場面緘黙症だった僕の、その後の人生

小学校時代に場面緘黙症を経験。社会に出た後も、仕事になじめずに苦しむ。社会にうまく適応できないという悩みあり。このブログが、同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

「感情を言語化」すると、自分の感情を把握しやすくなる

 自分の感情をコントロールするためには、まずは「自分の今起こっている感情を把握」しなければなりません。「自分の感情を把握することなんて簡単だ」と思っている人もいるでしょう。しかし、実は、そう簡単なことではありません。自分では、「大して気分が落ち込んでいない」と思っていても、実は心の深い部分では落ち込んでいたということもあるのです。また、「何か嫌な気分がする」と思っていたとしても、それが「悲しみ」という感情なのか、「不安」という感情なのか、はっきりわからないこともあります。そして、その感情が「不安」だとわかっていても、「どの程度まで不安になっているのか」を把握できていない場合もあります。

 

 自分の感情を正確に把握するためには、その感情を「言語化」するといいでしょう。感情というのは、非常に曖昧なもので、つかみどころがありません。しかし、その感情を言語化して言葉で表すと、その感情に「ラベルをつける」ことができます。そうすると、実体のなかった感情が、実態を持って現れるようになります。そうすることで、自分の感情を客観的にとらえやすくなるのです。

 

 具体的な方法としては、不快な感情が沸き上がってきた時に、頭の中で、その感情について実況中継するといいでしょう。「今、不快な感情がやってきた。これは不安だ。そして不安の程度としてはかなり大きい」というような感じで。そうすることで、自分の感情をある程度正確に把握することができます。時間がある時は、それを文字にして紙に書きだしてみるとなお良いでしょう。文字という目で見える形にした方が、より正確に感情を把握できるからです。

 

 「自分の感情を正確に把握する」ことは難しい作業であるため、すぐにできるようにならないかもしれないません。しかし、これは、訓練を行うことで段々と上達していくものです。「自分の感情を言語化する」癖をつけることで、自分の感情を客観的に見て、正確に把握できるようになってきます。そうなると、感情はコントロールしやすくなるのです。