場面緘黙症だった僕の、その後の人生

小学校時代に場面緘黙症を経験。社会に出た後も、仕事になじめずに苦しむ。社会にうまく適応できないという悩みあり。このブログが、同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

派遣社員時代(専門学校入学前)

 言語聴覚士の専門学校を目指すことを決めてから、専門学校の入学試験まで結構期間があったため、とりあえず働いてお金を貯めることにしました。

 

  決められた期間で効率的にお金を貯めるには、アルバイトより派遣の仕事の方が時給が高く、魅力的だと感じました。そのため、派遣会社に登録し、しばらく派遣社員として働いていました。派遣社員として、データ入力の仕事をしていました。

 

 データ入力の仕事は、割と楽でした。ずっとパソコンに向かって作業をしているので、目の疲れはありましたが、1人で黙々と作業ができて、疲れたら休憩も自分がしたいと思うタイミングで取ることができました。そういう意味では、気楽に仕事ができました。また、1人で黙々と作業することは、自分の性格的にも合っていたと思います。

 

 ただ、それと同時に、派遣社員であることの虚しさも感じていました。

 

 派遣社員というのは、企業にとって、「一時的に使うだけの、使い勝手の良い労働力」にすぎません。企業は、その人が辞めてしまっても、「またすぐ次を補充すればいいや」という考え方です。そのため、派遣社員は、会社内で良い人間関係はまず築くことができません。そのため、派遣社員で働いている時は、自分がまるで透明人間になったような感覚がありました。働いてみて、「自分は、この会社にとって、どうでもいい存在なのだな」ということを実感しました。

 

 ただ、派遣社員は、契約期間を満了して、本人が「ここで辞めたい」と言えば、すんなりと辞めることができます。正社員であれば、ブラック企業に就職してしまうと、「辞めたくても辞められない」というケースが多くあります。そこで体を壊したり、うつ病になってしまう人もいます。その点、派遣だと、「辞めたいのに辞められない」というケースはほとんどありません。

 

 「辞めたいときにスパッと辞められる」というのは、ある意味派遣のメリットなので、「この期間だけ割り切って働きたい」と考えている人にとっては、派遣という働き方を選択するのも、いいのかもしれません。