場面緘黙症だった僕の、その後の人生

小学校時代に場面緘黙症を経験。社会に出た後も、仕事になじめずに苦しむ。社会にうまく適応できないという悩みあり。このブログが、同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

言語聴覚士の転職活動について(介護老人保健施設を探す)

 家庭の事情で、仕事を辞めて実家に帰りました。その時点ではまだ仕事がきまっておらず、「次はどんなところがいいかな」と考えていました。色々考えているうちに、「次は、病院ではなく、介護老人保健施設がいいかな」と思うようになりました。

 

 「介護老人保健施設」は、「老健」と略して呼ばれることが多いです。老健は、「病院と家の中間型施設」です。「病院を退院する期限がきてしまったけれど、まだ家に帰ることは難しい」という人が、「ひとまず老健に入って、老健でリハビリをして、そこで機能回復をして家に帰る」ということを目標にしています。

 

 「老健で働きたい」を思ったのには、理由があります。前の職場では、主に病院に勤務していましたが、時々、病院併設の老健に、食事評価をしに行くことがありました。そこで老健に初めて入ったのですが、老健は、病院と比べて、全体的に雰囲気がゆったりしていました。そこで、「病院より、老健の雰囲気の方が、自分に合うかもしれない」と思ったことが主な理由です。

 

 言語聴覚士というのは、言語のリハビリをする仕事ですが、それと同時に「嚥下障害」を持った方のリハビリも行います。「嚥下障害」というのは、簡単に言うと、「食べ物を飲み込むことの障害」です。脳梗塞などの疾患で脳に損傷を受けると、脳からの指令が喉にうまく伝わらなくなり、食べ物をうまく呑み込めなくなります。そのため、言語聴覚士の方で、喉を鍛えるリハビリを行ったりします。それに加え、「食形態の評価」も行います。嚥下障害の方は、「普通食ではたべられないけれど、刻み食ならば食べられる」というように、食形態を工夫すれば安全に食べられることがあります。嚥下障害の人には、「その障害の程度に適した食形態」を選ぶことが非常に重要となります。しかし、老健の職員は、嚥下障害について詳しい訳ではないので、どれがその人に適した食形態なのか、なかなかわかりません。そのため、嚥下障害に詳しい言語聴覚士が、老健に時々行って、食事の形態を選んでいました。

 

 転職活動では、主に求人サイトで求人を探していましたが、言語聴覚士を募集していて、良さそうな老健を一つ見つけました。問い合わせをしてみると、「見学可能」ということだったので、正式に応募する前に、ひとまず施設見学をしてみることにしました。

 

 見学に行くと、リハビリの主任の人が案内をしてくれました。その主任の人は、明るくて人当たりの良い方でした。それを見て、「ああ、こういう人が主任だと、すごくやりやすそうだな」と思いました。また、リハビリ室を見せてもらうと、広くて日当たりのいい、開放的なリハビリ室でした。主任の方に話をうかがうと、「この施設に1人、言語聴覚士がいるが、近いうちに退職することが決まっている。その後継の言語聴覚士を探している」とのことでした。

 

 見学の印象がすごく良かったため、見学してからあまり日が経たないうちに、すぐに求人に応募しました。そして、施設の事務長と面接をして、後日、無事内定が出ました。

 

 内定が出てから、入職日まで、1ヵ月弱くらい間がありました。そのため、その空いている期間は、好きなことをして過ごしました。その入職までの自由な期間というのは、すごく楽しかった記憶があります。


在宅・施設リハビリテーションにおける言語聴覚士のための地域言語聴覚療法