しょうの雑記ブログ

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ニューバランス完全BOOK

 今回は、本の紹介です。

 

 「ニューバランス完全BOOK」という本を紹介します。

 

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 こちらは、ファッション誌「Begin(ビギン)」を出版している世界文化社からリリースされた本です。

 

 この本は、ニューバランスの靴についてのガイドブックです。

 

 ビギンは、「物について、深く掘り下げること」に定評がある雑誌です。それだけに、この本での掘り下げ方も見事です。

 

 そこで、今回は、この本の概要について説明していきます。

 

 

 

 

 

 

M1300についての解説

 ニューバランスの数ある品番の中でも、特に人気があるのが、「M1300」です。

 

 M1300は、1985年に、オリジナルモデルがリリースされました。

 

 こちらのモデルは、85年代当時としては、画期的な履き心地の良さで話題になりました。

 

 デザイナーのラルフローレン氏が、この靴を履いて、「まるで雲の上を歩いているようだ」と言ったというエピソードが有名です。

 

 M1300は、これまでに何度も復刻されています。

 

 1995年からは、「5年ごと」に定期的に復刻されています。

 

 そして、その復刻を心待ちにしているファンが沢山います。

 

 今年、2020年にも、M1300が復刻でリリースされました。

 

 価格が高いにも関わらず、即完売となりました。手に入れられずに、悔しい思いをしたファンも多かったようです。

 

 こちらでは、2020年に復刻されたモデルのディティールを紹介しています。

 

 そして、過去の復刻モデルとのディティールの比較も行っています。

 

 今回の「ニューバランス完全BOOK」は、おそらく、2020年のM1300の復刻のタイミングに合わせて出版されたものだと思われます。

 

 そのため、わざわざ、アメリカのM1300を作っている工場まで取材している熱の入れようです。

 

 M1300のファンの方は、必見の記事だと思います。

 

ニューバランスの歴史

 ニューバランスの歴史についても、まとめられていました。

 

 ニューバランスは、元々、矯正靴のメーカーとしてスタートしたとのことです。

 

 その後は、スポーツの分野に進出していきました。

 

 ニューバランスは、履き心地の良さに定評があるブランドですが、矯正靴で培ったノウハウも、活かされているのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

座談会

 ニューバランスの職員二人、スニーカーライター、ビギンのライター、計4名による座談会も収録されています。

 

 4名とも、ニューバランスに対する愛があふれていて、読んでいて好感が持てました。

 

 過去の、ニューバランスに関する個人的なエピソードが、特に面白かったです。

 

品番の解説

 ニューバランスは、モデルに名前をつけるのではなく、「品番をつける」ことが特徴的です。

 

 しかし、慣れていないと、「靴に品番がついているけれど、この番号はどういう意味なんだ?」と思ってしまったりします。

 

 そんな方にとって、こちらの解説はぴったりです。

 

 ニューバランスの品番を「1000番台」「900番台」「500番台」に大別して、それぞれの「~番台」の特徴について解説してくれています。

 

 また、具体的に、どのようなモデルがあるかについても、紹介してくれています。

 

 そして、主要な「1000番台」「900番台」「500番台」以外の品番についても触れてくれているのも嬉しいですね。

 

 これを読むと、ニューバランスの品番に詳しくなれます。

 

ニューバランスゆかりの地の訪問記

 この本の中では、ニューバランスゆかりの地を訪問した訪問記も載っていました。

 

 ニューバランス創業の地であるボストンや、M1300を製造しているスコヘーゲン、英国製モデルを製造している英国の工場などを訪れています。

 

 こういった製造の裏側を垣間見れるのも、なかなか面白いです。

 

ニューバランステクノロジー用語辞典

 巻末には、「ニューバランステクノロジー用語辞典」がついていました。

 

 あいうえお順で、ニューバランスのテクノロジー用語について解説が載っています。

 

 ニューバランスに用いられているテクノロジー用語については、ぱっと見ただけでは、どんな機能なのかわからないことも多いです。

 

 そのため、ニューバランスのテクノロジー用語について、辞典形式で調べられるのは、いいなと思いました。

 

 

 

 

 

まとめ

 「ニューバランス完全BOOK」の紹介をしてきましたが、いかがだったでしょうか。

 

 自分自身、ニューバランスが好きなので、こちらの本を本屋で見かけて、思わず購入してしまいました。

 

 読んでみると、「非常によくまとまっているな」という印象で、好感を持ちました。

 

 手元に置いておいて、「ニューバランスの辞典」として活用したい本だなと思いました。

 

 マニアックな部分もありますが、読んでいて、あまり堅苦しくなっていないのも魅力だなと感じました。

 

 こちらは、ニューバランスの初心者から、ある程度詳しい人まで、幅広い層が満足できる本ではないでしょうか。

 

「ニューバランスに興味がある」という人ならば、買っておいて損はない本だと思います。