最近、暇な時間は、YouTubeをよく見ています。
特に、自分が好んで見るのは「ファッション系の動画」です。
YouTubeを開くと、様々なファッションのチャンネルがあり、楽しいです。
そこで今回は、YouTubeのおすすめのメンズファッション動画を紹介します。
それが「アニ散歩」です。
片野英児さんについて
「FORZA STYLE(フォルツァ・スタイル)」というファッションサイトが運営しているYouTubeチャンネルがあるのですが、その中の企画の一つに、「アニ散歩」があります。
「アニ散歩」の主役が、「片野英児さん」です。
片野英児さんは、「フォルツァ・スタイル」のスタッフの一人です。
片野さんは、「ワーク」「ミリタリー」などの、男っぽい、味のあるファッションを好む方です。
しかし、男くさいなかにも、どこか上品さがあります。片野さんの着こなしは、そういったファッションが好きな男性から支持されています。
そんな片野さんですが、性格は、親しみやすくユーモアがあり、ギャグを言って場を和ませたりします。
そして、酒も好きで、昔ながらの大衆的な居酒屋を好んでいます。
このように、オシャレでありながらも、「昭和のオヤジ感」が漂っており、その個性的なキャラクターも人気があります。
アニ散歩とは
片野さんは、「アニキ」というあだ名で呼ばれています。
『アニキが、街を散歩して、古着屋や洋服屋で服を見る。そして、その後、居酒屋に入って、酒を飲む』というのが、「アニ散歩」です。
シンプルな企画ではありますが、店主の洋服の知識が半端ではなかったり、面白いキャラクターの居酒屋の店主がいたりして、見ていて飽きません。
自分は、新しい動画が更新される度に、「今度は、どんな店の、どんなアイテムが紹介されるのだろうか?」とワクワクしながら見ています。
アニ散歩の中で、おすすめの動画
「アニ散歩」には、かなりの数の動画が投稿されていますが、ここからは、アニ散歩の動画の中でも、個人的に、特に気に入っている動画を紹介していきます。
SAFARI(サファリ)(高円寺)
まずは、初期のアニ散歩を見てみましょう。
この回では、「古着の聖地」とも呼ばれる、高円寺の古着屋を巡っています。
アニキは、この動画で、古着屋を見てから、居酒屋で酒を飲みます。そこで、何を買うか考えます。その後、「もう一回、見てこよう」と店に戻ろうとします。
このパターンは、今後も、アニ散歩の「お約束」として、ほぼ毎回出てきます。
こういった、「お約束のパターン」を楽しむのも、アニ散歩の楽しみ方の一つです。
このお決まりのパターンも、どこか昭和っぽさがありますね。
BerBerJin(ベルベルジン)(原宿)
原宿も、古着屋が密集している地域です。
そこで、この回は、古着の名店「ベルベルジン」を訪れています。
こちらのお店には、「ヴィンテージ・デニム・アドバイザー」の肩書を持つ、藤原裕さんがいます。
「ヴィンテージ・デニム・アドバイザー」というだけあって、ヴィンテージデニムに関する深い知識には、感心してしまいます。
また、デニムだけでなく、古着全般に関する非常に深い知識も持っています。
そんな藤原さんとアニキのトークは、古着好きにはたまらないものあります。
浅草編(「T」)
「浅草編」も、すごく見どころがあります。
浅草編では、「T」というお店を訪れています。
店名を出せないとのことで、「T」となっています。
こちらは、古着ではなく、新品を扱うお店です。
ただ、新品以外にも、デッドストックの商品も扱っているようです。
店主は、塚本さんという方ですが、洋服全般に関する知識が半端ではありません。
古い洋服についての、恐ろしいまでの知識を持っている方です。
「T」では、オリジナルの商品を作っているようですが、そのオリジナル商品も、とんでもなくこだわって作られています。
オリジナルの商品に隠されたこだわりについての話を聞いていると、「そこまでこだわるのか!」と驚かされます。
ここまでくると、もはや、「洋服の変態」と言えるかもしれません(笑)。
しかし、そんな方が語る洋服の話を聞いていると、とても勉強になりますし、非常に面白かったです。
STRAY SHEEP(ストレイ・シープ)(水戸)
アニ散歩は、最初は都内の店のみでしたが、徐々に、地方の店にも行くようになりました。
水戸にも、遠征で行っています。
こちらのお店は、アメリカ物ではなく、ヨーロッパの古着を扱うお店です。
オーナーの世田さんは、ヴィンテージ業界で顔が広く、様々な業界人とつながりを持っているようです。
ヴィンテージのバーバリー、バブアー、アディダスなど、ヨーロッパ古着の名品が沢山揃っているお店です。
水戸という立地で、ここまで商品数が多いのもすごいですね。
TWO FACE(トゥー・フェイス)(熊本)
アニ散歩では、はるばる熊本まで行っています。
こちらのお店では、古着の他に、新品の商品も扱っています。
新品の商品は、古着のディティールを踏襲しつつ、今の時代に合うように作り直した商品が多い印象です。
こだわりのデニムのアイテムを作っていて、コアなアメカジ好きから支持されている「コナーズ・ソーイング・ファクトリー」の商品も置いてあります。
また、こちらのお店は、「トースト・フット・アンド・アイギア」というブランドが出している靴の企画にも参加しているとのことです。
地方のお店で、そういったブランドに関わっているというのも珍しいですね。
