自分は、普段から、メルカリをよく利用しています。
メルカリで買い物もしますし、着なくなった洋服もメルカリに出品したりしています。
そんな風にメルカリで色々出品したりしていると、「このブランドは人気があって売れやすいな」ということが、段々とわかってきました。
そこで今回は、メルカリを利用している方や、これから利用してみたい方のために、「メルカリで売れやすいメンズアパレルブランド」を紹介します。
「王道ブランド」「アメカジ復刻系ブランド」「アウトドアブランド」の3つのカテゴリーに分けて紹介していきます。
王道ブランド
やはり、なんだかんだで、「王道」と言われているようなブランドは、人気が高いですし、なかなか人気も落ちません。
値段も、新品だとまあまあ高いので、中古で探している人は多いです。
今回紹介する3ブランドは、どれも「ポロシャツ」が非常に有名です。
ポロシャツは、メンズカジュアルに欠かせないアイテムなので、ポロシャツに定評のあるブランドは「メンズカジュアルの王道」になりやすいのかもしれません。
ポロラルフローレン
Polo Ralph Lauren(ポロラルフローレン)は、「ラルフ・ローレン氏」が立ち上げたブランドです。
アメリカントラッド・アメリカンカジュアルを代表するブランドと言っていいでしょう。
胸元に入ったポロのマークは、誰もが一度は見たことがあるでしょう。
このブランドは、「カジュアルに着られるデザインだけれど、どこか上品」というのが大きな魅力だと思います。
また、幅広い年代の人が着られるデザインだという点も魅力です。
20代前半の人が着ても、50代の人が着ても、違和感のないブランドです。
そのため、幅広い年代に、長く愛されています。
また、デザインだけでなく、作りもしっかりしているので、長く着られます。
ラルフローレンの中でも、80年代や90年代に作られた「オールドもの」は特に人気が高いです。
古い年代の商品は、もう手に入らないので、今後さらに値段が上がっていくのではないかと思っています。
自分が過去にメルカリで売った商品の画像です。
ラコステ
LACOSTE(ラコステ)は、テニスプレーヤーだった「ルネ・ラコステ氏」が立ち上げた、フランスのカジュアルブランドです。
ルネ・ラコステ氏は、元々テニスプレーヤーでしたが、当時のテニスウエアに不満がありました。
そこで、「快適なテニスウエアを作りたい」と考え、ラコステというブランドを立ち上げました。
そして、そのポロシャツは、当時としてはとても機能的だったため、ポロシャツが看板商品となりました。
現在では、ポロシャツ以外にも、様々なアイテムを手掛けています。
ラコステは、カジュアルな洋服を作っているブランドですが、フランスのブランドだけあって、どこか上品な雰囲気が魅力です。
大人でも、違和感なく着られるブランドです。
メルカリでは、ポロシャツが一番人気がある印象ですが、それ以外のアイテムも人気があり、売れやすいと感じています。
自分が過去にメルカリで売った商品の画像です。
フレッドペリー
FRED PERRY(フレッドペリー)も、ラコステと同じように、元テニスプレーヤーの「フレッド・ペリー氏」が立ち上げたイギリスのブランドです。
最初は、テニスで使うリストバンドを開発して販売したようです。
それが当たり、今度はテニスウエアも手掛けるようになりました。
元々はテニスウエアとして開発されたフレッドペリーのポロシャツは、今なお、ブランドを代表するアイテムです。
フレッドペリーのポロシャツは、胸に月桂樹マークが入っていて、襟と袖口にラインが入っているのが特徴です。
また、フレッドペリーは、「モッズ・カルチャー」とも密接な繋がりがあるブランドです。
元々は、テニス用のスポーツブランドでしたが、1960年代になると、「モッズ」と呼ばれるロック・ミュージシャンや若者が、フレッドペリーのポロシャツを着るようになります。
そのため、フレッドペリーのポロシャツは「モッズのアイコンの一つ」となりました。
現代でも、「モッズファッション」は根強い人気があります。
それにより、「モッズファッション」が好きな人は、今でもフレッドペリーのポロシャツを買うのです。
フレッドペリーは、スポーツブランドでありながら、どこか英国らしい上品さがあるので、大人世代にも人気があります。
また、「モッズファッション」に影響を受けた若い人にも支持されているので、「幅広い世代に人気のブランドと言えます。
そのため、メルカリ内でも、欲しがっている人が多いブランドと言えます。
アメカジ復刻ブランド
「アメカジ復刻ブランド」と言われても、ピンとこない方がいるかもしれません。
そういう方のために、説明します。
「アメカジ」というのは、「アメリカン・カジュアル」の略です。
「アメリカン・カジュアル」というのは、「アメリカ人が普段着で着ているような洋服」のことです。
