しょうの雑記ブログ

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坂本慎太郎「この世はもっと素敵なはず」を聴いて、独裁制について考えてみました

 2022年3月現在、ロシアとウクライナの間で戦争が起こっています。

 

 この戦争では、「独裁者・プーチン」が大きな問題となっています。

 

 現在のロシアは、プーチンによる独裁体制となっています。

 

 そのため、プーチンの暴走を誰も止めることができません。

 

 それにより、多くの人が戦争で亡くなっています。

 

 ロシアとウクライナのニュースを見た後、ふと、坂本慎太郎さんの「この世はもっと素敵なはず」を聴いてみました。

 

 そうすると、「歌詞が今の状況と重なるな」と思いました。

 

 この曲は、2014年にリリースされた曲で、「ナマで踊ろう」というアルバムに収録されています。

 

 

 この曲は、おそらく、独裁的な色が強くなっていった安倍政権に対する違和感から作られた曲です。

 

 ただ、プーチンの独裁が問題となっている2022年にも、しっくりはまる歌詞だと思いました。

 

 歌詞の全文は、下記のサイトで見られます。

 

坂本慎太郎 この世はもっと素敵なはず 歌詞&動画視聴 - 歌ネット

 

 そこで今回は、この曲の歌詞を詳しく見ながら、「独裁制」についてじっくりと考えてみたいと思います。

 

 

 

 

坂本慎太郎さんについて

 まずは、坂本慎太郎さんについて軽く説明します。

 

 坂本慎太郎さんは、1989年から2010年まで、「ゆらゆら帝国」というサイケデリック・ロックバンドで活動していました。

 

 ゆらゆら帝国は、1990年代から2000年代にかけて、コアなロックファンから大きな支持を得ていました。

 

 その後、2010年にバンドが解散し、ソロ活動を行うようになります。

 

 ゆらゆら帝国の頃は、歌詞に政治的なメッセージが込められていることはありませんでした。

 

 しかし、ソロになってからは、時々、政治的なメッセージが入った曲を発表するようになります。

 

「この世はもっと素敵なはず」のテーマ

 ここからは、「この世はもっと素敵なはず」についてです。

 

 この曲の歌詞のテーマは、ずばり、「独裁者」です。

 

 独裁者をどういう風に描写しているのか、歌詞を詳しく見てみましょう。

 

歯向かった人間は すべて消してしまう

 最初は、こんな歌詞から始まります。

見た目は赤ん坊 すぐに泣いてしまう

そいつが危険な その国の独裁者

歯向かった人間は すべて消してしまう

そいつが首を 一振りするたびに

目玉がボタンの 手縫いの人形

そいつの機嫌で 何人も死んだ

 

 この歌詞の、『見た目は赤ん坊 すぐに泣いてしまう』という部分は、プーチンには当てはまりません。

 

 プーチンは、あまり感情を表に出さずに決断を下すイメージだからです。

 

 しかし、その部分以外は、見事にプーチンに当てはまります。

 

 プーチンは、ロシアで反政府運動をしている人間を、次々と暗殺していると言われています。

 

 そして、ウクライナがロシアの要求を飲まないと、戦争を仕掛けて多くの人を殺しています。

 

 まさに『歯向かった人間は すべて消してしまう』といった感じです。

 

 

言葉が通じない

 さらに、こういう歌詞が続きます。

見た目は日本人 同じ日本語

だけどなぜか 言葉が通じない

はみだした存在は すぐに消してしまう

誰もが自分で 何か起きる前に

中身はがらんどう 木彫りの人形

そいつを拝んで ただ口をつむぐ

 

 プーチンは日本語を喋れないので、『見た目は日本人 同じ日本語』という部分は当てはまりません。

 

 しかし、それ以外の部分は、ほぼ当てはまります。

 

 プーチンは「ネオナチによる迫害から自国民を救う」と言って、ウクライナに戦争を仕掛けています。

 

 しかし、「ウクライナがネオナチ化している」と見ている人は、プーチン以外にほぼいません。

 

 そして、「それはおかしい」と言う人がいても、話を聞こうとせず、戦争を仕掛けます。

 

 それを見ると、「この人は、言葉が通じないな」と思ってしまいます。

 

 また、自分の意向に沿わない人は、すぐに消しています。

 

 プーチンは「ネオナチから救う」という大義を掲げていますが、その大義が空っぽであることは誰の目からも明らかです。

 

 しかし、「プーチンの中身は空っぽだ」と見透かされていても、ロシアがプーチンの独裁体制である以上、プーチンを拝んで、口をつむぐロシア国民が多くなっています。

 

お前正気か?

