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言語聴覚士を養成する専門学校について(2年過程の2年目)

 「言語聴覚士の資格が気になる」という方に向けて、「言語聴覚士を養成する専門学校」について、説明していきます。

 

 今回は、2年過程の2年目についての話です。

 

 1年目については、以下の記事をご覧ください。

 

www.bamentekiou.com

 

 

 

 

学校生活について

2年目

 2年目は、1年目よりも忙しかったです。

 

 2年目は、学校の授業に加え、「臨床実習の準備」「国家試験の準備」「就職活動」と、やることが盛り沢山でした。

 

臨床実習について

 言語聴覚士の国家試験を受けるには、座学だけでなく「臨床実習」を行い、クリアする必要があります。

 

 臨床実習は、実際に働いている言語聴覚士(バイザー)の元に、一定期間ついて、実際の患者さんに、言語の検査や訓練を行います。

 

 そして、フィードバックを受けて、最終的に実習報告書を完成させます。そしてバイザーから「実習合格」が出なければ、実習をクリアできません。実習に合格しないと、国家試験も受けられません。

 

 言語聴覚士の国家資格を取得するにあたって、この「臨床実習」が一番の難関かもしれません。

 

 言語聴覚士になった人に話を聞くと「臨床実習は地獄だった」「もう二度と臨床実習はやりたくない」という人が多いです。

 

 学生は、実習に行く前に、準備をしてから行きますが、学生ですので、知識や技術は未熟です。

 

 そのため、知識や技術について、バイザーから厳しく指導されることがあります。

 

 また、実習中は「時間的な余裕」もあまりありません。

 

 実習中は、基本的に、日中はバイザーについてまわります。

 

 そして、バイザーの仕事が終わった後に、フィードバックを受けます。

 

 そして、そこから家に帰ってから、「実習レポート」や「実習報告書」を書かなければなりません。

 

 そうなると睡眠時間がどんどん削られ、「実習中の睡眠時間が、2~3時間しかなかった」というケースもザラです。

 

 また、「バイザーの人柄」による当たりはずれもあります。

 

 中には「パワハラまがいの指導」をするバイザーもいます。そういうバイザーにあたってしまうと最悪です。

 

 はずれのバイザーに当たったからといって、実習を辞めてしまうと、言語聴覚士の国家試験が受けられなくなります。そのため、嫌なバイザーにあたっても、じっと我慢する学生が多いです。

 

九州の小児の病院

 自分は、実習は、2ヵ所、行きました。

 

 1ヵ所目は、九州にある小児の病院でした。言語聴覚士の実習先は、少ないので、わざわざ九州まで行きました。その期間中は、ウィークリーマンションを借りました。こちらには、8週間行きました。

 

 今思い返すと、この実習先はかなり「当たり」でした。

 

 バイザーの言語聴覚士は、年配の男性でした。この病院は、小さい病院で、言語聴覚士は、その男性一人だけでした。

 

 バイザーの言語聴覚士は、九州の人ならではの温かさがあり、変に偉ぶる感じがありませんでした。

 

 また、もう一人、自分と年齢の近い学生が、実習に来ていました。その学生ともウマが合いました。

 

 そのため、「男3人」で、変に気を使うこともなく、比較的楽しく実習ができました。

 

 フィードバックも、勤務時間内の空き時間にやってくれたので、帰りも、あまり遅くなりませんでした。

 

 そのため、実習中にも関わらず、十分な睡眠時間が取れました。

 

 実習報告書も、余裕を持って終わらすことができました。

 

 実習の最後には、そのバイザーの言語聴覚士が、自分の車で、近所の観光に連れていってくれました。

 

関東の総合病院

 2ヵ所目は、関東にある総合病院に行きました。こちらには6週間行きました。

 

 1ヵ所目と違い、少し厳しめのところでした。

 

 ただ、他の同級生の話を聞くと、もっと厳しい実習先が多いような印象だったので、この実習先も、それほど外れではなかった気がします。

 

 ここでは、30代の男性の言語聴覚士がバイザーでした。こちらは1ヵ所目と違って規模が大きい病院で、言語聴覚士は5人いました。

 

 バイザーの言語聴覚士は、話しやすい人柄の人でしたが、レポートや実習報告書には細かく、結構ダメ出しをされました。

 

 また、言語聴覚士が5人いたので、常にバイザーにつくのではなく、他の言語聴覚士につくこともありました。

 

 他の言語聴覚士には、礼儀に異様にうるさい人もいて、「礼儀がなってない」と叱られることもありました。

 

 ここでは、回復期病棟の患者さんに協力してもらい、担当の患者さんを決めて、その患者さんに、言語検査や訓練を行いました。

 

 この実習で大変だったのは、「実習報告書」でした。

 

 頑張って実習報告書を書いても、細かい部分をダメ出しされ、何度も何度も書き直しました。

 

 この実習先では、フィードバックは、バイザーの業務が終わった後に行われました。そのため、家に帰る時間が遅くなりました。

 

 そこからまた、実習報告書を書き直さなくてはなりません。

 

 そうなると、睡眠時間は削られます。この実習中の平均睡眠時間は、4時間くらいだったと思います。

 

