今回は、おすすめのラーメン屋さんを紹介します。
JR御徒町駅近くにある「鴨to葱(かもとねぎ)」というお店です。
最寄り駅は御徒町ですが、上野駅からも歩いて行くことができます。
この店の情報は、ネットで知りました。
「鴨だしを使ったラーメン」ということで、「珍しい」と興味をひかれました。
そして、「おいしそうだな。食べてみたい」とずっと思っていました。
そこで、昨日、上野に行く機会があったので、「ちょうどいい」と思い、食べに行ってきました。そのレポートをします。
行き方は、御徒町駅の改札を出て、アメ横方面に向かいます。
線路沿いの「御徒町駅前通り」を進んですぐのところに店はあります。
看板がありました。いい感じです。
店先にちょうちんもありました。いい雰囲気です。
店先には、ラーメンの説明が書いてありました。
写真だと見づらいと思うので、説明を書き出します。
当店のらーめんは、「鴨・葱・水」のみからできています。
毎朝、京都、青森、埼玉などの各地から厳選した国産合鴨を丸ごと1羽からさばき、その鴨と水のみで数日間、じっくりスープを炊き込んでいます。
化学調味料を一切使用せず、鴨本来の旨みとコク、そしてそれを引き出す葱が織りなすシンプルを追求した奥行きのある味を、お楽しみください。
うーん、これを読んだだけでも、「おいしそう」と、よだれが垂れてきそうですね。期待が高まります。
自分が行った日は、平日でした。結構並ぶという噂を聞いていたので、「あまり並びたくない」と思い、開店時間の11時きっかりに行きました。
しかし、その時点で、もう、17~18人程度は並んでいました。
食券制で、まず店先にある食券を買います。
「親子丼もおいしい」という噂を聞いたので、僕は、「鴨らー麺+小親子丼」にしました。値段は980円です。
鴨らー麺が780円だったので、200円プラスで小親子丼が食べられます。
食券を買うと、店員が外に出てきて、食券を回収しにきてくれます。
その際に、「具材のねぎを、3種類の中から2つ選んでください」と言われました。
具材のねぎは、どうやら、時期によって変わるようです。
僕が行った時は、「丸太白ねぎ」と「ゆず白髪」と「市松ねぎ」の3種類でした。
その中で、「ゆず白髪」と「市松ねぎ」の2つを選びました。
市松ねぎというのが、最初はよく分からなかったですが、どうやら、「四角く切ったねぎ」のことでした。
ねぎを選べるとは、さすがですね。「鴨to葱」という店名を掲げているだけあって、こだわりを感じます。
店内は、カウンター席のみで、10人も入ったら満員になるような感じです。
並んでいた人全員は入れなかったので、外で待ちました。
外には、7〜8人くらい並んでいました。そこから、20分くらい待って入店しました。
入店すると、結構すぐにラーメンと親子丼が来ました。
事前に注文を聞いていたためか、店に入ってからの待ち時間はほとんどなかったです。
まずスープを飲んでみると、非常にすっきりした味わいです。
「化学調味料不使用」ということで、自然な味です。薄味ではありますが、飲むと旨みが広がります。
しょうゆ味ではありますが、素材の味を活かすため、あえてしょうゆはそれほど効かせていないようです。
「しょうゆ味のラーメンと塩味のラーメンの中間」といった感じがしました。
ラーメンのスープというより、「上質な和風だし」という印象です。
麺は細麺でのど越しが良く、細い割に弾力もありました。
具材は、ねぎと、穂先メンマ、鴨チャーシューです。
ねぎと穂先メンマは、あっさりした味わいで、スープの邪魔をしません。
鴨チャーシューも、旨みがあっておいしかったです。
卓上には柚子胡椒があったので、途中から入れてみました。
すると、また違ったおいしさになりました。あっさりしている分、パンチのある柚子胡椒がよく合います。
全体的に、ラーメンというより、「上質な和食」を食べているような感覚になりました。
親子丼は、「鴨肉と卵」の親子丼です。
卵が本当にフワフワで、甘みが際立ちます。
肉も鴨肉なので、普通の親子丼より旨みが強いです。
セットのおまけというクオリティではなく、「これをメインで出してもいいのではないか」と思うくらいでした。
そして、後半、親子丼にラーメンの汁を入れると、より一層おいしかったです。
セットを頼んだ方は、この食べ方をおすすめします。
今回、セットを食べましたが、ラーメン自体の量が少なめなので、大食いの方でなくても、無理なく食べきれると思います。
非常においしくいただけました。ごちそうさまでした。
ただ、良い点ばかりではなく、少し気になる点もありました。
入り口のドアは開け放してあるので、店内に暖房がきかず、冬は寒いです。
また、線路の近くなので、電車の振動が伝わることも気になりました。
しかし、少し気になる点はあったものの、味としては、非常に満足できました。
あっさりが好きな人には、最適なラーメンではないかと思います。
気になった方は、一度行ってみてはいかがでしょうか。