 次はこんな歌詞です

よく見なよ お前正気か?

 

 これは、おそらく、プーチンのような「独裁者」に向けた言葉でしょう。

 

 「酷いことばかりしているが、お前正気か?」「冷静になって考え直せ」というメッセージだと思います。

 

 または、「独裁者を支持している人に向けた言葉」と取ることもできます。

 

 「あんな酷い独裁者を支持するなんて正気か?」と言いたいのかもしれません。

 

ぶちこわせ

 最後は、こんな歌詞になります。

ぶちこわせ

 

 これはおそらく、「独裁体制なんていらないから、ぶちこわせ」というメッセージでしょう。

 

 この曲の中では、感情を込めずに『ぶちこわせ』と歌われています。

 

 しかし、感情を込めずに歌われるからこそ、逆に、「心の底から独裁体制をぶちこわしたいんだな」と思ってしまったりします。

 

「この世はもっと素敵なはず」というタイトルについて

 この曲をじっくり聴いた後、なぜこの曲が「この世はもっと素敵なはず」というタイトルになったのか、考えてみました。

 

 その結果、「この世はもっと素敵なはず」という言葉の前には「独裁制がなければ」という言葉が隠れているということに気づきました。

 

 自分としては、この曲の本当のタイトルは「(独裁制がなければ)この世はもっと素敵なはず」だと考えています。

 

 独裁制がなくなって、独裁者がいなくなれば、きっと「この世はもっと素敵になる」と思います。

 

 ただ、現状では独裁制を敷いている国は沢山あるので、独裁者をなくすことは、非常に難しいですが。

 

まとめ

 坂本慎太郎さんの「この世はもっと素敵なはず」の歌詞をヒントに、独裁者や独裁体制について自分なりに考えてみました。

 

 自分としては、この曲を改めて聴いて、この記事を書いたことで、「独裁制の問題点」を考え直す良い機会になりました。

 

 独裁者が出てきた時に、独裁者を非難する人は多いです。

 

 しかし、独裁者以前に、独裁者を生み出してしまう「独裁的な政治体制」に根本的な原因があったりします。

 

 その「独裁的な政治体制」も批判して、変えていかなければなりません。

 

 人間は、誰しも、「誘惑に弱い生き物」です。

 

 周囲から「人柄が素晴らしい」と言われている人でも、権力を得たとたんに人柄が変わってしまい、私利私欲に走って酷いことをしたりします。

 

 そういう意味では、「権力は、人を狂わす恐れ」があります。

 

 そして、手にする権力が強大になればなるほど、人を狂わせる確率は高くなります。

 

 「どんな人でも、強大な権力を手にすると変わってしまう可能性がある」ということを、肝に銘じておきましょう。

 

 今回のロシアとウクライナとの戦争では、「独裁者・プーチン」に対する批判の声が多く挙がっています。

 

 そして、「プーチンを大統領の座から降ろせ」と多くの人が言っています。

 

 この批判は、もっともです。

 

 自分も、プーチンの決断は、ロシアの大統領としてふさわしくないので、早くその座から降りてほしいです。

 

 ただ、プーチンを失脚させれば、それでもう安心かというと、そう簡単なものではないと思います。

 

 独裁的な政治体制を敷いている限りは、第二、第三のプーチンが出てくる可能性が高いです。

 

 そうなると、また悲劇が繰り返されます。

 

 独裁者が酷いことをした時は、その独裁者を批判するだけでは不十分です。

 

 それと同時に「独裁者を生む政治制度」も批判していかなければなりません。

 

 政治制度を、民主的な政治制度に変えていく必要があります。

 

 日本人としても、今回の件で、プーチンだけを責めるのでは不十分だと思います。

 

 「ロシアの政治体制」も批判していくべきでしょう。

 

 ただ、こういうことを言うと、「日本人がロシアの政治体制を批判したところで、変わらないから意味がない」と言う人がいます。

 

 その意見はもっともらしく聞こえますが、果たして、本当に意味のないことなのでしょうか?

