バックパックのレビューをします。
今回レビューするのは、ユニクロ+Sの「ファンクショナルバックパック」です。
ユニクロ+Sは、2021年の秋冬シーズンから発表された新しいラインです。
「ファンクショナルバックパック」は、そのラインから発売されたものです。
メリット
シンプルでミニマムなデザイン
このバッグを最初に見た時に、「デザインがとてもいいな」と思いました。
余計な装飾がなく、シンプルかつミニマムで、自分好みのデザインでした。
このシンプルでミニマムな感じは「アウトドアブランドが、街使い用に作った」ようなデザインだと思います。
「アークテリクス」や「ノースフェイス」あたりからも出ていそうな雰囲気だなと思いました。
黒一色で、大人っぽく、合わせやすい
このバッグの色は、「ブラック」一色のみの展開です。
そして、ジッパーなどの細部に至るまで、全てブラックで統一されています。
この「オールブラック」の感じも、とてもいいと思います。
黒以外の色が一切入っていないので、大人っぽさがあります。
また、オールブラックなので、合わせやすさもあります。
大容量
このリュックは「35リットル」と大容量です。
そのため、2泊3日くらいの旅行でも、このバッグ一つで行けると思います。
ポケットが多い
このアイテムは、見た目はシンプルですが、実はポケットが沢山付いています。
まず、PCが入るポケットがあります。
また、ペットボトルを入れるサイドポケットや、小分けのポケットも色々付いています。
ポケットが多いと、やはり何かと便利です。
ショルダーストラップがしっかりしている
このリュックは、ショルダーストラップがしっかりしています。
また、体に沿うようなショルダーストラップの形なので、なかなか背負いやすいです。
チェストストラップが付いている
ショルダーストラップにはチェストストラップも付いています。
チェストストラップがあると、重い荷物を入れた時でも、肩の負担を軽減できます。
アウトドアブランドのリュックには、チェストストラップが付いている場合が多いです。
ただ、ファストファッションブランドのリュックで付いているというのは、なかなか珍しいと思います。
背中が蒸れにくい
背中部分には、クッションが入っています。
しかし、あえて全面にクッションを張らない仕様となっています。
そのため、背負っている時に空気の通り道ができるので、背中が蒸れにくくなっています。
これは、本格的なアウトドアブランドのリュックでなければなかなかない仕様なので、ユニクロは、今回、結構頑張ったなと感じました。
上部のハンドルが大きめで持ちやすい
上部には、ハンドルが付いています。
リュックのハンドルは、一般的に、小さめで持ちづらいものが多いです。
しかし、このリュックのハンドルは大きめなので、手に持つ時も持ちやすくなっています。
価格が安い
こちらのリュックの定価は、5990円(税込)です。
ユニクロのリュックの中では、結構高い価格帯です。
ただ、これだけ大容量で機能もてんこ盛りなリュックが約6000円というのは、非常に安いと思います。
もし、アウトドアブランドがこれと同等の機能のリュックを作ったとしたら、おそらく1万円以上の価格になると思います。
デメリット
生地がちょっと安っぽい
表地は、「綿70%、ナイロン30%」ということですが、実物を見ると、「生地がちょっと安っぽいな」と感じました。
やはり、約6000円という価格帯だと、どうしても生地は安っぽくなってしまうのかもしれません。
サイズが大きすぎて、普段使いしにくい
このアイテムは、大容量ですが、大容量すぎて、普段使いのリュックとしては使いにくいと思います。
特に、縦に長すぎると感じます。
縦に長いので、下の荷物が取りにくくなります。
ただ、「普段大量の荷物を持ち歩かないといけない」という方は、このリュック一つで済むので、いいかもしれません。
また、普段は使わず、「旅行用のリュック」と割り切って使うのもいいと思います。
小柄な人が背負うと、大きすぎてバランスが悪い
このリュックは、大きすぎて、小柄な人が背負うと、見た目のバランスが悪くなります。
小柄な人が背負うと、リュックを背負っているというより、「リュックに背負われている」という感じになってしまいます。
「多少見た目が悪くても、大容量のリュックが欲しい」という方は、それでもいいかもしれません。
しかし、見た目のバランスを気にする方は、注意が必要です。
小柄な方で、見た目のバランスを気にする方は、このバッグは避けた方が無難かもしれません。
こちらのリュックは、身長180cm以上の人でないと、見た目のバランスが取りにくいと思います。
逆に、身長180cm以上の方で、「リュックを背負うと、リュックが小さく見える」と感じている方には、合う商品だと思います。
止水ジッパーが硬い
こちらは、ジッパーには止水ジッパーが使われています。
止水ジッパーにすることで、防水性が高まるというメリットがあります。
また、止水ジッパーにすることで、見た目的にもシャープな雰囲気になります。
しかし、止水ジッパーの大きなデメリットは「ジッパーが硬いこと」です。
こちらのリュックのジッパーも、動きが硬く、スムーズに開け閉めしにくい印象です。
リュックというのは、結構頻繁に開け閉めするので、ジッパーが硬いのは大きなマイナスです。
そして、このリュックは、撥水加工はされているものの、完全防水ではありません。
それならば、わざわざ止水ジッパーを使う必要があるのか疑問です。
個人的には、止水ジッパーではなく、普通のジッパーの方が良かったと思います。
街で使うにはチェストストラップが少し邪魔
前述の通り、このリュックには、チェストストラップが付いています。
これは、重い荷物を入れた時には、嬉しい機能です。
ただ、重い荷物を入れない場合は、少し邪魔になったりします。
街使いで、頻繁にリュックを背負ったり降ろしたりしていると、チェストストラップがうっとおしく感じる場合があります。
そのため、できれば、チェストストラップは、取り外しできる仕様だとありがたかったです。
ただ、約6000円という価格では、チェストストラップを取り外し式にするのは厳しいのかもしれませんが。
まとめ
ユニクロ+Sの「ファンクショナルバックパック」のレビューをしてきましたが、いかがだったでしょうか。
ややデメリットはあるものの、約6000円という価格で、これだけ機能が盛り沢山な点には驚かされました。
約6000円という価格帯で、これだけ大容量で機能的なリュックは、他になかなかないと思います。
「普段、荷物が非常に多い」という方や「旅行用の大容量のリュックが欲しい」という方にはおすすめできるリュックです。
ただ、残念ながら、こちらの商品は、店舗・オンラインストアともに、既に売切れているようです。
なかなか人気のある商品のようです。
そのため、どうしても欲しい方は、メルカリなどのフリマサイトをマメにチェックしてみるといいかもしれません。
また、売れ行きが好調なら、次のシーズンに、さらに機能がアップデートされたリュックがリリースされる可能性もあるので、次にリリースされるのを待つというのも手です。