場面緘黙症だった僕の、その後の人生

小学校時代に場面緘黙症を経験。社会に出た後も、仕事になじめずに苦しむ。社会にうまく適応できないという悩みあり。このブログが、同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

「場面緘黙症」という症状を初めて知る

 大学時代、何気なくネットを見ていたら、「場面緘黙症」という言葉を初めて知って、衝撃が走りました。詳しく調べてみると、「これはまさに、小学校時代の自分だ」と思いました。そして、「子供の頃に、場面緘黙症の状態を経験すると、大人になっても社会適応しづらい場合が多い」というような解説がありました。それを見て、「アルバイトが続きづらかったりするのも、その影響かもしれない」と思うようになりました。

 

 自分が小学校に通っていた当時は、「スクールカウンセラー」という仕事は、あまり一般的ではありませんでした。そのため、自分は場面緘黙症ではありましたが、スクールカウンセラーのカウンセリングを受けたことはありません。

 

 おそらく、当時の小学校の担任の先生も、「この子は、ひどく口数の少ない子だな」とは思っていたはずです。しかし、場面緘黙症の子は、授業中は静かに座っていて、問題行動を起こすこともないので、「ちょっと変わっている子だけど、まあいいか」と放置されていたのではないかと思います。

 

 「場面緘黙症」という言葉を初めて知った時、周囲の大人が、「この子は場面緘黙症だ」と気づいて、早い段階で援助の手を差し伸べてくれていたら、もう少し社会に適応しやすくなっていたのではないかと強く思いました。

 

 そういったきっかけで、「臨床心理士」という仕事に強く興味を持つようになりました。「臨床心理士になって、過去の自分のような、心理的に悩んでいる子を支援したい」と思いました。そして、どうしたら臨床心理士になれるのかを調べました。すると、「日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院を卒業して、臨床心理士の資格試験に合格すればなれる」とありました。自分は、心理系の学部には通っていませんでしたが、「心理系の学部以外でも、入学試験は受けられる」とありました。そのため、臨床心理士の指定大学院への入学を目指して勉強することにしました。

 

 そして、大学4年生の頃、臨床心理士の指定大学院を受けてみましたが、心理系の学部ではなかったため、知識も足りず、合格することはできませんでした。ただ、まだ諦めきれない気持ちがあったので、大学卒業後も、臨床心理士の大学院への入学を目指して、もう1年間勉強することにしました。


学校における場面緘黙への対応:合理的配慮から支援計画作成まで


先輩に聞いてみよう! 臨床心理士の仕事図鑑 (先輩に聞いてみよう!仕事図鑑シリーズ)