基本的に、「自分のことは、自分が一番よく知っている」はずです。しかし、「自分の知らない、自分の一面」というものも存在します。
人から、「あなたは、こういう一面があるよね」と言われたけれど、自分にはそんな自覚がなくて、「そうなのかな?」と思った経験がある人も多いでしょう。
また、恋愛などで、頭では「この人のことを好きではない」と思っていても、その人を実際に目の前にするとドキドキしてしまって、「あれ、自分は、本当はこの人のことが好きなのかな?」と思ってしまう経験がある人もいるでしょう。
そういう、「自分の知らない、自分の一面」を見つけた時に、多くの人はとまどってしまいます。
やはり、どうしても多くの人は、「自分のことを自分で制御できていない」ことに対して不安になってしまうものだからです。
しかし、「自分の知らない、自分の一面」を知るのは、悪いことばかりではなく、いい面もあります。
そういうことを知って、その一面を活かしていくことができたら、新しいことが広がっていく可能性があります。
だから、ふとした時に、「自分の知らない、自分の一面」を見つけた時は、「へ~、自分にはこんな一面があったんだ」と楽しむようにしましょう。
ただ、自分のこととなると、自意識が働いて、なかなか楽しめなかったりすることがあります。
そんな時は、自分のことというより、なるべく「他人事」のように自分のその一面を見てみるといいでしょう。
なるべく客観的にそれを見てみるようにします。それができれば、自分のことであっても、楽しむことができます。
自分のことというのは、自分が一番よく知っているはずですが、他人でないとなかなか気づかない側面もあります。
また、自分自身でコントロールしきれない感情というものもあります。そういういうものは、時に厄介です。
しかし、厄介だからこそ面白いという面もあります。「厄介なもの」というのは、大抵、予想がつかないから「厄介だな」と感じます。
でも、予想がつかないものというのは、時に新鮮な驚きをくれます。
多くの人が、「できれば自分の魅力を活かしたい」と思っています。
しかし、自分の魅力のいくつかは、自分自身は知らないのに、他の人が知っているということもあります。
だから、他の人から、「あなたは、こういう一面があるよね」と言われた際には、「違う」とすぐに否定せず、まずは「そういう一面が自分にはあるのかな?」と一度考えるようにしましょう。
そこで、「そんな一面は絶対ない」と自分で思うのであれば、それは他の人が勘違いしているということです。
でも、「もしかしたら、あるかもしれない」という気持ちになったのであれば、そういう一面があなたの中に存在している可能性は高いです。
そして、その一面が、良い側面を持っていたとしたら、それはあなたの新たな魅力になる可能性を秘めています。
「自分の魅力」を最大限に活かすためには、「自分が知っている自分の魅力」だけでは不十分です。だから、たまには他の人の意見を聞いてみて、「自分の知らない、自分の魅力」を見つけてみましょう。
そして新たな自分の魅力に気づいたら、その魅力を伸ばすよう、工夫してみることをおすすめします。
やはり人は、「1つしか魅力がない人」より、「様々な魅力を持っている人」にひかれる傾向があります。
自分の様々な魅力に気づいてそれを伸ばしていけたら、「この人と仲良くなりたい」と思う人は増えますし、そうなると面白い人と出会う確率も上がります。
やはり人生は、面白い人と沢山出会える方が楽しいものです。
そのためには、自分の様々な魅力を伸ばしていきましょう。