誰にでも、「今日はついていない日だったな」と思ってしまう日があるでしょう。
そういう時の落ち込み具合は人によって違いますが、それを長く引きずってしまう人もいます。
ついていない日は、「どうして今日はこんなに嫌なことが続くんだ」と、今日起こった嫌なことばかりを考えがちです。
でも、そういう風に嫌な出来事ばかりを考えていると気分もさらに沈みやすくなります。
また、何か失敗して落ち込んでいる場合、失敗の反省点を考えられればまだいいですが、「あんなことしなければよかった」と後悔ばかりしているのは、時間の無駄です。
だから、「ついてないことがあった日」に人一倍落ち込んでしまう人は、今日のことはなるべく考えないようにして、「明日のこと」を考えるようにしましょう。
大体、ついてない日があったとして、それを振り返るのは夕方か夜です。
夕方や夜というのは、ただでさえ感傷的になりやすい時間帯です。
そういう時に、ついてない日のことを振り返ると、さらに落ち込みやすくなります。
だから、そんな時は、今日のことを振り返るのではなく、「明日は何しようかな」と考えてみましょう。
それは、明日の仕事のことでも、明日仕事から帰ってからやろうとしている趣味のことでも構いません。
とにかく、「今日」から「明日」に注目する対象を移すことが大事です。
ついていない日があったとしても、一晩寝て朝になったら、憂鬱な気分が改善していることも多くあります。
やはり、人間、朝になると自然と気分も上がっていくものです。
「ついてない日の次の日を気持ちよく迎える」ためには、当日に準備するよりも、前日から準備をしておいた方がいいでしょう。
前日から「明日のこと」を考えていくことで、「ついていない日」の心のダメージを最小限にして、次の日に気持ちを切り替えやすくなります。
人生において、「ついてない日」というのは必ずやってきます。
それは仕方のないことです。だからそれを避けようとするより、それがやってきた時に、「素早く心のダメージを回復する」工夫をすることが大事です。
「落ち込みやすい人」というのは、元からの性格も関係しているので、大きく変えることは難しかったりします。
しかし、心にダメージを受けたとしても、やり方次第で、回復しやすくすることはできます。