2023年の8月6日から、夏の甲子園大会(高校野球)が始まりました。
夏の甲子園大会は大人気なので、「甲子園を楽しみにしていた」という人も多いでしょう。
試合を観て、心が熱くなっている人も沢山いると思います。
ただ、自分はというと、最近は、高校野球は全く観ていません。
しかし、昔は、高校野球をしっかりと観ていた時期もあるので、高校野球の面白さについては知っています。
そして、冷静に分析してみると、「人気が出る要素」が沢山あるので、「夏の甲子園大会がこれだけ大人気のコンテンツになるのもうなずけるな」と思ったりします。
そこで今回は、「夏の甲子園大会が大人気な理由」について、自分なりに分析していきます。
夏の甲子園大会が、大人気な理由
1年に1回しか開催されない
夏の甲子園大会は、当然ながら、1年に1回しかありません。
そのため、今年の夏を見逃すと、次は来年になってしまいます。
「1年に1回だけしか開催されない」ために、余計に「観たい!」と思う人が多くなるのではないでしょうか。
厳密に言えば、春にも、選抜甲子園大会はあります。
ただ、夏の大会の方が大々的な感じがするので、「1年に1回しかない夏の甲子園大会を観たい」と思う人が多いのでしょう。
47都道府県の代表が出場するので、「郷土愛」が刺激される
夏の甲子園大会には、47都道府県の代表の高校が出場します。
自分の地元の高校が出場していると、ついつい、応援したくなる人が多いはずです。
47都道府県の代表が出場することにより、多くの人の「郷土愛」が刺激されるため、人気が高くなっていると思われます。
「負けたら終わり」のトーナメント制
夏の甲子園大会は、トーナメント制で試合が行われます。
トーナメントということは、「負けたら終わり」ということです。
「負けたら終わり」というハラハラ感が、「甲子園を観たい」という気持ちをより高めているように感じます。
球児たちの真剣な姿が見られる
この大会は、トーナメント方式で行われるので、負けたら終わりです。
そのため、球児たちは、後先考えず、「目の前の試合」に勝てるように全力でプレーします。
プロ野球と比べると、「この試合にかける」という選手の意気込みは、段違いになっています。
甲子園を観ると、球児たちの必死で真剣な姿が観られるので、人気が高くなっているのだと思います。
NHKで全国放送される
夏の甲子園大会は、毎年、NHKで全国放送されています。
地上波の良い時間帯に放送されていると、コアな野球ファンでなくとも、「ちょっと観てみようか」と思う人が多いはずです。
地上波で全国放送されることで、ライトな野球ファンも観ることになるので、より人気が高まっているのではないかと思います。
「夏休み」の人が多いので、テレビで観戦しやすい
8月だと、学生であれば、ちょうど「夏休み」の時期になります。
そのため、昼間の試合であっても、学校がないので、観戦しやすくなっています。
また、社会人でも、夏場は長期休暇を取れる人が多いはずです。
夏の長期休暇中に甲子園の試合がテレビでやっていれば、「ちょっと観てみるか」と思う人が、自然と増えます。
夏というのは、休みの人が多く、試合を観戦しやすいため、より人気が高くなっているのではないでしょうか。
「野球の間」が、夏にちょうどいい
夏というのは、暑いので、気分的にダラッとしがちです。
そのため、夏にスポーツ観戦をする場合、「常に動き回っているスポーツ」よりも、「所々、間があるスポーツ」の方が、好まれがちです。
野球というのは、常に動いている訳ではなく、所々、「間」があるスポーツです。
この野球の「間」が、夏にダラッと観るには、ちょうどいいのです。
「適度に間があることで、夏に合う」という部分も、「夏の甲子園大会」が大人気になっている理由の一つではないかと思います。
まとめ
夏の甲子園大会が大人気な理由について、自分なりに考察してみましたが、いかがでしたでしょうか。
改めて見てみると、夏の甲子園大会には、「人気が出る要素」が非常にたくさん散りばめられていることがわかります。
ただ、色々な要素が絡んではいるものの、人々が「夏の甲子園大会を観たい」と思う一番大きな理由は、夏の甲子園大会が「青春」を思い起こさせるからではないでしょうか。
「後先を考えず、目の前の試合に全力を尽くす」ことは、まさに「青春」と言えます。
そのため、大人がそういう球児の姿を観ると、「青春」を思い出して、甘酸っぱい気持ちに浸れるのでしょう。
また、青春真っただ中の年齢の人が観ても、「こんな青春時代を送りたい!」と思って、胸が熱くなるのだと思います。
夏の甲子園大会というのは、「青春」を強く思い起こさせてくれるコンテンツなので、これほど多くの人に熱く支持されているのではないでしょうか。