正月になると、「必ず初詣に行く」という人は多いのではないでしょうか。
やはり、日本の正月といえば「初詣」が定番です。
自分も、昔は、正月には必ず初詣に行っていました。
しかし、最近は、「気が乗らないのなら、初詣に行かなくてもいいのでは?」と考えるようになりました。
冷静に考えると、初詣にはデメリットが多いからです。
初詣に行くデメリット
ここからは、初詣に行くことのデメリットをいくつか列挙していきます。
寒い
正月というのは、1月ですから、当然ながら真冬です。
しかも、神社というのは外です。
人が沢山いると、お参りするまで待つことも多いです。
「真冬の屋外で、長時間待つ」という時点で、行く気はだいぶ失せてしまいます。
人混みがうっとおしい
正月は、みんな初詣に行きます。
そのため、神社には、人が沢山押し寄せます。
人がごった返している状態は、不快に感じる人が多いです。
自分は人混みが嫌いなので、混んでいる時点で、行く気が失せます。
時間がかかる
「自宅のすぐ近くに、初詣にちょうどいい神社がある」という人は少ないと思います。
近くに小さい神社があったとしても、「どうせ初詣に行くなら、もう少し立派な神社に行こう」となります。
そのため、初詣にちょうどいい神社に行くためには、電車や車で行くことが多くなります。
そうなると、移動にも時間を取られます。
また、初詣には多くの人が訪れるので、神社に到着してからも、参拝するまでに結構待ちます。
そういったことを考えると、初詣というのは、結構時間を取られます。
初詣に大して興味がなければ、この時間はもったいないと感じてしまいます。
神様にお願いしても、あまり効果を感じない
自分は、特に信仰心はありません。
日本人には、そういう人が多いと思います。
初詣の際には、神様に何か願い事をする人が多いです。
しかし、信仰心が薄いと、「信仰心が薄い人が神様にお願いしたところで、大して効果はないのではないか?」と思ってしまいます。
そうなると、「神様にお願いすること」にあまり意味を見出せません。
また、仮に神様に願いしたことが叶っても、信仰心が薄い人だと、「神様にお願いしたおかげだ」とは考えません。
願いが叶った時は、「自分の努力のおかげ」「周りの人のおかげ」「運が良かったから」などと考えると思います。
願いが叶っても神様に感謝しないのであれば、わざわざ初詣でお願いしに行かなくても良いのかなと思ったりします。
おみくじは「大吉」以外は嬉しくない
初詣に行くと、大体の人がおみくじを引きます。
しかし、このおみくじが曲者です。
なぜなら、おみくじは、「大吉以外を引くと、あまり嬉しくない」からです。
確かに、おみくじで大吉が出ると、「今年はいいことがありそうだな」という気分になり、嬉しくなります。
しかし、「吉」「小吉」「末吉」の場合は、「今年はまあ普通なのかな」という気分になり、特に嬉しくはありません。
ましてや、「凶」「大凶」が出ると、「悪い年になる」と思い、気分が悪くなります。
そういったことを考えると、おみくじというのは、「大吉以外は外れ」とも言うことができます。
大吉を引く確率はそこまで高くないので、おみくじというのは、実は「外れの多いくじ」とも言えます。
おみくじを引くにはお金がかかりますが、せっかくお金を出したのに、良い気分になる確率が低いのならば、あまりメリットを感じません。
初詣に行くメリット
いこれまで、初詣に行くことのデメリットを列挙してきました。
ただ、初詣は、一応メリットもあります。
ここからは、初詣に行くことのメリットも見ていきます。
「新年が始まった」という実感が湧く
新年が始まり、初詣に行くと、「これから新年が始まる」という実感が湧いてきます。
そういった実感をしっかりと得たい方は、初詣に行くのも悪くないかもしれません。
人と会うきっかけになる
初詣には、日本人の大半が行きます。
そして、正月は、多くの人が休みです。
そのため、しばらく会っていない人に対して、「初詣に一緒に行かない?」と誘いやすかったりします。
このように、「しばらく会っていない人と会う口実」に初詣を使うのはありだと思います。
また、しばらく会っていなかった友人から初詣に誘われることもあるので、そういう誘いに乗ると、久しぶりに友人と会えたりします。
「人と会うきっかけ」として使うのであれば、初詣に行くのも悪くないと思います。
願い事を神様に頼むと、気分が上がる場合がある
人によっては、「今年、なんとしてでも叶えたい願い事」があったりします。
そんな時は、藁にもすがる気持ちなので「神様の力も借りたい」と思ったりします。
そういう場合に、初詣で神様にお願いすると、「この願いはきっと叶う!」と気分が上がったりします。
神様にお願いして気分が上がるのであれば、初詣に行くのも悪くはありません。
おみくじのギャンブル性は、ある意味、楽しい
おみくじは、「大凶が出る可能性もあるけど、大吉が出る可能性もある」という意味では、ギャンブル性があります。
世の中には、そういったおみくじのギャンブル性が好きな人もいます。
大凶が出る可能性もある中で大吉が出ると、嬉しさは倍増します。
これが、全て大吉だと、大吉を引いても嬉しくはありません。
そういった「おみくじのギャンブル性」を素直に楽しめる人ならば、初詣に行くのもいいでしょう。
まとめ
新年になると、「みんな初詣に行っているけれど、自分は行くかどうか迷うな」と思っている人は結構いるはずです。
もし、初詣に行くかどうか迷った時は、「初詣に行くメリット」と「初詣に行くデメリット」を比べてみましょう。
そこで、メリットの方が大きければ行けばいいですし、デメリットの方が大きければ行かないようにしましょう。
自分の場合は、「寒い」「人混みがうっとおしい」というデメリットが大きすぎるので、おそらく初詣には行きません。
また、「メリットとデメリットを比べるのもめんどくさい」という人は、「気が乗るかどうか」で決めましょう。
気が乗れば行けばいいですし、気が乗らないのならば、行かなくていいと思います。
実際、自分は、去年の初詣も、気が乗らなかったので行っていません。
しかし、今思い返しても、初詣に行かなかったことに対しては、全く後悔はありません。
「やっぱり初詣に行っておけば良かった」などとは、一回も思いませんでした。
今思い返しても、「あの時、自分の気持ちに素直になって、無理に初詣に行かなくて良かった」と思います。
そのため、みなさんも、初詣に行くかどうかは、「みんなが行っているから」ということではなく、「自分が行きたいかどうか」で決めましょう。
自分の気持ちに素直になれば、初詣に行くという選択をしても、行かないという選択をしても、後悔はしないと思います。