ANDANTE ANDANTE(アンダンテ・アンダンテ)(千葉)
自分は、千葉出身なので、千葉のお店が取り上げられた時は、嬉しくなりました。
しかも、この「アンダンテ・アンダンテ」というお店には、以前行ったこともあるので、動画を見て、「あのお店か!」となりました。
こちらは、千葉駅から少し歩いたとことにある、古着屋さんです。
ヨーロッパ古着を主に扱っています。
ただ、通常の古着だけでなく「マルジェラ」「エルメス」「シャネル」などのデザイナーズの古着も置いています。
また、古着だけでなく、アンディークの雑貨も扱っているところもいいですね。
そして、お店を見た後に立ち寄った、韓国料理屋のママのキャラが、非常に強烈なのも面白かったです。
JAM(ジャム)(町田)
町田は、古着の激戦区です。
そんな町田からも、「ジャム」というお店を紹介しています。
こちらは、アメリカ物も、ヨーロッパ物も、幅広く取り扱っているお店です。
「ジャム」という店名は、音楽の「ジャムセッション」から取ったとのこと。
「音楽のジャムセッションのように、様々な要素を混ぜる」といった意味合いがあるようです。
こちらのお店は、最近の物から、非常に古いアンティークの物など、非常に幅広い年代の物を取り扱っています。
古着激戦区の町田の中でも、特に存在感のあるお店だと思います。
militaria(ミリタリア)(高円寺)
アニ散歩は、また高円寺に戻ってきました。
やはり、高円寺は「古着の聖地」なので、古着の名店が沢山あります。
この「ミリタリア」も、そんな名店の一つです。
こちらのお店は、主にヨーロッパのミリタリーアイテムを扱うお店です。
ミリタリーというと、アメリカ物を扱う店が多いですが、ヨーロッパのミリタリーに特化しているというところが個性的です。
通常の古着屋でなかなか見ないような、レアなアイテムも色々置いています。
古着屋は、男性の店員が多いですが、今回は、珍しく女性スタッフが案内してくれます。
女性スタッフのかなみさんは美人なので、アニキも、なんだかデレデレしているように見えますね(笑)。
encore(アンコール)(高円寺)
「アンコール」は、「ミリタリア」の姉妹店になります。
「ミリタリア」はヨーロッパのミリタリーアイテムに特化したお店ですが、「アンコール」はヨーロッパのワークウエアに特化したお店です。
それぞれのお店に、特色がありますね。
こちらのお店は、比較的年代の新しいものもありますが、非常に古いアンティークのアイテムもあります。
物によっては、リペアを繰り返した商品もあり、これぞ、古着ならではの面白さという感じがします。
GROWER(グローアー)(元住吉)
こちらは、神奈川県の元住吉の商店街の中にあるお店です。
オーナーの黒崎さんが、元住吉に住んでいて、この土地が気に入ったので、お店を出したとのことです。
古着屋があまりない、元住吉という場所に出店したというのも面白いですね。
黒崎さんは、以前は大手のセレクトショップに勤めていて、独立してこちらのお店を出したとのことです。
黒崎さんの物腰の柔らかい雰囲気も、いい感じです。
こちらのお店は、古着の他に、新品の商品も取り扱っています。
セレクトショップ出身ということで、扱っている商品に統一感があり、センスの良さを感じます。
全体的に、ヨーロッパ物を多く扱っているようです。
シンプルで、大人っぽいアイテムが多いお店ですね。
ある程度年齢がいった大人でも、取り入れやすい商品が多いです。
FOREMOST(フォアモスト)(富山)
アニ散歩は、富山にも遠征しています。
「フォアモスト」は、アメリカ物をメインに取り扱っているお店です。
こちらのお店は、まず、店の広さと物量に圧倒されます。
そして、ただ量が多いだけでなく、質の良い商品が揃っています。
「FOREMOST」というのは、「最高のさらに上」といった意味ですが、店名の通り、素晴らしいアイテムが揃っているお店です。
富山ということで、店を出た後に寄ったお寿司屋の寿司も、非常においしそうですね。
まとめ
ファッション動画の「アニ散歩」について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
アニ散歩は、「古着好き」「古い洋服が好き」という方には、たまらない動画だと思います。
東京だけでなく、日本全国の様々な名店を紹介してくれるので、「地方にも、こんないい店があったのか!」と驚かされます。
また、「アニキ」と、それぞれの店の店員さんが、洋服について熱く語り合っているのもいいですね。両者とも、「洋服が好き」というのが伝わってきて、話を聞いていてグッときます。
そして、お店を見た後に立ち寄る居酒屋も、味のある店ばかりで好感が持てます。
また、アニ散歩で紹介される店は、ほとんどが個人経営のお店です。
最近の洋服屋は、大手のショップばかりになってきましたが、こういう動画を見ていると、「個人経営の店はいいな」と思います。
大手のショップに比べ、個人経営の店の方が、店員さんと語りやすいですし、顔なじみにもなりやすいです。そして、店主も、個性的な人が多くて面白いです。
この動画を見ていると、個人経営の古着屋やショップに行って、店主の人と洋服談義をしたくなってきますね。
アニ散歩を見ていると、改めて、「洋服って、奥が深いな」と気づかされます。