このブログを読んでいる方には、何か熱中して取り組んでいるものはあるでしょうか?
熱中して取り組んでいると、どうしても「もっと質を高める方法はないだろうか」と思うことがあるでしょう。
しかし、そう思っても、「なかなか質が上がらない」と悩んでいる人が沢山います。
質を上げることは大事なことですが、なかなか質を上げられないのは、「単純に量が足りていないから質が上がらない」ことが原因である場合があります。
質というのは、ある程度の数をこなさなければ上がっていかないものです。
だから、「もっと質を上げたい」と思っている人がいるなら、まず、「ある程度の量はこなせているのか」ということをチェックしてみましょう。
もしそこで、「あまり量がこなせていない」ということに気づいたら、とりあえず質のことは気にせず、量をこなすことを最優先にしていきましょう。
例えば、「絵がもっとうまくなりたい」という人がいたとします。
その人が、あまり絵を描く時間がとれていなかったのなら、まずは「うまく描こう」という考えは捨てて、とにかく描いてみます。
空いた時間があれば、ほんの少しでもいいので描き進めましょう。
そういう風にして量をこなしていくと、技術は自然と上がっていきます。
それをあまり実感できていなくても、最初の頃に描いた絵と、つい最近描いた絵を比べれば、「こんなに上達したのか」とはっきり気づくはずです。
だから、物事を始めた初期の段階では、「とにかく量をこなす」ことが非常に重要です。
「質」のことを考えるのは、ある程度の「量」をこなした後でないと、あまり意味がありません。
だから、何かを始めたら、まずは「量」をこなすことを考えましょう。
そして、「量」をこなすと、ある程度、「こうしたらうまくできるのではないか」というアイデアが自然とわいてくるものです。
そこで初めて、「質」のことを考えればいいのです。