「ジーンズ、スウェット、ワークジャケット、ワークパンツ、ネルシャツ」などの洋服は「アメリカン・カジュアル」代表格のアイテムです。
「アメリカ人がよく着ている、汚れても味の出る洋服」というイメージです。
「復刻」というのは、「昔ながらの服のデザインや生地を復刻している」という意味です。
現代の洋服の多くは、「効率重視」で作っているため、製品ごとの品質のムラは少なくなっています。
しかし、逆に「着込んでも味が出ない服」になってしまっているというデメリットがあります。
昔の洋服は、確かに生産効率は悪く、品質のムラも大きかったですが、天然の味のある素材を作っていて、味の出やすい作り方をしていました。
そういった昔の洋服の良さに気づいた人が「昔ながらの素材や製法を用いて、昔のアメリカにあったような洋服を作ろう」と始めたのが「アメカジの復刻ブランド」です。
今回紹介する3つのブランドは、「昔ながらのアメリカの洋服」を作っていますが、実は全て日本のブランドです。
日本人は、研究熱心で手先も器用なので、「昔ながらのアメリカの洋服」をうまく作ることに長けていました。
そのため、「日本のアメカジ復刻ブランド」は、日本国内でも評価されていますが、海外でも評価が高くなっています。
「アメカジ復刻ブランド」の服は、品質が高い上、デザインも普遍的なものが多いので、かなり昔にリリースされた商品でも、価値が落ちにくく、高値で売れやすくなっています。
また、「アメカジの洋服」というのは、着古したり、汚れたりしてもそれが「味」となります。
こういった系統の服が好きな人は、古着で汚れが付いていても、それを「味」と捉えてあまり気にしない人が多いため、汚れていたとしてもメルカリで意外と高値がつきます。
今回は、メルカリ内で人気の高い「アメカジ復刻ブランド」を3つ紹介します。
ウエアハウス
WAREHOUSE(ウエアハウス)は、1995年に創業した日本のブランドです。
数あるアメカジ復刻ブランドの中でも、真っ先に名前を挙げる人が多いブランドです。
このブランドは、「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追い続けています。
アメカジ復刻ブランドの中でも、「ヴィンテージ古着」を深く徹底的に研究し、昔ながらの洋服の雰囲気を再現しているブランドです。
そのため、このブランドは、「ヴィンテージのアメカジ古着マニア」からも一目置かれています。
「日本のアメカジの復刻ブランド」の中では、一番支持されているブランドと言っても過言ではないかもしれません。
それくらい、根強いファンがいます。
商品には相当な手間がかかっているため、他の復刻ブランドと比べても、新品の価格帯は高価となっています。
しかし、その分、メルカリ内でも高値で取引されています。
フルカウント
FULLCOUNT(フルカウント)は、1993年に大阪で創業した日本のブランドです。
こちらも、「アメカジの復刻ブランド」を代表するブランドの一つです。
創業者の辻田氏は、ヴィンテージのジーンズが大好きだったようです。
そのため、このブランドでは、ヴィンテージのジーンズを徹底的に研究して、商品を作っています。
このブランドは、ジーンズの原料である「綿」からこだわっています。
綿花の中でも品質が高いとされているジンバブエコットンを使用しています。
原料にもこだわっているので、当然、縫製にもこだわって作っています。
そういったこだわりにより、まるでヴィンテージのような風合いのジーンズが作られます。
フルカウントでは「ジーンズ」が一番人気のある商品です。
ただ、ジーンズだけでなく、他のアメカジ系の洋服も展開しています。
ジーンズ以外のアイテムも、昔の洋服をしっかり研究して作っています。
そのため、ジーンズ以外にも、ヴィンテージ古着のマニアも納得するような服をリリースしています。
フルカウントの洋服は、コアなアメカジ好きからも、しっかりと評価されています。
そういった根強いファンが昔から一定数いるため、メルカリ内でも、高値で売れやすいブランドと言えます。
オアスロウ
orSlow(オアスロウ)は2005年に仲津氏が創業した日本のブランドです。
まだ、比較的歴史は浅いブランドです。
ヴィンテージウエアの要素を入れた新しい洋服を作っています。
このブランドは、「ウエアハウス」や「フルカウント」とは、少し毛色が違うブランドです。
「ウエアハウス」や「フルカウント」は非常に硬派なブランドですが、「オアスロウ」は「硬派な面もあるが、柔軟性もあるブランド」と言えます。
今回は、「アメカジの復刻ブランド」というカテゴリーに入れてはいますが、このブランドは、「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」を目指している訳ではありません。
