2024年5月25日(土)、不適応者の居場所に参加してきました。
前に参加したのが2023年の11月なので、半年ぶりの参加になります。
今回の会場は、代々木公園でした。
5月なので、気温は暑くもなく、寒くもなく、ちょうどいい感じでした。
代々木公園に着くと、土曜日ということもあり、人が沢山いました。
レジャーシートを敷いて話しているグループも沢山あったので、どこで不適応者の居場所をやっているのか、なかなか見つけられませんでした。
ただ、鶴見済さんのTwitter(X)を見ながら根気よく探して、なんとか辿り着くことができました。
場所がわかりにくいので、今後、参加される方は、事前に鶴見さんのTwitterをしっかり見た方がいいと思います。
14時開始でしたが、私が着いたのは15時前くらいでした。
その後は、敷いてあったレジャーシートに座って、近くにいた人と話し始めました。
初めて話す人もいれば、前に不適応者の居場所で会って、久々に話す人もいました。
食べ物もあったので、食べ物をつまみつつ、雑談をしました。
しばらく話していると、恒例の「自己紹介タイム」が始まりました。
これは、一人ずつ、みんなに自己紹介をする時間です。
ただ、「これを言わなければならない」ということは特になくて、それぞれ言いたいことを言って、自己紹介するという感じです。
こういった自己紹介が苦手な人もいるとは思いますが、これがあった方が、「こういう人が来ているんだ」ということを知ることができます。
また、自分の自己紹介の内容を覚えていてくれて、それをきっかけに話しかけてくれる人もいます。
そういったことを考えると、やはり、自己紹介タイムはあった方がいいと感じます。
ただ、この会でみんな一斉に行うイベントは「自己紹介」くらいで、あとは、ひたすら雑談とする感じです。
今回は、「ファッション」や「音楽」に詳しい人が参加していて、そういうことについて色々と話せたのが良かったです。
自分は、「ファッション」や「音楽」が好きですが、身近に趣味が合う人がいません。
そのため、「ファッション」や「音楽」について、自分が話したいことを話すことができません。
それは、地味にストレスが溜まったりします。
ただ、今回は、「ファッション」や「音楽」についての話ができたので、少しそのストレスが解消できました。
また、この場は、「ネガティブなことでも、気軽に話せる」という点も良いと感じます。
この会には、基本的に「社会に馴染めない人」が参加しています。
そのため、「メンタルを病んでいる」とか「仕事を辞めて無職だ」と言い出す人がいても、特に奇異の目で見られることはありません。
ネガティブな気持ちというのは、言葉にして誰かに話すことで、少し解消されることがあります。
ただ、今の日本社会で、そういうことを普通に話せる場は、なかなかありません。
しかし、不適応者の居場所に行くと、そういうことも普通に話せます。
そういう意味では、「ネガティブな気持ちを誰かに話して解消したい」という人にとっては、良い場になっていると思います。
話は変わりますが、自分は、古着が好きなので、「リサイクルショップで古着を探すこと」をよくやっています。
なぜそういうことが好きなのかというと、時々、「予期せぬ素晴らしい古着と出会える」ことがあるからです。
古着を探す場合、なんとなく「こういうものが欲しいな」とイメージして探しに行きますが、自分が思い描いたものにちょうど出会えることは、滅多にありません。
リサイクルショップは、新品の店と違って、何が置いてあるかわからないからです。
ただ、探していた服がなくても、「全く予期していなかった、素晴らしい服」に出会えることも、時々あります。
そんな時は、非常にテンションが上がります。
「予期せずに、素晴らしいものに出会える」というのは、とても嬉しいことだからです。
予期していなかった分、余計に嬉しさが増すような感覚があります。
そして、「不適応者の居場所」にも、「古着探し」と似たような楽しさがあるような気がします。
「不適応者の居場所」は、当日誰が来るのか、行かないとわかりません。
常連で毎回来ているような人もいるようですが、そういう人も「必ず来る」とは言い切れません。
どんな人が来るのかわからないので、場合によっては、「今回は、そこまで話が盛り上がらなかったな」という時もあります。
しかし、逆に、「思った以上に趣味が合う人」と出会うことができて、非常に話が盛り上がることもあります。
また、自分と趣味は違っても、何かの趣味を極めている人の話を聞いて、「そんな趣味があったのか!」と気づかされることもあります。
そういった瞬間は、とても楽しいものです。
こういった「予期せぬ面白い出会い」が時々ある点は、「古着探し」とかなり似ているような気がしました。
そのため、今後も「リサイクルショップに古着を探しに行くような感覚」で、不適応者の居場所にも参加したいです。