 ただ、なんとか実習報告書を期間内に完成させて、実習を乗り切ることができました。

 

国家試験

 実習が終わると、次は国家試験の勉強です。

 

 国家試験は、記述式ではなく、択一式です。

 

 自分は、国家試験対策としては、「過去問」を中心に行いました。

 

 なぜなら、似たような問題が繰り返し出ていることもあり、過去問を集中的に行うことが有効だと考えたからです。

 

 また、一人で勉強するだけでなく、クラスメイトと「勉強会」もよく行いました。

 

 勉強会で、お互いに問題を出し合って、「なぜそれが正解か」を話し合っていました。この勉強法は、なかなか有効でした。クラスメイトとと議論しながら勉強することで、しっかりと知識が身につく感じがしました。

 

 そんな感じで勉強して、国家試験に臨みました。

 

 国家試験は2月に行われたので、風邪をひかないよう、体調管理に気をつけました。

 

 そして、国家試験を受けて、無事合格することができました。

 

就職活動

 国家試験と並行して、就職活動も行っていました。

 

 求人は、学校に来ている求人の中から探しました。

 

 まず、言語聴覚士を募集している病院や施設を見学させてもらい、その後、試験を受けました。

 

 試験は、どこも面接でした。

 

 いくつか受けて、落ちたりもしましたが、ある総合病院に受かったので、そこに就職することにしました。

 

卒業

 無事、国家試験に受かり、就職先も決まりました。

 

 そのため、卒業式は、比較的余裕を持って迎えることができました。

 

学校生活で大変だったこと

学費と生活費

 お金の面では、大変な部分もありました。

 

 学費は、2年間で、250万以上かかったと思います。

 

 また、学費以外にも「教科書代」「実習時の制服代」「実習時のウィークリーマンションの代金」など、色々とお金がかかります。

 

 自分は、ある程度貯金があったので、それを切り崩しながら生活をしましたが、かなりの費用がかかりました。

 

 2年過程は、わずか2年間で資格が取れるというメリットもありますが、スケジュールが過密なため、なかなかバイトがしづらいというデメリットもあります。

 

女性が多い環境

 言語聴覚士の専門学校は、どこも女性の学生が多いです。

 

 そのため、学校内で、男性は、どうしても肩身が狭くなりがちです。

 

 その点は、少し大変な面もありました。

 

 ただ、男性が少ない分、男性の学生同士のつながりは強くなったような気がします。

 

学ぶ分野が幅広い

 言語聴覚士の専門学校は、学ぶ分野が幅広いので、不得意な科目もありました。

 

 しかし、学生同士で助け合うことで、なんとかテストはクリアすることができました。

 

臨床実習

 前述のように、臨床実習は、なかなか大変です。

 

学校生活で楽しかったこと

一緒に学ぶ仲間ができた

 20代後半で、また学生生活を送ることになりましたが、「一緒に学ぶ仲間」がいるというのは、心強かったですし、楽しかったです。

 

幅広い年代の人と交流ができた

 僕が通っていた学校の年齢層は22歳~50代までと、幅広かったです。

 

 そのため、年上の人と交流することも多かったですが、様々なバックグラウンドを持つ年上の人と話すのは面白かったですし、勉強になることも多かったです。

 

実習で、行ったことのない土地に行けた

 言語聴覚士の実習では、受け入れ先が少ないため、遠くの実習地に行くこともあります。

 

 これは、デメリットでもありますが、見方を変えると、メリットにもなります。

 

 自分は、ウィークリーマンションを借りて、九州の田舎にある実習地に、8週間ほど行きました。

 

 これは、なかなか面白かったです。

 

 その土地は、今まで行ったことのなかったところだったので、新鮮でした。

 

 そして、8週間の間、その土地に住むので、その土地のことがよくわかるようになりました。

 

 その土地に住んで、「九州の人は、温かい人柄の人が多いな」などと感じました。

 

 そして、九州の自然は、関東とはまた一味違った良さがあると思いました。

 

 こういった「ちょっとした旅行感覚」が味わえたのは、良かった点かなと思っています。

 

「資格を取る」という達成感が得られた

 また、「資格を取った際の達成感」というのも、専門学校に入ったからこそ得られる良い点だと思います。

 

 国家試験の合格発表があり、自分の合格を知った時は「やった!」と思い、すごく達成感がありました。

 

 こういう達成感が得られるというのも、貴重な体験だと思います。

 

まとめ

 「言語聴覚士を養成する専門学校」での生活について、色々と語ってきましたが、いかがでしょうか。

 

 改めて専門学校での生活を振り返ってみると、「なかなか濃い2年間だったな」と思います。

 

 良いことも、悪いことも、沢山ありました。

 

 ただ、時が経ってみると、悪いことも「あれはあれで面白い経験だった」と思うことが多いです。

 

 しかし、言語聴覚士の専門学校へ入学するということは、大きなリスクも伴います。

 

 そのため、言語聴覚士の専門学校への入学を検討している方は、事前にしっかりと情報収集し、よく検討してから入学することを勧めます。

 

 その際は、こちらの記事が、少しでも参考になれば幸いです。

 

 


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