今回は、「ヤク」のセーターについてです。
冬場になると、セーターを着る人が増えます。
最近、セーターの中では、「カシミヤ」の人気が非常に高まっています。
保温性が高く、肌触りも柔らかいからです。
ただ、ヤクのセーターも、カシミヤに負けない魅力を持っています。
そのため、今回は、ヤクのセーターについて詳しく解説していきます。
ヤクとは
「ヤク」と聞いても、どんな動物なのかピンとこない方も多いと思います。
そこで、ここからは、ヤクという動物について説明します。
ヤクは、ウシ科の動物です。
中国やチベットに生息しています。
標高の高いところに生息しているため、とても保温性の高い毛が生えています。
その毛を刈り取ってセーターにしたものが、ヤクのセーターになります。
メリット
ここからは、ヤクのセーターのメリットについて説明します。
肌触りが柔らかい
ヤク100%のセーターの生地を触ると、とても滑らかで、あまりチクチクしません。
カシミヤのセーターに近い肌触りです。
そのため、「ウールのチクチク感が苦手」という方にも、ヤクのセーターはおすすめできます。
保温性が高い
ヤクのセーターは非常に保温性が高く、着ていて暖かいです。
自分は、ヤクのセーターの他に、同じくらいの厚みのカシミヤのセーターも持っています。
カシミヤのセーターと比べても、ヤクのセーターの方が暖かく感じます。
そのため、「今日は特に寒いな」と感じる日は、カシミヤのセーターではななく、ヤクのセーターを着ることが多いです。
非常に保温性が高いので、寒がりな方におすすめです。
デメリット
ここからは、ヤクのセーターのデメリットについても説明します。
価格が高い
素材が「ヤク100%」のセーターになると、価格は非常に高くなります。
大体、カシミヤと同じくらいの価格帯です。
そうなると、「高くてなかなか手が出ない」という方も多いかと思います。
ヤク100%にすると価格が高いため、中には、「ウールにヤクの毛を一部混ぜたセーター」も売っています。
ただ、ヤクの素材の良さをしっかりと感じたいのであれば、価格が高くても、なるべくヤク100%のセーターを買った方がいいと思います。
カシミヤセーターよりも購入しづらい
最近、アパレルメーカーは「カシミヤセーター」を沢山作っています。
やはり、「カシミヤ」というのは、高級セーターの代名詞ですし、欲しがる人が多いからです。
ヤクのセーターもカシミヤに負けない機能性があるのですが、知名度的には、カシミヤには劣ります。
そのため、アパレルメーカーも、カシミヤセーターに比べると、あまりヤクのセーターを作っていません。
そうなると、いざ、「ヤクのセーターが欲しい」と思っても、商品数が少なく、選択肢が少ないというデメリットがあります。
ただ、今後、消費者がヤクのセーターの魅力に気づけば、もう少し商品数が増える可能性はあると思います。
気温が上がった時に、暑くなりすぎる場合がある
ヤクのセーターには、抜群の保温力があります。
ただ、保温力が高すぎるせいで、気温が上がってくると、着ていて暑くなりすぎる場合があります。
そのため、自分は、冬場で割と気温が高い日は、ヤクのセーターは着ないようにしています。
まとめ
ヤクのセーターについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
「価格が高い」というデメリットはあるものの、ヤクは、とても優れた素材です。
カシミヤの陰に隠れがちではありますが、「暖かくて肌触りの良いセーターが欲しい」という方は、カシミヤだけでなく、ヤク素材のセーターもチェックしてみるといいと思います。
寒がりで敏感肌の方には、特におすすめできるセーターです。