最近は、「ミニマリスト」が注目されています。
「ミニマリスト」と呼ばれる人は、必要最低限の物しか所有しません。
これはある意味、今の消費社会の流れとは、逆をいくものです。
今の時代は、店に行くと、様々なものが売っています。そして、企業の側も、広告などで商品をアピールし、あの手この手で、消費者に商品を買わせようとします。
しかし、企業の策略に乗せられて、沢山買い物をしていると、「大して必要のないものばかり買ってしまった」ということになりがちです。
当たり前ですが、買い物をすればするほど、持っているお金は減ります。せっかく大切なお金を使って買ったのに、買った後に「大して必要ではなかった」と気づくのは、空しいものです。
そういった消費社会に疑問を持つ人が、「ミニマリスト」になって、本当に必要な物しか買わなくなったりします。そして、そういう生き方を支持する人も増えてきています。
しかし、「ミニマリスト」になるのは、そう簡単なことではありません。人間、どうしても、「物欲」は、なかなか捨てきれないからです。
ですから、消費社会に疲れて、ミニマリスト的な生き方に憧れていても、「どうしても、物欲が捨てきれないので、自分はミニマリストになれない」と思っている人が沢山いるはずです。
そして、物欲の中でも、「洋服に関する物欲」を捨てきれない人も多いと思います。
洋服は、毎日着るものですし、「できれば沢山、おしゃれな服を持ちたい」と思う人は多いです。
そして、今の時代は、一昔前に比べて、「安くておしゃれな服」が多くなりました。ファストファッションの店に行くと、様々な種類の、安くてデザインの良い服が沢山置いてあります。
そうなると、「あれもいい、これもいい」と思って、ついつい色々買ってしまったりします。
しかし、色々買っても、実際によく着る服は、ほんの一握りだったりします。そうなると、「沢山買っても、無駄だな」と気づく場合があります。
そういう無駄に気づくと、反動で、「ミニマリストになって、ワンパターンの服しか買わないようにしよう」という人もいるでしょう。
しかし、いざ実際に、ワンパターンの服しか買わないようにすると、「飽き」がきやすくなります。
「ミニマリスト」と呼ばれる人は、ワンパターンの服をずっと着ていても飽きません。しかし、ワンパターンの服で飽きない人というのは少数派です。大抵の人は、ワンパターンの服をずっと着ていると、飽きて、「他の服も着たい」と思うようになります。
ですから、「ミニマリストになりたいけれど、ワンパターンは飽きる」という人は、洋服を、「3パターンに絞る」ことをおすすめします。
人間、ワンパターンや2パターンしかないと、どうしても飽きやすくなります。しかし、3パターンあれば、なかなか飽きないものです。
色も、3色に絞って、着まわすようにすると、なかなか飽きないものです。
そして、3パターンの色があれば、組み合わせによって、様々な着こなしができるようになります。それにより、より飽きづらくなります。
ですから、「ミニマリストになりたいけれど、ワンパターンは飽きる」という人は、「3パターン」に絞って洋服を買うようにしましょう。
例えば、色も、「『黒』『緑』『青』の3パターンしか買わない」と決めて、それ以外の色でいいものがあっても、買わないようにします。そうすることで、余計な出費は抑えられます。
そして、3パターンあることで、飽きづらくなり、「洋服を組み合わせる楽しさ」も残ります。
洋服を3パターンに絞ると、「ミニマリストっぽさもありつつ、洋服を楽しむこともできる」という意味で、色々とメリットは多いです。
そのため、「ミニマリストになりたいけれど、なりきれない」という人は、洋服を3パターンに絞ると、洋服の出費も減って、なおかつ洋服を楽しめるので、おいしいとこどりができると思います。