それと同時に、「何をやってくれるんだろう?」とワクワクしました。
新庄剛志氏は、2022年シーズンから、日本ハムの監督になります。
それに伴い、2021年11月4日、新庄剛志氏の監督就任会見が行われました。
この会見も「新庄流」で、とても面白かったので、その内容をまとめます。
会見時の格好について
まず、会見時の服装が相当インパクトがありました。
赤系のチェックのスーツに、非常に襟が高い白のシャツを着ていました。
胸元は開いていて、ネックレスをつけていました。
シャツは、あまりに襟が高かったので、最初は「中に白いパーカーでも着てるのかな?」と思いましたが、よく見るとシャツでした。
日本の監督就任会見で、これだけド派手な格好をする人を初めて見たので、まずそこから度肝を抜かれました。
ちなみに、このシャツとスーツは、オーダーメイドのようです。
会見時の注目発言
監督ではなく「ビッグボス」と呼んでほしい
新庄氏は、この会見の中で、「今までの監督像を変えたい」と発言していました。
そして、「監督ではなく、『ビッグボス』と呼んでほしい」と言っていました。
優勝は目指さない
会見では、「優勝は目指さない」と言っていまいた。
これだけ聞くと「やる気がないのかな?」と思いそうですが、そうではありません。
「まずは一戦一戦に集中して、9月に優勝が狙える位置にいたら、そこで初めて優勝を目指す」ということでした。
新庄は、破天荒に見えて、意外と地に足のついた考え方をしていますね。
レギュラーは一人も決まっていない
普通、新監督というのは、「この選手を軸に、チームを組み立てよう」というイメージを持って、監督に就任します。
しかし、新庄の場合は、「今の時点で、レギュラーは一人も決まっていない」と言っていました。
実際に見て、良ければ、「ドラフト1位の新人を開幕投手にする可能性もある」と言っていました。
この発言は、今までレギュラーを張っていた選手に凄く刺激になる言葉だと思います。
これを聞いて、レギュラーだった選手も「しっかりやらないと、レギュラーを取られるかもしれない」と危機感を持って野球に取り組むようになります。
また、若手や新人選手も、「頑張れば自分もレギュラーになれるかもしれない」と意気込むようになります。
そういった意味では、監督就任会見で「レギュラーは決まっていない」と発言することは、選手にとって良い影響をもたらすのではないかと感じました。
夢はでっかく、根は太く
質疑応答では、「ビッグボス新庄としてのスローガンは?」という質問がありました。
そこで、「夢はでっかく、根は太く」と答えていました。
これも、とても新庄らしい発言だなと思いました。
新庄は、ちゃらんぽらんに見えますが、現役時代は、練習はしっかり行っていたようです。
だからこそ、プロ野球やメジャーリーグでしっかりした成績を残せた訳です。
「夢はでっかく」だけで終わらず、「根は太く」とつけたところに、新庄なりの真面目さが垣間見えました。
礼儀のなってない選手には注意する
会見では、「礼儀のなっていない選手がいたら、しっかり注意する」という発言もありました。
新庄というのは、一見ちゃらんぽらんに見えますが、実は人に対する礼儀はしっかりしているようです。
「破天荒なことをしても、礼儀はしっかりしている」という点が、新庄が多くの人から愛されている秘訣なのかもしれません。
やはり、礼儀のなっていない選手は、いくら実力があって面白くても、なかなかファンから愛されなかったりします。
そのため、「礼儀」の面も、しっかり選手に教えていってほしいですね。
新庄のキャラならば、選手も素直に聞き入れてくれるような気がします。
トライアウトに出たい
新庄は、2020年シーズンのオフに、再びプロ野球選手になるために、トライアウトを受けました。
そこで、残念ながら再びプロ野球選手にはなれませんでしたが、トライアウトでヒットを打ったりして、プロ野球ファンを沸かせました。
そして、現在も、トレーニングは続けているようです。
そのため、「トライアウトに出たい」という発言もありました。
もし現役の監督がトライアウトに出ということになったら、前代未聞のことです。
監督がトライアウトに出られるのかは謎ですが、新庄がトライアウトに出て、「監督新庄が選手新庄を獲得する」という場面も見てみたくなります。
試合中にインスタライブをやりたい
会見では、「試合中にインスタライブをやりたい」とも言っていまいた。
インスタライブをやるとしたら、ベンチでやるのでしょうか?
もし本当にそれをやったら、前代未聞のことなので、そのインスタライブの視聴者は、凄い数になりそうです。
そして、相手チームの監督も、情報収集のため、新庄のインスタライブに参加するかもしれません(笑)
まとめ
新庄の監督就任会見についてまとめましたが、いかがだったでしょうか。
この会見は、「見ていてとてもワクワクする会見」でした。
一般的に、監督就任会見というのは、当たり障りのないことばかり話す人が多く、見ていて退屈だったりします。
しかし、新庄の場合は、突拍子のないことばかり言うので、「次は何を言うのだろう?」と思い、会見から目が離せなくなりました。
これだけワクワクする監督就任会見を見たのは初めてでした。
そして、ただ面白いだけでなく、「しっかり鍛えて、選手やチームを成長させる」という意志も感じました。
2022年シーズンは、間違いなく日本ハムとビッグボス新庄がプロ野球界の話題の中心になりそうです。
実際にどんな采配をふるうのか、今から楽しみです。
また、この会見については、パ・リーグTVの方にもまとめ動画があがっていたので、そちらも貼っておきます。