場面緘黙症だった僕の、その後の人生

小学校時代に場面緘黙症を経験。社会に出た後も、仕事になじめずに苦しむ。社会にうまく適応できないという悩みあり。このブログが、同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

小学校内の逃げ場(居場所)としての図書室について

 場面緘黙症の子供にとって、学校の中で一番しんどい時間は「休み時間」です。授業中というのは、基本的に、喋らずにじっと座っていることが求められます。そして、喋る場合も、たまに先生にあてられた時に、短い言葉を喋って答えれば、なんとか切り抜けられます。

 

 しかし、休み時間となると、そうはいきません。休み時間には「友達とおしゃべりしたり、友達と遊ぶこと」が求められます。しかし、場面緘黙症の子供にとって、学校内に、気軽におしゃべりしたり、遊んだりできる友達はいません。そうなると、教室内にいても浮いてしまい、居場所がありません。

 

 そこで、自分が「逃げ場」として選んだのが「図書室」です。図書室は、当たり前ですが、「本を読む場所」です。本を読むときは、静かにしていなければいけません。この、「喋らなくていい空間」が、場面緘黙症の子供にとっては、非常に居心地がいいのです。

 

 そのため、小学校の休み時間のほとんどは、図書館で本を読んで過ごしていました。そのため、本を読むことが好きになりました。また、本を読むことで、国語の成績も上がりました。

 

 小学生にとって、休み時間に、「図書館にしか居場所がない」というのは、確かにしんどい面もありました。ただ、こういったメリットもあったので、現在では、休み時間にずっと図書館にこもっていた経験は、悪い面だけではなく、良い面もあったのではないかと思うようにしています。