場面緘黙症だった僕の、その後の人生

小学校時代に場面緘黙症を経験。社会に出た後も、仕事になじめずに苦しむ。社会にうまく適応できないという悩みあり。このブログが、同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

言語聴覚士の専門学校時代(2年目)(国家試験、就活など)

 実習が終わると、次は言語聴覚士の国家試験の準備です。実習をクリアしても、言語聴覚士の国家試験に受からないと、言語聴覚士の仕事にはつけません。そして、試験に落ちてしまうと、次に試験を受けられるのは1年後です。それを思うと、「何としても受からねば!」と、「背水の陣」といった感じで勉強をしていました。

 

 国家試験は、記述式ではなく、選択式です。ですが、ひっかけ問題が多く、なかなかやっかいです。また、出題範囲も「医学、言語学、心理学、音響学」など、非常に広い分野から出題されます。そのため、各分野をバランスよく勉強していく必要があります。

 

 国家試験については、過去問があったため、過去問を中心に勉強していました。過去問を沢山解いていると、なんとなく出題のパターンがつかめてきます。今思い返しても、過去問を中心に解くという勉強方法は、正解だったのかなと思います。

 

 勉強は、1人でもやっていましたが、ずっと1人でやっていると煮詰まってくるので、そんな時は、仲のいい男性のクラスメイト数人で集まって、勉強をしました。そこで、クイズのように過去問を出題し合っていました。そのように、口に出して覚えるようにすると、より深く記憶に定着するような感じがありました。そして、何人かで集まると、自分の知らなかったところを他の人が教えてくれたり、他の人が知らなかったところを自分が教えたりできて、足りない部分を補い合える点も良かったかなと思います。

 

 そういう感じで頑張って勉強して、試験当日を迎えます。試験当日は緊張もしましたが、なんとか力を出し切ることができました。

 

 そして、合格発表の日を迎え、無事に合格しました。その時は、嬉しいというよりほっとしました。

 

 そして、受験勉強と並行して、就職活動も行っていました。最初に言語聴覚士を目指した時は、「小児を対象とした職場に入って、場面緘黙症の子のリハビリができたら」と考えていました。しかし、小児を対象とした職場は非常に数が少なく、あっても非常勤といった感じでした。最初は小児をやりたいと考えていましたが、勉強したり、実習に行ったりするうちに、「成人も面白いかもな」という気持ちになってきました。そして、生活の安定も欲しかったため、小児ではなく、成人を対象とした病院を目指して、就職活動を行っていました。しかし、一言で病院といっても、様々な病院があるので、どこに絞るか迷いましたが、「回復期のある病院」に絞っていました。

 

 「回復期」とは、脳梗塞などの疾患が発症した際などに、一定期間が経過し、症状が少し安定してきた頃に入る病棟です。「回復期」の名の通り、この時期は目覚ましい回復が見られます。学校の教員から、「最初に入るなら、回復期がいい。回復していく過程が見られるから」と言われ、「確かにその通りかもな」と思ったため、回復期のある病院に絞り、就職活動をしました。

 

 そこで、いくつか病院の就職試験を受け、落ちたりしながらも、何とか一つ内定が出ました。そこは、関東地方にある総合病院で、そこに就職することに決めました。

 

 これで、晴れて4月からは、言語聴覚士として働くことができるようになりました。


言語聴覚士国家試験過去問題3年間の解答と解説〈2019年版〉

言語聴覚士国家試験 受験対策実戦講座 2019~20年版