 

 自分としては、そうは思いません。

 

 例えば、誰かが、SNS上でロシアの政治体制を批判して、それが拡散されたとします。

 

 ネット上で大きく拡散されると、大手メディアがそのことを記事にしたり、テレビで取り上げたりします。

 

 そうなると、より多くの人に拡散されます。

 

 その意見が多くに人に拡散されて、共感を得ると「ロシアの独裁的な政治体制は間違っている」ということが、「国際的な世論」の主流になったりします。

 

 そうなったら、各国の政府も、その意見を無視できなくなったりします。

 

 すると、各国首脳が「独裁的な政治体制を変えていかないと、ロシアとは取引しない」と言い出すかもしれません。

 

 多くの国がそういうことをしだすと、国際的に、ロシアの立場が危うくなってきます。

 

 そうなると、ロシア政府も「少し政治体制を変えていかないとまずいかも」という風に思ったりします。

 

 それにより、少しずつ政治体制が民主的になっていくこともあります。

 

 国の政治体制が変わる時は、国民による「内からの圧力」によって変わることが多いです。

 

 しかし、ここで挙げた例のように、「外からの圧力」によって、その国の政治体制が少しずつ変わっていくこともあります。

 

 そして、政治体制を変えるきっかけの元を辿ると、発端は、「誰かがSNS上で発した呟き」だったということもあります。

 

 そういうことを考えると「日本人がネットでロシアの政治体制を批判すること」も、全く無駄ではないと思います。

 

 そして、「他国の政治体制について考えること」は、ある意味で「自国の政治体制を考えること」にも繋がります。

 

 「独裁国家が抱える問題」を外側から見ることで、それを反面教師にできます。

 

 自国を独裁国家にしないためには、独裁国家のことを観察して、「独裁国家の手口」を頭に入れておくことが重要です。

 

 そうしておくと、日本の政府が、ロシアがやっていたような方法を採用しようとしたら、「ロシアみたいになったらまずい」と感じて、すぐに声を挙げることができます。

 

 そういう日本も、かつては独裁国家でした。

 

 しかし、独裁国家の下、戦争を行った結果、多くのものを失いました。

 

 その苦い経験を教訓にして、日本は民主主義国家となりました。

 

 今の日本は、民主主義国家です。

 

 しかし、自民党や政府は、自分たちの権力を強くして、「独裁的な方向」に行こうとしています。

 

 そういった素振りを見せた時に、国民は「それは違う」ときちんと批判しなければなりません。

 

 それを怠ると、「いつの間にかロシアのような独裁国家になってしまった」ということもありえます。

 

 「批判」といっても、時間のない方は、わざわざデモに出かけたりする必要はありません。

 

 「SNSで政府の独裁的な方針を批判する」といったことでも十分効果があります。

 

 そういう声がSNS上で大きく拡散されたら、政府も何らかの対応をしなければならなくなるからです。

 

 また、選挙に行って、「独裁制に反対している政党や候補者」に投票することも大事です。

 

 そういった政党や候補者が多く議席を獲得すれば、そう簡単には独裁制にはできません。

 

 自分は、この曲を聴いて「独裁制」について色々と考えた結果、「独裁制に反対ならば、心の中で思っているだけではダメだ」ということに気づきました。

 

 独裁制に反対ならば、その意見を何らかの形で表明しなければなりません。

 

 何も意見を言わないと、「何も言わないということは、独裁制に賛成なんだな」と受け取られかねません。

 

 そうなると、「独裁制にしたい」と思っている政治家は、どんどん独裁的な方向にシフトしようとしてきます。

 

 自国を独裁制にしないためには、「独裁制には反対」と言い続けなければならないと改めて思いました。

 

 この曲は、「独裁制」について考えるヒントとなる曲なので、この記事を見て気になった方は、ぜひじっくりと聴いてみてください。

 

 そして、「独裁制の問題点」についても、少し考えてみてください。