「ヴィンテージ古着のディティール」をうまく取り入れていますが、忠実に復刻はせず、「今の時代に着やすい服」を作っているブランドです。
そのため、人によっては、「オアスロウは、アメカジの復刻ブランドではない」と思うかもしれません。
しかし、自分としては、忠実な復刻ではなくても、「ヴィンテージの風合いがうまく再現されている」と感じるので、あえて「アメカジの復刻ブランド」のカテゴリーに入れました。
オアスロウでは色々なアイテムをリリースしていますが、特に「カバーオール」や「ペインターパンツ」の評価が高い印象です。
このブランドの作る洋服は、「コテコテのアメカジ」になりすぎないところが人気です。
「アメカジの復刻系ブランド」と言うと、男くさいアイテムが多いので、一般的に、女性からあまり支持されない傾向があります。
しかし、こちらのブランドの作る洋服は、どこか柔らかさもあるため、男性だけでなく、女性からも人気があります。
性別を問わず人気があるため、このブランドの服を欲しがる人は沢山います。
そのため、メルカリでも人気が高いブランドです。
以前、オアスロウについてさらに詳しく紹介した記事もあるので、興味を持った方は、良かったらそちらの記事も読んでみてください。
アウトドアブランド
最近は、「アウトドアファッション」が非常に人気です。
アウトドアを楽しむ人が増えたことが大きな理由でしょう。
また、アウトドアブランドの洋服のデザインが良くなったことも大きいと思います。
当然ながら、アウトドアブランドの洋服は、非常に機能性が高いため、街中で着ても快適です。
デザインも良いとなると、「アウトドアシーンだけでなく、街でも着たい」と思う人は当然増えます。
また、機能的でデザインが良いと、「アウトドア活動はしないけれど、街だけでアウトドアブランドの服を着る」という人も現れます。
これらの理由から、アウトドアブランドの洋服を欲しがる人は、昔と比べて爆発的に増えています。
ただ、アウトドアブランドの洋服は、高機能のため、新品だと価格はだいぶ高いことが多いです。
そこで、「中古でもいいから安く買いたい」という人も出てくるため、メルカリ内でのアウトドアブランドの洋服の人気は、非常に上がっています。
ただ、一口に「アウトドアブランド」と言っても、沢山のブランドがあるので、「一体どのブランドが特に売れやすいの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
そこで今回は、数あるアウトドアブランドの中でも、みんな知っていて、なおかつ人気の高い3つのブランドを紹介します。
ザ・ノースフェイス
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)は、1968年にアメリカのカリフォルニア州で生まれたブランドです。
このブランドのロゴを一度も見たことがないという人は、ほとんどいないでしょう。
「アウトドアブランド」と聞いて、みんな真っ先に思いつくのがこのブランドでしょう。
ノースフェイスは、アウトドアに関わる様々な製品を作っています。
その中でも、アパレル製品は、機能性に優れ、非常に人気が高くなっています。
ノースフェイスが作っているほとんどの製品に、ブランドロゴが入っています。
そのため、ノースフェイスの製品を着ていると、「ノースフェイスを着ている」ということを周囲にもアピールできます。
そういった点も、人気がある理由の一つでしょう。
また、最近は、アウトドアに特化した商品だけでなく、「街で着ることを想定した商品」も作っています。
そういった商品は、アウトドアに特化した商品よりもさらにデザイン性が高いので、アウトドア活動をしない人からも人気があります。
ノースフェイスは、とにかく幅広い世代から支持されているアウトドアブランドです。
このブランドは、「アウトドアブランドの代名詞」といったような存在なので、メルカリでも非常に売れやすくなっています。
パタゴニア
patagpnia(パタゴニア)は、1957年に「イヴォン・シュイナード氏」が創業したアメリカのブランドです。
こちらも、非常に有名なアウトドアブランドです。
今現在、アウトドアに欠かせないアイテムの一つとして「フリースジャケット」があります。
軽くて暖かい「フリースジャケット」は、今は様々なブランドからリリースされています。
しかし、あまり一般的に知られてはいないですが、フリースジャケットを初めて作ったのは、「パタゴニア」なのです。
今や、様々な人にとって欠かせないアイテムとなったフリースジャケットを初めて作ったという意味では、とても偉大なブランドと言えます。
また、パタゴニアという会社は、昔から「環境問題」に対して真剣に取り組んでいるところも特徴です。
パタゴニアのTシャツの大部分には、環境の負荷が少ない「オーガニックコットン」が使用されています。
また、リサイクル素材を用いてフリースジャケットを作ったりしています。
そういった取り組みから、環境問題に興味がある層からも支持されています。
最近は、地球の環境が変動してきている影響で、アパレルブランドやアウトドアブランドでも、環境に配慮した取り組みをするところが増えました。
しかし、パタゴニアは、だいぶ前から環境問題に取り組んでいる企業なので、先駆者と言えます。
そして、パタゴニアというブランドは、機能性が良いのはもちろん、他のアウトドアブランドと比べて、「ファッション性が高いアイテム」が多いのも特徴です。
パタゴニアのアイテムには、「さりげないセンスの良さ」を感じさせるものが多くなっています。
そのため、「機能だけでなく、見た目の良さにもこだわりたい」といった人達からも人気があります。
パタゴニアというブランドは、こういった様々な理由から、幅広い層に支持されています。
そういったことにより、メルカリでも、非常に売れやすいブランドです。
モンベル
mont-bell(モンベル)は、1975年に大阪で創業した日本のブランドです。
「日本を代表するアウトドアブランド」と言っていいでしょう。
モンベルの一番の特徴は「コストパフォーマンスの良さ」です。
このブランドは、非常に機能性の高いアウトドアウエアを作っています。
そして、機能性が高い割に、価格はとてもお手頃です。
ノースフェイスやパタゴニアと比べても、だいぶ安い価格設定となっています。
機能性が高い商品をお手頃価格で売っているので、アウトドアブランドの中でも、コストパフォーマンスはトップクラスだと思います。
ただ、そんなモンベルにも欠点があります。
それは、「商品の見た目が地味」という点です。
モンベルの商品は、「機能性」を最優先しているため、見た目がだいぶシンプルで、地味だったりします。
モンベルのアイテムは、どうしても地味になりがちなので、「おしゃれなアウトドアアイテムが着たい」と思っている人は、パタゴニアやノースフェイスを買う傾向があります。
ただ、「見た目が地味」と言いましたが、これは、見方を変えれば、「シンプル」と言うこともできます。
そのため、シンプルなファッションが好きな方は、「ノースフェイスやパタゴニアではなく、あえてモンベルを選ぶ」という人もいます。
そういう人にとっては、「見た目が地味」というのも、欠点にはならないので、モンベルは最適な選択となります。
このブランドは、「アウトドアが好きだけど、値段を抑えたい」という層に圧倒的に支持されているブランドです。
また、シンプルでクセのないデザインの服が多いので、街着にモンベルのアイテムを取り入れる人も増えてきています。
そのため、メルカリでもモンベルは人気が高く、売れやすいブランドです。
まとめ
「メルカリで売れやすいメンズアパレルブランド」を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
今回は、9ブランドに絞って紹介させて頂きました。
今回紹介したブランドをざっと見てみると、どのブランドも「品質が良く、王道のデザインで、長く着られる洋服」をリリースしている印象です。
やはり、結局は、そういったものが中古でも人気があるということです。
洋服というのは、どうしても流行がつきものです。
そのため、みんな、「流行っているブランドの方が売れやすい」と思うかもしれませんが、実はそうとは限りません。
長い目で見ると、流行にばかり乗っているブランドより、流行に左右されない商品を作っているブランドの方が、メルカリでは売れやすかったりします。
「流行っているけれど、品質が悪く、奇抜で、長く着られない服」は、流行っている間だけは売れるかもしれませんが、ブームが去ってしまうと、全く売れなくなります。
しかし、今回紹介したブランドの服は、流行に関係なく、安定して売れます。
出品した当初はあまり反応がなかったとしても、ずっと出品し続けていれば、誰かしら買い手がつくことが多いです。
そのため、ここで挙げたブランドの服を持っていて、「もう着ない」というものがあれば、試しにメルカリに出してみましょう。
きっと、なかなかいい値段で売れるはずです。
また、売る場合だけでなく、今後、洋服を買う際も、今回紹介したブランドのものを買うことをおすすめします。
これらのブランドの服を買っておけば、長く着られるものが多いですし、飽きて手放す時も、高値で売れるのでお得です。
新品だと結構高いものが多いですが、リサイクルショップやメルカリでこれらのブランドの服が安く売っていたら、試しに買ってみるのも良いと思います。
実際に自分で着てみると、ここで取り上げたようなブランドの服の良さを、より実感できるはずです。